2022.07.05
#日本ワイン #広島三次ワイナリー #広島ワイン #中国エリアワイン #TOMOE #太田直幸 #スパークリングワイン #デザートワイン #白ワイン #赤ワイン
初入荷!
『TOMOÉ』ブランドで世界水準の日本ワインを表現!広島三次ワイナリー
広島県の北部に位置する、三次(みよし)市から、話題の本格派が初入荷。世界を見据えつつ、日本ワインにしかできない表現を追求した『TOMOÉ』ブランドに刮目せよ!
広島県で最初に設立されたワイナリー。"観光の目玉"だったワインが、国内外のワインコンクールで高く評価される『TOMOÉ』ブランドへと進化するまで。
昭和30年代からブドウが盛んに栽培されていた広島県・三次市で、1994年に広島県内初のワイナリーとしてオープンした「広島三次(ひろしまみよし)ワイナリー」。もともとは、地元で栽培されていた生食用の高級ブドウ「ピオーネ」を使ったワインや、地元のブドウ農家で生食として出せないブドウを加工したワインなどを生産・販売していました。これらのワインは人気を博していましたが、本格派のワインというよりは"観光の目玉"であり、お土産ものとして喜ばれていたものがほとんどでした。そして2007年、本格的な国産のワインを求める声が全国的に高まっていたころ「広島三次ワイナリー」でも新たなブランド『TOMOÉ(トモエ)』が誕生しました。三次産のブドウを100%使っているのはもちろんのこと、その中でも厳選されたものだけが『TOMOÉ』としてリリースされます。しっかりとこだわりを持って作られた品質の高いブドウを、こだわりを持って醸造するこの『TOMOÉ』ブランドは、国内外のコンクールで金賞を多数受賞。"広島にこんなに美味しいワインがあったなんて"と、ワイン通も驚く銘柄へと進化したのです。
※左から番目1の画像はイメージです。
※左から6番目の画像はイメージです。2020ヴィンテージは完売しました。現在の取り扱いは、2021ヴィンテージです。
写真左から:
VILLAQUA デラウェア/SOLD OUT
TOMOÉ 三次ロゼ/2,090yen(税込)
TOMOÉ ピノ・ノワール 貴腐[375ml](木箱入り)/30,800yen(税込)
TOMOÉ 小公子 マスカット・ベーリーA 2018/3,850yen(税込)
TOMOÉ シラー 2018/3,520yen(税込)
TOMOÉ ピノ・ノワール 白夜 2020/SOLD OUT
TOMOÉ ピノ・ノワール 白夜 2021/6,270yen(税込)
日本海からも、瀬戸内からもほぼ同距離。広島県の北部、中国地方の真ん中に位置する三次市で誕生した、一日楽しめるワイナリー。
中国地方のど真ん中、日本海に行くのも、瀬戸内海に行くのも、直線距離は同じぐらいの盆地にある三次市。中国山地の南側にあって、大きな川が3本合流している地点であり、昔から水が豊富な地域です。川の影響で、秋ごろから冬にかけては霧が発生することでも知られ、ほぼ毎日、夜間に霧が発生して朝まで霧が続き、午前中に晴れていきます。美しく幻想的な霧の風景は、広島県内でも有名です。第三セクターによって誕生した広島三次ワイナリーは、さながらシャトー。ワイン醸造所、地下貯蔵庫、レストラン、カフェや多目的ステージなどを備え、地元の食材を購入したりバーベキューも楽しめる充実した施設です。またワインの試飲や自由に見学できるワイン貯蔵庫、資料展示もあり、ワインに関する知識を深めることが出来る点でも人気です。
ワイナリー長の太田直幸さんは、栽培や醸造の責任者。ニュージーランドで本格的にワインを学んだのち、広島・三次へ。
「広島三次ワイナリー」の施設全体を統括するワイナリー長、太田直幸(おおたなおゆき)さん。三次市の重要な観光拠点でもあるワイナリーを代表する立場として、醸造や飲食部門はもちろんのこと、自社畑のワイン用ブドウ栽培も手がけています。2013年にこの「広島三次ワイナリー」に参加するまでは、15年間もニュージーランドで暮らしていたそう。「ワインの栽培醸造の世界に入ったのが、日本ではなくニュージーランド。20代の後半から15年間住んでた間に、ワインと出会って、その世界に入ったんです。30代にはニュージーランドのクライストチャーチの近くにあるリンカーン大学(農業、特にワイン醸造の研究で世界的に有名な大学)で、醸造と栽培を勉強して、実際に農業やワイナリーでの仕事をしながら、学術的にも経験を積んでいきました。そこではアメリカ、カナダ、オーストラリア、フランス、中国、インドなど、いろいろな国の人たちがワインの勉強をしに来ていて、それぞれのワイン事情を聞いたり、ワインに対する考え方に触れることもできました。そんな環境で学ぶ中で、やはりモダンワインメイキングといいますか、きちっとした科学的根拠をもとにワインのスタイルを組み立てていくっていうことが身についたのだと思います。知識と経験をフルに生かして、日本ならではの、ちゃんと美味しい日本ワインを追究するようにしています(太田さん)」。
豊かな水に恵まれた三次が発信する『TOMOÉ』ブランド。幻想的な"霧の海"を生み出す、自然のサーキュレーションをイメージ。
川から霧へ、霧から雲、雨へ…。豊かな水が巡る自然のサーキュレーションを、和の意匠で表現した『TOMOÉ』のコンセプトデザイン。常識に囚われずにチャレンジを続けてきた歴史が刻まれています。たとえば、湿気が多く霧深い環境は、ブドウ栽培にはあまり適していないと言われていますが、自社畑では栽培が難しいとされるピノ・ノワール、シラー、プティ・ヴェルドを栽培し、高い評価を得ています。また、セミヨンや小公子といった、他ワイナリーではあまり手がけていない品種にもチャレンジを続け、ブドウ本来の味わいを引き出すことに成功しています。さらにこの地域特有の霧のおかげで、日本では珍しい貴腐ワインができることも。貴腐ワインとは、自然に繁殖した貴腐菌がブドウの果実につくことでできる、極上の甘みのあるワインのことです。貴腐菌がブドウ果実から水分を奪うので、通常より糖度が凝縮されたブドウが収穫でき、独特の風味と甘さのワインができあがります。三次ワイナリーでも数年に一度、できるかできないかというレアなワインではありますが、"霧の海"のおかげで、貴腐菌が発生する確率が上がるのです。
『TOMOÉ』ブランドからwa-syuがセレクト。ピノ・ノワールの白ワインなど、超人気の希少銘柄も入荷!
左:TOMOÉ ピノ・ノワール 白夜 2020
「自社農園ができた2007年にピノ・ノワールを植えたのですが、なかなかよいブドウができなかった時期がありました。赤ワインを無理に造るよりも、ロゼや白ワインを造ったら…という発想で生まれたのが、この"白夜"。黒ブドウなのに白ワインということで、夜なのに明るい"白夜"と名付けて販売したところ、大人気になり、今ではピノ・ノワールが足りないくらいです。和食を意識した造りで、柑橘や白桃、洋梨のフルーティーな香りに加えて、樽発酵樽熟成での樽とのバランスが非常にいいワインに仕上がっています。果実の中でも和柑橘のようなカボスとかゆずのようなニュアンスを感じるんですけれども、そのあたりで和食との相性がすごくいいなと思っています(太田さん)」。
右:TOMOÉ 三次ロゼ
「メルローと自社農園のシラーをブレンド。セニエをしている果汁を使っています。もともとの果実の果皮からほんの少しだけ流れ出ている色と、後味にちょっとだけ感じられるタンニン、ポリフェノールが楽しめる、辛口のドライなロゼです。ほぼ白ワインと同じ温度帯と酵母で同じような作り方をしているので、香りがしっかり立つようなフルーティーな果実味が特長。樽は使わずにステンレス発酵、ステンレス熟成させて、なるべくフレッシュな状態で瓶詰めしています。ロゼだけれども白ワインのような使い方もでき、少しタンニンを感じるので、食事の最初から最後までこの1本でいけます!野菜にもあいますし、鶏肉などのあっさりとしたお肉料理にもぴったりです(太田さん)」。
※左から1番目の画像はイメージです。2020ヴィンテージは完売しました。現在の取り扱いは、2021ヴィンテージです。
写真左から:
TOMOÉ ピノ・ノワール 白夜 2020/SOLD OUT
TOMOÉ ピノ・ノワール 白夜 2021/6,270yen(税込)
TOMOÉ 三次ロゼ/2,090yen(税込)
シラー、小公子、マスカット・ベーリーA。こだわりが詰まったこの銘柄も入荷!
左:TOMOÉ 小公子 マスカット・ベーリーA 2018
「西日本でも数件しか手がけていない小公子という品種を、マスカット・ベーリーAとブレンドしています。実はこの品種は二つとも、私が"苦手だな"と思っていた品種。ニュージーランドでワインを学んだため、日本に帰ってきて始めて飲んだこれらの品種に慣れておらず、クセが強くて飲みにくく感じたのです。ブレンドしたらよいのではないかと考え、小公子のニュアンスに果実味を出したかったんですが、空気を取り込んで芳香成分を出す速度がベーリーAと小公子とで違うなど、思った以上に苦労しました。自分が美味しいと思えるワインを造るっていうその一心で…。その結果完成したのが、小公子を9カ月や12カ月じゃなくて18カ月樽で熟成させて少し柔らかくしたものと、マスカット・ベーリーAとのブレンド。これは本当ハマる人がハマるワインだと思います。鹿肉や猪肉など、ジビエとの相性が抜群です(太田さん)」。
右:TOMOÉ シラー 2018
「主に自社農園で栽培しているシラーを使用。シラーは三次のように水が豊富な土地だと樹勢が強くなりすぎ、木はどんどん伸びるけれど実が付かなかったり、本当に栽培が難しい。いろいろなやり方を試した中で少しずつブドウが良くなっていって、この5年ほどで、やっとワクワクと楽しみながら仕込めるようになってきました。それに伴って評価も高まってきてるので、これからもっと良くなっていくワインだと思います。味わいは、よく知られているシラーでもシラーズとも違う、日本のシラー。色の抽出に力点をあまり置かず、渋みもそこまで多くせず、日本ワインらしい繊細な赤ワインです。食事も和食などのあっさり系が合います。キノコのリゾットと合わせても美味しかったですね、チーズとも合うと思います(太田さん)」。
写真左から:
TOMOÉ 小公子 マスカット・ベーリーA 2018/3,850yen(税込)
TOMOÉ シラー 2018/3,520yen(税込)
数年に一度しかできない、超希少な貴腐ワインは木箱入りのスペシャルな一本。
TOMOÉ ピノ・ノワール 貴腐
「私が日本に戻ってきて、このワイナリーに来てから9年。ちゃんとした貴腐ワインを造れたのは2回ぐらいです。たまたま貴腐化したこのピノ・ノワールが2015年のものですから…。うまく貴腐菌が働くかどうかというのは本当にわからず、なかなかこちらの希望通り貴腐化してくれないのが現状ですが、このピノ・ノワールは最高の貴腐ワインです。私はデザートワインとして、そのまま飲んでいただくのが一番だと思います。何か甘い物と一緒にというより、単体でそれ自体をデザートとして楽しんでみて欲しいですね(太田さん)」。
『TOMOÉ』ブランドに並ぶ、もうひとつのカテゴリー、スパークリングワインの『VILLAQUA(ヴィラクア)』シリーズも逸品ぞろい。
VILLAQUA デラウェア
「三次産原料100%のスパークリングワインのシリーズが、『VILLAQUA(ヴィラクア)』です。デラウェアを色がつく前に収穫して、すごく酸が高い状態の果実、いわゆる"青デラ"を使うという手法は取らずに、しっかりと色がついて、タネが熟すまで待つ、という手法をとって、青デラの収穫期よりも2〜3週間遅く収穫。そのため、熟した果実の香りがしっかりと出ている、そういうスパークリングになっています。決して酸は青デラのように高くはないんですが、ある程度しっかりと酸も残っていて、それに見合った少しだけ残糖感があるような飲み口のスタイルに仕上がっています。あまりワインを飲まないという人も、すごく美味しいと、おかわりをしていたくらい(笑)。デラウェア自体のちょっと特徴的な香りが、食前酒で前菜などと合わせるのにもちょうどよいと思います(太田さん)」。
※画像はイメージです。「VILLAQUA デラウェア」は完売しました。
VILLAQUA デラウェア/SOLD OUT
広島三次ワイナリー
[名称]広島三次ワイナリー/株式会社広島三次ワイナリー
[住所]広島県三次市東酒屋町10445番地3
[概要]広島県内初のワイナリーとして1994年7月創業。広島県一のブドウ産地の三次盆地に位置し、先人の熱い想いとたゆまぬ努力の蓄積により事業を展開。2007年から自社園、専用圃場を確保し、ワイン専用種による「TOMOÉ(トモエ)」シリーズをリリース。三次産100%のブドウによるワイン造りに努め、日本ワインが持つ、繊細な本物の味を伝えることに力を注いでいます。また、三次の風土を五感で愉しめるように、新しい旅のスタイル「三次ワインツーリズム」を提案。敷地内には、「Barbecue Garden(バーベキューガーデン)、「Cage Vine(カフェ ヴァイン)」をはじめ、西日本最大級のワインセラーを完備したワイン館やワインショップ、三次の特産品や銘菓などを豊富に取り揃えた物産館などを併設し、三次の食と文化を日々発信しています。
▼「広島三次ワイナリーのアイテムリスト」はこちら
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