wa-syuが繋いだコラボワイン誕生!「木谷ワイン」×「岩崎醸造」限定2銘柄をリリース!
平成生まれで同い年の「木谷ワイン」木谷氏と、「岩崎醸造」白石氏が意気投合!同じ畑の甲州を一緒に収穫し、それぞれが醸造した2銘柄をwa-syuから限定販売!その誕生秘話やCUTEなラベルデザインについて、造り手たちにインタビューしました
「木谷ワイン」×「岩崎醸造」夢のコラボレーションを「wa-syu」が実現!平成生まれの醸造家2人が出会った時の印象やコラボレーションするきっかけは?
wa-syu:今回お二人のコラボレーションワインが生まれたきっかけや経緯をお伺いできますか?
「岩崎醸造」白石氏(以下白石氏):木谷さんとは1989年、平成元年生まれの同い年。共通の友人が繋げてくれて付き合いが始まりました。我々はお互いに物腰の柔らかさと、独特の受け皿の広さというか、ノリの軽さがあり、仕事も同じヴィニュロンですから、じゃあちょっとコラボしてみる?という風になりました。
我々も造り手であると同時に会社を経営しているので、販売をしなければという考えもありましたが、元々 wa-syuさんとお付き合いがあった私がwa-syuさんに相談させていただきコラボが実現しました。
wa-syuさんの後押しがないと実現しなかったので、wa-syuさんは仲人みたいなものですかね笑。
wa-syu:このコラボレーション企画の話題が持ち上がった前後のタイミングで、お二人の元を訪れていて、ぜひwa-syuでやりましょう!となりましたよね。
ちなみに木谷さんは白石さんの印象や岩崎醸造さんのワインを飲んだイメージはどうでしたか?
「木谷ワイン」木谷氏(以下木谷氏):白石さんは頭も良くコミュニケーション能力もありエネルギッシュで物腰も柔らかくフレンドリーな方だと感じました。白石さんのようなエネルギーと外交的なところが特に私にないところなので凄い方が同い年で刺激を貰えて嬉しいです。今回のコラボのブドウを収穫しに行かせていただいた時も夜なべして料理を作ってくださったりとか。収穫って朝からやってすごい暑い中で結構タフな仕事なんですけど、他にもボランティアで収穫に来てくださった方にも料理を振る舞っていて。僕は料理もあまりしないですし、そういう準備をしたりすごいなと。人柄としてもこうなりたいなっていう憧れる部分もあります。
岩崎醸造さんのワインに関しては伝統を重んじ、高いクオリティを保ちつつも白石さんの色を感じるワインという風に感じています。
ワインの味わいや造り手の想いを擬人化したラベルデザイン。
手がけたのはイラストレーター「ちぃ.」氏。この作品に込めた想いとは?
wa-syu:今回のラベルイラストの依頼を受けた経緯とその時の気持ちをお伺いできますか?
イラストレーター「ちぃ.」(以下ちぃ.氏):まず、率直にとても嬉しかったです。
元々、木谷さんと白石さんが参加されたwa-syu角打ち日本ワインイベント「平成男子ワインメーカー」のフライヤーを作成した時がwa-syuさんから初めてイラストの依頼をいただいたのですが、その時お二人ともお話ししました。それっきりだと寂しいなと思っていたので、イラストのご依頼をいただき、お二人について、ワイン造りについて、より深く知ることができたのは、とても嬉しかったです。また、得意とする「イメージの擬人化」がテーマだったので、早く描きたい、お二人の話をたくさん聞きたい!ってワクワクの気持ちでした。
wa-syu:そう言ってもらえて嬉しいです!ちぃ.さんから、いつかワインのラベルを描きたい!という夢を以前伺っていたので、今回のラベルデザインは木谷さん、白石さんとも面識あり、尚且つイメージを擬人化、具現化できるイラストレーターなので、ちぃ.さんが適任だと思いお願いしました。実際それぞれのワインを飲んでみた感想と、どう感じてこのようなイラストになったのでしょう?
ちぃ.氏:お二人とも、同じ葡萄を使っているのにこんなにも味が変わるのか、ということにまずびっくりしました。見た目も色も香りも全然違って面白い!
白石さんワインは、すっきりしていて飲みやすい。ただ、ドライすぎずフルーティーな甘さがほんのりあり、癖がなく誰でも飲めるなと思いました。普段はブドウ品種や畑の場所によって製造方法をある程度決めるているらしいのですが、今回はそこまで固く決めずに発酵状況に応じて作られたとのこと。また、デラウェアが90歳のご年配農家さんが栽培されており、その畑には猫が何匹も現れるなどのどかなイメージもしました。なので、落ち着きや知的さがありつつも、どこか優しさの感じられるイラストを作成しようと決めました。
木谷さんワインは、飲み応えのあるワインだと感じました。木谷さんは黙々と自分の中の疑問や問いを試しながら実験的に作る研究者タイプの醸造家さんだと思っており、デラウェアの皮を使ったオレンジワインをブレンドするという面白い試みもしているのがとてもいいなと思いました。その製造方法の面白さ、タンニンの渋みと葡萄の甘さの合わさる感じ、微発泡感、などから、どこかポップでfunkyな音楽が連想され、イラストに落とし込んだ感じです。
木谷さん、白石さんが一緒に収穫した山梨の甲州を使って、それぞれの想いで手がけたワイン。いざ出来上がった2本は、見た目も味わいも全然違うものになっていて、全員驚愕。そこからちぃ.さんがそれぞれのワインを飲んでみたり、お二人にワイン造りに関してや性格、好きなものなど…根掘り葉掘り質問して、何度もデザインを練り直して。そうして完成した2本がwa-syuに届いたときの喜びと感動が忘れられません。
そんなワインを造り手たちはどのように仕上げたのか、ラベルデザインを見てどうだったか?詳しくお伺いしました。
【岩崎醸造×wa-syu】白石木谷 甲州デラ 2023/3,960yen(税込)
【木谷ワイン×wa-syu】木谷白石 甲州デラ 2023/3,960yen(税込)
POPでCUTE!思わず体が踊り出すような、楽しい気持ちにさせてくれる。
木谷氏が造る「甲州×デラウェア」
wa-syu:木谷さんのワインの特徴やラベルデザインの感想をお聞かせください。
木谷氏:実の部分が甲州、皮の部分がデラウェアのようなセパージュのオレンジワインです。白石さんの栽培した甲州をあっさりと搾汁した白ワインと、木谷ワイン自社畑のあっさり搾汁デラウェアの皮部分のみで仕込んだオレンジワインをブレンドしています。甲州のミネラリティ、酸の要素で白ワインのような味わいが主体。ただし甲州の果皮ではない渋すぎないデラウェア由来の果皮のタンニンで締まります。他にはない製法による味わいで非常に食事に合うワインです。
ラベルデザインについては白石ラベルとの対比が面白いですね。僕の方がめちゃくちゃポップなデザインで(笑)ワイン自体の製法も変わってますが、僕の変わった内面を「ちぃ.」さんに見透かされたような気もしています。
【木谷ワイン×wa-syu】木谷白石 甲州デラ 2023/3,960yen(税込)
淑やかで芯の強さを感じるとともに、そっと優しく寄り添ってくれているよう。
白石氏が造る「甲州×デラウェア」
wa-syu:白石さんも同じく、このワインについてお伺いできますか?
白石氏:このワインはデラウェアを自然発酵させ、後日収穫したデラウェア、さらにその後に収穫した甲州をスケールアップ的に増やしていき、終盤で別の酵母を加えて造りました。自然発酵を取り入れたのは、木谷エッセンスを少し加えようと思ったからです(笑)。甲州の爽やかで控えめな香りの中に、デラウェアの愛嬌の良さも感じられる味わいになっています。面白いのは2品種がお互いに主張し合うというよりは、寄り添っていて、一体感がある所でしょうか。清楚さの中にちょっと遊びごごろというかセクシーさが感じられるのが、ラベルに現れているかもしれません。低温で丁寧に熟成させれば、良い熟成をすると思いますので、ぜひ2本か3本ご購入いただいて、5年か10年後にも試していただきたいです。
裏話をさせていただくと、「ちぃ.」さんは我が道を行くタイプと思いきや、真面目な面がある印象です。私は普段からコラボレーションの時は、基本的に相手の感じたままにしていただくスタイルなのですが、「ちぃ.」さんは取材というか律儀に色々 聞いてくださったので、たじろいでしまいました。
【岩崎醸造×wa-syu】白石木谷 甲州デラ 2023/3,960yen(税込)
タイプは違うが、人として、造り手としてもリスペクトし合える2人。お互いのワインを飲んでみて感じたことは?
wa-syu:お互いの造ったワインを飲んだ感想はいかがでしたか?
木谷氏:飲み疲れせず1本飲めてしまうワイン。めっちゃ美味しいです。甲州のミネラリティ、酸などの骨格がありつつもデラウェアのトロピカルなニュアンスが調和しています。余韻も心地よくとても良く出来ていて隙がありませんので悔しいですが僕が突っ込めるところはありません(笑)。今回私は初めての甲州の醸造ですが、白石さんは甲州の醸造はやはりお手の物といった感じですね。流石白石さん!
白石氏:私どもの造るワインは、どちらかというと枠の内側から積極的に枠を壊していくタイプなのですが、理論を非常に重要視する人間です。木谷さんのワインは、私の思うところはですが、枠を最初からとっぱらったような造りが特徴なのかなと思います。
【岩崎醸造×wa-syu】白石木谷 甲州デラ 2023/3,960yen(税込)
【木谷ワイン×wa-syu】木谷白石 甲州デラ 2023/3,960yen(税込)
上の写真は先日行われた、伊勢丹新宿店「世界を旅するワイン展2024」にて、ちぃ.さんと白石さんがwa-syuブースに駆けつけてくれた時のもの。木谷さんはスケジュールが合わず参加が叶いませんでしたが、しっかりお二人が木谷さんのワインもオススメしてくださっていました。
今回のコラボレーション企画は本当に素敵なチームだったから実現し、おかげさまで素晴らしいワインがwa-syuからリリース出来たことを大変嬉しく思います。
是非このワインを飲み比べて、造り手の想いを感じて、思いを馳せたり、大切な人たちと意見を交わしたり楽しんでほしいです。
【岩崎醸造×wa-syu】白石木谷 甲州デラ 2023/3,960yen(税込)
【木谷ワイン×wa-syu】木谷白石 甲州デラ 2023/3,960yen(税込)
木谷ワイン 木谷 一登
【木谷ワインはどんなワイナリーですか?】
2022年にできた奈良県唯一のワイナリーです。自然酵母を用いた優しい味わいのワインを生産しています。飲み心地の良さと飲みごたえを両立したワインを造ることを目指しています。1.5haある自社管理畑はビオロジック、またはビニール被覆の無農薬栽培を行っております。
【このワインを飲む人へ一言お願いします!】
是非食事と合わせてください!結構守備範囲広くなんでも合います!おススメは焼肉です!白ワインのすっきりした味わいに皮由来のタンニンが口中の脂を切って次から次にお肉が食べたくなりますよ。
岩崎醸造 白石 壮真
【岩崎醸造はどんなワイナリーですか?】
岩崎醸造は甲州の発祥地、勝沼町・岩崎に1941年に創業したワイナリーです。岩崎を含む祝地区の地元農家が130軒集まった共同醸造組合が原点で、何世代も農家と付き合いがあり、農家とともにこの土地の風土を感じワインを造っています。そういう意味では、ブルゴーニュのpere et fitsのような考えで、代々 この地の個性を紡いでいるワイナリーです。ブドウ栽培、ワイン醸造においては、自然と人、人と人とを繋ぐ虹のようなワイン造りを心がけています。これは「ヴィニュロンがこの地の自然を感じ、その個人の考えで持って表現すること」、「その表現によって生産者とその背景にある風土が飲み手に伝わること」が重要だと考えているからです。なぜなら、まさに我々のワイナリーが農家とともに何世代も歩めたのは、このような目には見えなくとも、確かにそこにある虹のような繋がりがあってこそだと考えているからです。
【このワインを飲む人へ一言お願いします!】
友達や家族と、飲みながら、木谷、ちぃ. 、白石がそれぞれどんなことを考えて作ったんだろう、勝沼ってどんな所なんだろう、エチケットの2人はどんなことを話しているのだろうと妄想しながら飲んでいただきたいです(笑)。
イラストレーター ちぃ.
【ちぃ.プロフィール】
フリーランスのイラストレーター。人が好き。人が作るものや文化、その人らしさに興味があり、人をテーマにした創作活動をしています。
イラスト、動画、文章、など、イラスト以外の表現にも注力中。
元は大手人材会社に勤務後、フリーランスとしてクリエイティブ活動と企業からいただく受託業務と時々飲食店で働くパラレルワーカー。
人、音楽、お酒、お香、お笑い、ヨガが好き。
【このワインを飲む人へ一言お願いします!】
同じ葡萄を使っているのに、イラストのイメージが違うように、ワインの味も大きく異なります。何が違うのか?ということを比べながらぜひ飲んでいただけたら嬉しいなと思います。一方で、そんなに難しく考えずに、気に入ったイラストのワインをとりあえず飲んでみる、という風に手に取ってもらえることもとても嬉しいです。
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