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「KAZU WINE」初となる日本ワインを「wa-syu」が独占販売!ラベルは、ストリートアーティストbuggy氏の作品

世界中で神出鬼没に現れる「ナチュラルワインゲリラ」藤巻氏が5年ぶりに、「KAZU WINE」としては初めて手がけた日本ワイン3銘柄!その誕生秘話をインタビューしました。

“ワイン界のバンクシー”「KAZU WINE」が初めて手がけた日本ワイン3銘柄の独占販売をスタート!

「KAZU WINE」は、自社の畑やワイナリーを所有しないワインブランド。醸造家 藤巻一臣(ふじまきかずおみ)氏が、世界中で神出鬼没に現れる「ナチュラルワインゲリラ」と自らを定め、自身の友人たちのワイナリーでワインメイキングをおこなっています。そんな藤巻氏が5年ぶりに、「KAZU WINE」としては初めて手がけた日本ワインを「wa-syu」が独占販売!ラベルデザインは“鼻血シリーズ”で注目され、大阪を拠点に国内外で活躍するアーティスト、buggy氏の作品を採用し、圧倒的な存在感、前代未聞の日本ワイン3銘柄が誕生しました。このワインをリリースするにあたり、改めて「KAZU WINE」とは?どんなワインなのか?など詳しく藤巻氏にインタビューしました。

写真左から:

SWEET REVENGE 2022:5,830yen(税込)/白ワイン/シャルドネ100%(山形県産)
BRING IT ON 2022:5,500yen(税込)/赤ワイン/メルロー(兵庫県産)、メルロー(長野県産)
TIME WILL TELL 2022:5,500yen(税込)/赤ワイン/メルロー(兵庫県産)、メルロー(長野県産)

醸造家・藤巻一臣氏にインタビュー!世界中でワインメイクする「KAZU WINE」とは?

wa-syu:「KAZU WINE」について、コンセプトなど改めてお伺いできますでしょうか?

藤巻氏:昨年(2023年)5月にファースト・ヴィンテージがリリースされて以降、おかげさまで大変好評を頂いています。生産地もニュージーランド、スペイン、日本の3ヶ国となり、今回「wa-syu」からリリースされる3銘柄を加えると、ボトルワインが20種、バッグ・イン・ボックス(箱ワイン)が3種の、計23銘柄となります。
これだけの種類のワインをリリースするには、海外のぶどう農家さんや発酵管理、瓶詰めをお願いしているワインメイカーたちとの信頼関係が欠かせません。彼らの協力があってはじめて、それぞれの土地の違いが反映されたユニークなワインを産み出すことが可能になったことを感謝しています。
自分の名を冠しているので、「KAZU WINE」=私の単独ブランドと思われがちですが、マーベルやDCのスーパーヒーローの世界観みたいに、「KAZU WINE」は同じ志を持つナチュラルワインゲリラの共同体として考えています。今後はゲストを招いてコラボワインを造ったりして、このユニバースを拡大していけたら最高ですね。

行き場を失った6トンものぶどう。農家さんが大切に育てたぶどうを守るため、自身でワインを手掛けることを決意。

wa-syu:醸造家・藤巻氏の5年ぶりの日本ワインリリースとなった経緯やストーリーを教えていただきたいです

藤巻氏:そもそもの発端は、2022年の7月頃、知り合いのぶどうの仲買人からのSOSでした。納品先が決まっていたぶどうの発注がキャンセルされ、困っていると。しかも6トン分もあるとのことでした。これを代わりに買ってくれる人はいないか?という相談を受けて、あちこちのワイナリーに連絡を取ったのですが、どこも余裕がないと言われました。それもそのはず、日本ワインの収穫と仕込みは早いところだと毎年8月に始まります。その直前に6トンものぶどうを買ってくれと言われても、ほかのワインの醸造スケジュールとバッティングするのは避けられません。
しかしこのままでは、農家さんが1年かけて育てた大切なぶどうが廃棄処分になってしまいます。私もゼロイチでぶどうを栽培していましたので、それがどんなに耐えがたいかは容易に想像できます。悩んだ挙げ句、自社でぶどうを買い取って久しぶりに日本ワインを手掛けることに決めました。

藤巻氏:とはいっても、弊社はワイナリーを所有していないので、ワインを造るには委託醸造先が必要です。そこで宮城県の「ファットリア・アル・フィオーレ」の目黒浩敬さんに思い切って相談したところ、快諾して頂きました。じつは目黒さんとは古くからのご縁があります。2017年の話になりますが、当時ワイナリーを所有していなかった目黒さんに頼まれて、私が立ち上げた山形のワイナリーで「ファットリア・アル・フィオーレ」の委託醸造を引き受けたことがあったのです。
つまり今回は私が目黒さんのワイナリーを借りるという、逆の立場になったわけです。「やっと、藤巻さんに昔の借りを返せます」と、目黒さんはおっしゃいました。ああ、ちゃんと徳を積んでいて良かったなあと、このときばかりは実感しましたね(笑)。
もろもろの段取りが決まり、2022年の8月から10月にかけて宮城県川崎町にあるワイナリーを数回訪問し、仕込みの作業を行いました。その後の管理と瓶詰めを目黒さん側に依頼し、2023年6月に全てのワインが完成した次第です。

久しぶりの日本ワインを手がけた藤巻氏。ワインに込めた強い想いと「KAZU WINE」のポリシー

wa-syu:5年ぶりの日本ワインを作った気持ちや想いをお聞かせください

藤巻氏:今回、久しぶりに国産ぶどうを扱ったわけですが、以前の私の日本ワインの造り方とは、異なる点が2つあります。まず、ほかのニュージーランド産やスペイン産のワインにも共通して言えることですが、素のぶどうのポテンシャルを重視し、クリアで美しい酸味を追求するために、全体的にスキンコンタクトの期間を短くしています。
以前に造っていた日本ワインでは、長期間の醸しを行ったり、通常はあまり強調しない香り、たとえばぶどうの軸の青っぽさを感じさせる造り方をしていました。当時の心境としては、とにかく個性的なワインを造ってやろう!という気持ちが強かったのです。私はもともとレストランのサービスマン出身で、ど素人のままワイン造りを始めました。地道に経験を積んだわけではないので、人とは違ったアプローチで差別化しなければ勝てないと、気負っていた部分が内心はあったのかもしれません。
たしかに、その変わった造り方が注目されたので、狙いとしては間違っていなかったと思います。ただ、当時の2017〜2018年ヴィンテージをいま飲んでみると、尖ったフレイバーはすっかり影を潜めて、ぶどう本来の味が感じられる、きれいに熟成したワインになってるんですよね。それなら、ひねくれたことはせずに最初からストレートに造ればいい話じゃないですか(笑)。それが、スタイルの変化につながった理由のひとつです。
また、今回リリースされる3銘柄に限り、ボトルワインとしては初めて亜硫酸塩を添加しています。これには理由があって、そもそも日本ワインを造ることは予定外だったので、ほかの現場と醸造スケジュールが完全にかぶってしまったのです。通常は仕込みが終わっても、現場に張り付いて発酵の状況を見守っていますが、それが不可能でした。もしも私の不在中に、酸化や雑菌の繁殖といった異変が起きたら、せっかく自腹を切って仕込んだワインがおじゃんになります。苦渋の決断でしたが、今回に限っては保険をかけざるを得ませんでした。
それでも、投入した亜硫酸塩の量は20ppm*という単位です。これはワインの風味に影響を及ぼさない程度の少量ですので、品質については自信を持って保証できます。「KAZU WINE」としては、今後も亜硫酸塩は無添加というポリシーは変わりません。

*ppm(parts per million/パーツ・パー・ミリオン)とは液体の微量な濃度を示す単位。1ppm=1mg。

一際目立つラベルデザインは、初見一発で惚れ込んだアーティスト「buggy(バギー)」氏の作品。

wa-syu:今回のラベルデザインが決まるまでのストーリーについて教えていただきたいです

藤巻氏:「KAZU WINE」では、ボトルが空になったあともインテリアとして使ってほしいと思っているので、ラベルではなくジャケと呼んでいます。アナログレコードを部屋に飾るのと同じような感覚でしょうか。今回のジャケについては、「wa-syu」の担当者さんに教えてもらった、ある方のインスタが決め手でした。
「buggy(バギー)」さんという、大阪を拠点に活動しているアーティストの方なのですが、まあアートワークの全部がカッコよくてエグい。国内外のポップカルチャーを巧みに引用しながら、著作権ギリギリの表現を追求する怖い物知らずの姿勢だったり、反権力をモチーフにブラックユーモア満点の風刺をぶちかましていらっしゃる。一発で大ファンになりました。この「buggy」さんの既存のアートワークから、ワインのイメージにあった作品を選んでお借りしたものが、今回のジャケになります。
じつは「buggy」さんから作品使用の許可を頂くときに、めちゃくちゃ緊張したんですよ。だって、本職のすごいアーティストの方に対して、ワイン界のバンクシーとか勝手にほざいてる奴がお願いするわけです。「すいません、アーティストの方を前にして大変恐縮ですが、ワイン界のバンクシーを名乗らせてもらってます、藤巻と申します……」と自己紹介したら、「buggy」さんは笑って許してくださいました。おかげさまで、最高のジャケに仕上がったと思います。

wa-syu:今回リリースした3銘柄のご説明をお願いします

藤巻氏:SWEET REVENGE(スウィート・リベンジ)は、JA山形おきたま農業組合より提供を頂いた、山形県産シャルドネを使った白ワインです。特徴としては、はじめて日本ワインの熟成に木樽を使いました。通常はステンレスタンクやアンフォラを使って熟成を行いますが、「ファットリア・アル・フィオーレ」にタイミング良く空いていた古樽がありました。この古樽はもともと、「ファットリア・アル・フィオーレ」から福島の酒蔵の仁井田本家に貸し出されていたものだという話を聞いて、そのストーリーに興味を持ったのです。味としては、非常に柔らかい酸味があり、うっすらと品の良い樽香が余韻に残ります。甘味も感じられるのですが、これは残糖ではなく樽の甘味がワインに移ったものかもしれません。
舌の上にじわじわっと押し寄せる酸味と甘味のコントラストが印象的だったので、その対比を表現するアートとして、映画『キル・ビル』でユマ・サーマンが演じた主人公、ブライドをモチーフにbuggyさんが描いた絵を選ばせて頂きました。「SWEET REVENGE」(甘い復讐)というワイン名も、この絵からインスピレーションを受けて名付けたものです。
このワインに合うのは、ずばり和食全般です。なかでも白身の刺身や炊き合わせ、色のついていない関西風の煮物なんかが本当にオススメですね。

SWEET REVENGE 2022:5,830yen(税込)/白ワイン/シャルドネ100%(山形県産)

藤巻氏:BRING IT ON
(ブリング・イット・オン)は、長野県産のメルローと、兵庫県産のメルローをブレンドして仕上げた赤ワインです。日本で栽培されたメルロー品種は芳醇でまろやかな味わいになり、料理と非常に合わせやすいのが特徴です。特にこのワインは、ざくろやクランベリーのような香りがあり、タンニンが丸くて、あらゆる肉料理にオールラウンドの1本に仕上がっています。また辛子や山椒、七味を使った料理にもバッチリですね。
そんな「肉料理ならなんでもこい!」という太鼓判のイメージを伝えたくて、昭和世代なら感涙間違いなしの某プロレスラーをモチーフにしたアートをジャケに選びました。「buggy」さんもプロレスが大好きだそうで、インスタではたくさんのプロレスラーを描いた作品を見ることができます。

BRING IT ON 2022:5,500yen(税込)/赤ワイン/メルロー(兵庫県産)、メルロー(長野県産)

藤巻氏:TIME WILL TELL(
タイム・ウィル・テル)は、このワインも前出の「BRING IT ON
」と同じ、長野県産のメルローと兵庫県産のメルローをブレンドしたものです。ただしブレンドの比率が違いますので、味わいはまったく異なります。
いまだから言えることですが、このワインは完成当初、まったくおいしいとは感じられず、様子を見るためにずっと寝かしていました。しかし時間の経過とともに激的に変化し、同じワインとは思えない仕上がりになったのです。そんな予測不可能な奇跡が、ワインの世界ではまれに起きることがあります。こういう経験をすると、ワインの価値は長い時間を経てようやく決まるものだと、つくづく思わされますね。「宇多田ヒカル」さんの名曲『time will tell』には「時間がたてばわかる/だからそんなあせらなくたっていい」という一節がありますが、まさにそういう感じです。なので、ワイン名をここから取りました。
このワインはなめし革やバラ、栗の花のはちみつの香りがします。酸味に梅のような甘酸っぱさがあり、タンニンが非常に柔らかいのが特徴です。料理は花椒やクミンを使った、ガチな中華料理との相性がかなり良さそうです。
ジャケについては、「buggy」さんが描かれた「ダリ」の肖像画を使わせて頂きました。「ダリ」の作品で、ぐにゃりと溶けた時計が描かれた絵をご存知の方も多いと思います。あの発想で時間の概念を見事に表現した「ダリ」にリスペクトを込め、こういうジャケになりました。

TIME WILL TELL 2022:5,500yen(税込)/赤ワイン/メルロー(兵庫県産)、メルロー(長野県産)

wa-syu:最後にこのワインを飲む方々へメッセージをお願いします

藤巻氏:今回、5年ぶりに造った日本ワインをお届けできることになりました。2016年に初ワインをリリースして以降、いまもワインを造り続けることができるのは、当時の活動を応援してくださったり、日本ワインを買ってくださった多くの方々のおかげです。前職のワイナリーを退職し、海外で製造したワインを輸入販売する方針に転換してからも、昔と変わらずに支持を頂いていることを心強く思い、とても感謝しています。
ただ、その一方で日本ワインを好む方には、国産のワインしか飲まれない層がそれなりにいらっしゃいます。そういった方々からも、当時は熱烈なサポートを頂戴しましたので、いまはご縁がなくなったことが正直心残りでした。もちろん、悪いのは日本ワインの現場から去った自分です。しかし、再び日本ワインを造る機会が巡ってきて真っ先に思ったことは、あのとき自分を支えてくださったみなさんに、新しい日本ワインで恩返しをしたいという気持ちでした。ようやくその準備が整いましたので、このワインを持って各地を訪れ、皆様と乾杯させて頂くことをいまから楽しみにしています。
最後になりますが、今回のワインはwa-syuさんに販売元を引き受けて頂き、こうしてお披露目が可能になりました。ワインを造ったところで、販売網がなければ流通させることはできません。5年ぶりに日本ワインを造り、昔のファンの皆様にも届けたいという個人的な想いに共鳴してくださったwa-syuさんに、心からの感謝を申し上げます。

Profile
藤巻一臣(Kazuomi Fujimaki)

1965年、神奈川県生まれ。2005年、銀座にオープンしたイタリア料理店で、支配人兼ソムリエとして勤務。1皿ごとの料理にナチュラルワインを合わせるスタイルを考案した。2007年、横浜・元町中華街にイタリア料理店をオープン。その後の店舗展開に際してゼネラルマネージャーに就任。在任中に6店舗のグループへと成長し、多くの店舗が繁盛店となった。
2015年、レストランマネージャーからワイン醸造家へ転身。山形県南陽市に単身移住し、休眠中の耕作放棄地でぶどうの栽培を開始する。2017年、ワイナリーを設立。人為的な関与を極力行わずに、ぶどうが持つ本来の力を最大限に活かしたワイン造りを行った。現在、独立して新ブランド「KAZU WINE」を設立。世界中のワイナリーを訪れて製造したワインを日本へ逆輸入し、リリースを始めた。

▼「KAZU WINEのアイテムリスト」はこちら

 

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