2024.02.07
#角打ち日本ワイン #ツイヂラボ #岩崎醸造 #カーブドッチブルーイング #ドメーヌミカヅキ #木谷ワイン #GRAPE REPUBLIC
平成生まれの6人の醸造家が集結。角打ちレポート!
wa-syuが開催しているイベント"角打ち日本ワイン"に、新しい時代の到来を感じさせる、6人の若手醸造家が大集合。このスペシャル企画をレポート!
wa-syuの"角打ち日本ワイン"拡大版!平成生まれの男子6人が集まった、レアなイベント開催!
日本ワインの楽しさを提案するオンラインショップ『wa-syu』が、もっと気軽に日本ワインを味わってもらう機会を作りたいと、不定期で開催しているイベント"角打ち日本ワイン"。毎回、醸造家やワインエキスパートがナビゲートし、限定ワインなどの珍しい銘柄や、なかなかグラスでは味わうことのできない銘柄などを、一杯から気軽に飲めるようにしています。また、ソムリエ資格をもつシェフによるペアリングメニューも提案。日本ワインの世界が広がると、回を重ねるごとにリピーターやファンも増えているイベントです。
このイベント"角打ち日本ワイン"、1月19日にはスペシャルゲストを招いて開催されました。この日は、平成生まれの男子ワインメーカー6名が集合!日本ワイン界の今後を担う彼らが一同に会し、来場者に17銘柄のワインをサーブしました。中には『wa-syu』限定のコラボワインやリリース前のもの、販売予定のない超限定のレアワインも。また、ゲストの6人が『wa-syu』ディレクター・菊地の質問に答えたり、来場者と直接会話。6人それぞれの個性が直に感じ取れる、有意義なイベントとなりました。
17銘柄の日本ワインと、5種類のおつまみが楽しめ、醸造家とも直接話せる、おトクなイベント!
会場は恵比寿のビストロ『SAN TROPEZ』。ソムリエの資格を持つシェフが、ワインとのペアリングメニューを考案しています。今回のイベント"角打ち日本ワイン"では、レーズンバターのカナッペ、生ハム、チーズ、サラミとナッツを提案。17銘柄のワインとのペアリングを、探りながら試すことができました。
スペシャルゲストはこちらの6人!
Guest① 岩崎醸造(山梨) / 白石壮真さん
『岩崎醸造』は、創業80年以上の老舗。ワイン県・山梨の勝沼地区の中でも、特に歴史のあるブドウ産地に位置しており、地元では"ホンジョー"の名で親しまれています。若くして代表取締役社長に就任した白石さんは、平成元年生まれ。『wa-syu』とのコラボワイン第一弾『IWAI KAMOSHI-SPARKLING』シリーズも手がけています。イベントでは、幻といわれるアジロン、出身大学の部活動を応援する活動に使用した非売品のシャインマスカットのスパークリングワインを特別に持ってきてくれました。
「山梨県はワインを置いているお店がいっぱいあるのが自慢。他県に行ってワイナリー巡りをしても、いざ食事をしようとお店に入ってもワインを置いていないんですよね。勝沼では、地元のワインはもちろん、他県のワインもたくさん取り扱っているところがあるんです。そういうワイン文化が浸透しているところは自慢です(白石さん)」。
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Guest② カーブドッチブルーイング(新潟) / 草野竜征さん
新潟・角田浜の超人気ワイナリー『カーブドッチ・ワイナリー』が立ち上げた、クラフトビール部門『カーブドッチブルーイング』。醸造責任者に就任した草野さんは、ビールだけでなく、ワイン部門の人気シリーズ『ファンピー』のブレンドなども手がけています。今回のイベントでは、平成7年生まれの草野さんが、ゲストの中で最年少。ワイン醸造の過程で出るアルバリーニョの絞りかすを再利用した新感覚の発泡酒『Croix 2022 Albariño』をはじめ、
自ら醸造したワインをサーブしてくれました。
「ビール造りはいろいろな要素を人間がセッティングできて、予想通りの味に造りやすいのですが、ワインは毎年ブドウも違うし、結果も違うので、毎年狙って味を造るのが難しくて、ものすごく美味しいものが出来たりする。その解らない部分が、ワイン造りの面白いところです(草野さん)」。
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Guest③ 木谷ワイン(奈良) / 木谷一登さん
2022年、奈良県で初めてのワイナリーとして誕生した『木谷ワイン』。平成元年生まれの木谷さんは京都大学卒業、銀行に就職したのちワイン醸造に出会い、地元である奈良県香芝市でワイナリーを設立した、異色の経歴の持ち主です。奈良県内での自社畑の栽培、醸造をほぼ一人で手がけており、ファーストヴィンテージから、その美味しさが話題となっています。イベントでは「ロゼ 2022」「メルロー2022+」「Petit Karindo Blanc 2022」を紹介。「開けて、飲んで、美味しい、という直感的な部分が、ワインの良いところだと思います。奈良はブドウ栽培は難しい気候ではあるのですが、穏やかな人が多くて、気分良く過ごせると思います。"ありがとうございます〜〜"と、語尾が伸びる人がいたら、だいたい奈良の人(笑)。星付きのレストランも多く、リーズナブルに楽しめるので、ぜひ奈良にいらしてください!(木谷さん)」。
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Guest④ GRAPE REPUBLIC(山形) / 矢野陽之さん
山形県南陽市で、極力自然な栽培・醸造を心掛けてワインを造っている『GRAPE REPUBLIC』。丁寧な栽培、アンフォラを使った醸造、スタイリッシュなラベル、日本ならではのデラウェアを中心としたなど、日本ワイン界でも注目の存在です。2019年から醸造責任者を務める矢野さんも、平成元年生まれ。イタリアンレストランで勤務しソムリエ資格を取得後、海外でブドウ栽培やワイン醸造を学びました。イベント当日に紹介してくれたのは、「Cuvee Shinden 2021」「Bianco 2022」「ROSSO 2021」の3銘柄。デラウェアを主体としたものや、全房発酵によるものなど、個性あふれる造りが楽しめました。「古い食文化が残っているのが山形県のよいところです。食の平準化がされていなくて、美味しいものはめちゃくちゃ美味しい。食材そのものが美味しいですし、地元のラーメンやそばも美味しい。郷土料理で言うと、「芋煮」はウチのワインとよく合いますね(矢野さん)」。
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Guest⑤ ツイヂラボ(長野) / 須賀貴大さん
2020年から『ツイヂラボ』の醸造責任者を務める須賀さんも、平成元年生まれ。長野県東御市で、オーナーである築地克己さんとワイン造りをするほか、季節の逆転するオーストラリアで自らのワインも造っているという、2拠点での生活を送っている新生代の醸造家です。ヨーロッパでカメラマンとして活動している中でワインと出会い、その後ドイツやニュージーランド、日本でのワイン造りを経験。『ツイヂラボ』でのワイン造りは、ナチュラルかつクリーンで、ワイナリーの看板犬である"もも"と"くるみ"という2匹の柴犬がラベルに。『wa-syu』限定のワイン「carraria Chardonnay petillant 2022」「KUBOTA Chardonnay 2021」のほか、発売したばかりの「醸しシードル」を紹介してくれました。「このワインって、こんなファッションで、3姉妹の長女で、こんなことを話していて…とか、そういうシーンや映像が見えてくるような、ストーリーが出てくるような。そんなワインを造りたいと思っています(須賀さん)」。
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Guest⑥ ドメーヌミカヅキ(岩手) / 及川恭平さん
平成5年生まれの及川さんは、高校時代に地元岩手県・陸前高田市で東日本大震災を経験したことをきっかけに、地元に貢献できる産業を興すことを決意。復興のためのワイナリーの設立を目指して勉強を始め、大手ワイン商社で経験を積みました。その後ワイン造りを学ぶために、陸前高田市と共通点のあるフランス・アルザス地方を選んで渡仏。2021年に、海のテロワールを活かしたワイナリー『ドメーヌミカヅキ』を設立し、アルバリーニョに特化したブドウ栽培をスタートさせました。現在はほぼ一人で栽培を手がけながら、地元の10種類のリンゴを使ったシードルを委託醸造で造っています。イベントでは「Cuvée M 2022」と、限定ラベルの「Cuvée M 【青海波】」の2本のシードルを披露。「陸前高田市はリンゴの産地としても歴史があります。100年以上の木がゴロゴロあったり。それらの果樹の畑が残っているのは宝だと思うので、活かして行きたいですね。また、岩手県は雪国のイメージがあるかもしれませんが、陸前高田市には雪はほとんど降らないので、ブドウの樹の栽培でも凍害などは心配ないんですよ(及川さん)」。
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ポップなアートワークも、今回のイベントの見どころ。平成世代のイラストレーターが参加!
会場にも飾られていた、6人のポップなポートレートを描いてくれたのは、彼らと同じく平成世代のイラストレーター、ちぃ.さん。当日もイベントに登壇、6人の醸造家に、同世代ならではの質問を投げかけて会場を盛り上げてくれました。当日はこのイラストをキュートなシールにアレンジして、来場者に配布。入場パスともなるこのシールを身につけることで、ワインとおつまみを堪能できるシステムでした。
平成生まれ男子が造るワインの傾向とは? 飲み手代表、『ウィルトスワイン』の中尾 有さん、『wa-syu』ディレクターの菊地が解析!
この日は、『wa-syu』立ち上げのときからアドバイザーとして参画している『ウィルトスワイン』の中尾 有さんも来場。日本でも有数の飲み手であり、日本ワインのエバンジェリストである中尾さんも、平成生まれの醸造家についてコメントをしてくれました。
「平成世代のワインの特長としては、基本的に非常にレベルが高いと思います。みんな情報量が多いし、自由に造っている印象です。これまではワインの業界も、料理やインポーターの世界も、上下関係が強かったと思うんです。でも、平成世代は何かに縛られるとかいうことも少ない。やりたいことを今年やる、というワイン造りができている。だから注目して、逃さずに飲んでいきたいと思います(中尾さん)」。
また、『wa-syu』バイヤー・ディレクターの菊地も、平成生まれの醸造家についてコメント。
「"いきなり美味しい!"っていうのが、平成男子が造るワインの特長だと思います。醸造責任者になったばかりだとか、ワイナリーを立ち上げたばかり、という人も多いんですが、それでも"いきなり"美味しいんです。しがらみなどもなく、自由な感じのワインが、飲んでいても気持ちが良いんですよね!(菊地)」
『wa-syu』のリアルイベント「角打ち日本ワイン」。さまざまな人・場所・ワインを繋げる場として、どんどん進化してゆきます!
月に1〜2回開催される、『wa-syu』のイベント「角打ち日本ワイン」。次回は3月14日に開催予定! 『ドメーヌヒデ』の渋谷英雄さんを迎えて、広尾『EAT PLAY WORKS』にて開催。ラベルのワートワークを手がけているアーティスト、若佐慎一さんも参加予定です。『wa-syu』と『ドメーヌヒデ』との新しいコラボレーションワインのお披露目も兼ねたこのイベント、ぜひご参加ください。
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