初入荷!気鋭の栽培醸造家・鈴木氏の世界観を表現するワイン!BELLWOOD VINEYARD

良いワインのための良いブドウを栽培して、自らの世界観を表現。山形県上山市に位置する話題のワイナリー『ベルウッドヴィンヤード』。

鈴木=ベルウッド。その名と共に話題急上昇のワイナリーから、『wa-syu』に初入荷!

鈴木さんという人が始めた、その名も『BELL(ベル=鈴)WOOD(ウッド=木) VINEYARD』というワイナリーがあるらしい…。日本ワインの界隈で噂になっていた『ベルウッドヴィンヤード/BELLWOOD VINEYARD』という名称は、覚えやすくて親しみやすく、栽培醸造家の鈴木智晃(すずきともあき)さんの名前と共にどんどん浸透していきました。もちろん、名前のインパクトや氏の人柄だけで話題になるわけではなく、美味しさやデザインの素敵さも高い評価を得ています。本数も限られている入手困難な銘柄を、今回『wa-syu』で初入荷。その成り立ちや味わいを、鈴木さんに独自インタビューしました。

▼「ベルウッドヴィンヤードのアイテムリスト」はこちら
▼「山形ワインのアイテムリスト」はこちら

19年間の醸造・栽培経験を経て。故郷の山形県で理想の地を見つけて独立。

2017年に山形県上山(かみのやま)市で新規就農、ワイン用ブドウを一人で育てることから始めた鈴木智晃さん。2020年には醸造免許を取得、ワイナリーも完成させて自社醸造をスタートさせました。もともとは同県の朝日町にあるワイナリーに19年間勤務していた鈴木さん。「ワイナリーで働き始めてから15年くらいはほぼ醸造メインで、栽培はほとんどしていませんでした。けれども"良いワインはよいブドウから"とよく言われるように、栽培を知らなければ(良いブドウを造らなけらば)良いワイン造りはできないと考え、栽培に興味を持ち始めました。それ以降は栽培にも積極的に携わるようになり、そうしていくうちに"ゆくゆくは自分で畑を持ちたい、自分の手が回る範囲の小さなワイナリーをやりたい"と思うようになり,理想の土地を捜し始めたのです(鈴木さん)」。

▼「ベルウッドヴィンヤードのアイテムリスト」はこちら
▼「山形ワインのアイテムリスト」はこちら

就農支援、気候条件、タイミング…。さまざまな幸運が重なって始めることができた、自分だけのブランド。

勤務していたワイナリーを離れて、39歳の時に上山市で新規就農。3年後にワイナリーを完成させ、今年はさらに3年目を迎えた。「土地を捜し始めた当初は、地元でもあり勤務していたワイナリーもある朝日町や、自宅のある山形市も候補でしたが、良い土地が見つからずにおりました(鈴木さん)」。そんななか、上山市で『かみのやなワインの郷プロジェクト』が発足。ワインを通した地域活性化の取り組みや、新規ワイナリーの誘致をする動きが始まりました。上山市は気候風土が果樹栽培にあっており、良いブドウができる土地。さらに行政の支援もあったため、鈴木さんはこちらのほうでも土地を探し始めたそう。「担当者が親身に対応してくれて、"上山市であればここがいい"という場所(久保手)を伝えたら、ちょうど理想に近い土地があることがわかり、見に行ったその日のうちに久保手でやることを決断しました。もともと久保手地区は欧州系のブドウ栽培の実績があり、『タケダワイナリー』さんや『ウッディファーム&ワイナリー』さんなどが良いワインを造っていて、大手のワイナリー(サントリー、ココ・ファーム・ワイナリー、サントネージュその他もろもろ)にもブドウを供給しているなど、産地としての歴史があって栽培農家の技術レベルがとても高い。ブドウを自社で栽培するうえでも、買いブドウも視野に入れたワイナリーとしても、理想的な場所なのです。さらに久保手は元々デラウェアの産地なので、地元のブドウを使うことで、耕作放棄を食い止めたり、地域活性化につながったりすればいいと思いました。さらに久保手は蔵王連峰が一望できるのどかな風景と、標高も少し高い高台のような場所も特長。私のヴィンヤードはその中の小さな丘にあり、良い水はけ、日当たりが良い、風通しが良い、景色がとても良いなど、さまざまな条件が揃っている、理想的な環境なのです(鈴木さん)」。

▼「ベルウッドヴィンヤードのアイテムリスト」はこちら
▼「山形ワインのアイテムリスト」はこちら

ワイナリー名の理由は一目瞭然?覚えやすさバツグンで、名刺代わりとしても絶大な効果を発揮。

「BELL=鈴木、WOOD=木。VINEYARDはワイン用のブドウ畑。つまり、鈴木葡萄園です(笑)。いろいろな名前を考えましたが、BELLWOODだと私(鈴木)を覚えてもらいやすいし、自分でも飽きが来ないと思い名付けました。"ワイナリー"ではなく、"ヴィンヤード"なのは、創業当時はまだワイナリーがなかったこともありますし、ブドウ作りがワイン造りの基本にあるという想いから。いくら醸造で頑張っても、やっぱりブドウが良くないとダメなのだ、と気づいたことが、独立のきっかけにもなったので、やはり畑を大切にしたいと思っています(鈴木さん)」。

▼「ベルウッドヴィンヤードのアイテムリスト」はこちら
▼「山形ワインのアイテムリスト」はこちら

独立の象徴、リバティーベルがモチーフになったロゴ。自分が好きだと思えるもので自分を表現。

デザインワークもおしゃれだと評判の『ベルウッドヴィンヤード』。ロゴとラベルデザインは、上山市在住のエディトリアル&グラフィックデザイナー・土澤潮(つちざわうしお/デザイン事務所ペイジ)さんと長い時間をかけて作ってきたそうです。「ロゴを作るにあたっては、私がベルウッド(鈴木)だということと、ワイナリーを退職し独立したことから、アメリカの独立と自由の象徴であるリバティーベルをモチーフにしたいとお願いしました。私が好きな、無骨な土臭い感じや古き良きアメリカを思わせ、Tシャツなどのいろいろなオリジナルグッズにも使えるようなデザインをリクエスト。ラベルデザインでこだわっている点は、まずは自分がかっこいいと思えるデザインであることが前提です。デザイナーのセンスが抜群なので、上手いこと仕上げてくれます(鈴木さん)」。ラベルはもちろん、ワイナリーやグッズも含めて、自分を表現する一つひとつを自分の好きなものだけで作り上げていきたいと思っている、という鈴木さん。「屋号は英語(BELLWOOD VINEYARD)ですが、商品名などのラベルデザインはフランス語を使用していてちょっとちぐはぐな感じなのですが(笑)。基本はアメリカのファッションや乗り物、デザインなどのカルチャーが好きなのですが、ワインに関してはフランスに憧れがあるので、そうなっているのです(鈴木さん)」。

▼「ベルウッドヴィンヤードのアイテムリスト」はこちら
▼「山形ワインのアイテムリスト」はこちら

リリースしているラインごとに吟味したラベルにも、それぞれ意味や想いを込めて。

『ベルウッドヴィンヤード』には5つのラインがありますが、そのうち現在リリースされているのは4ライン。wa-syuでは、ワイナリーの顔ともなっている2つのラインから、5本をセレクトしています。「"Collection Vin Petillant(コレクション ヴァン ペティアン)"は、弊社の名刺代わりにもなるペティアンのシリーズ。ワイナリーの顔になるように切手をモチーフにしたデザインで、ワイナリー、私、久保手の鷹取山、ブドウをあしらってもらいました。ロゴ同様にベルウッドを知ってもらえるようなデザインにしてもらっています。また、基本は透明の瓶でワインの色をみえるようにして、よりキャッチーにも楽しんで頂けるよう考えています。"Collection Superieure(コレクション スペリオール)" スペリオールは、少し特別なとっておきのシリーズ。手紙のデザインで、落ち着いた感じと上品さを出し、色付きの瓶とキャップシールで高級感を出しています。飲んでくださる方へ今年の便りを送る、といったイメージです(鈴木さん)」。

※左から1番目の画像はイメージです。「Collection Superieure 2020 Tercet」は完売しました。
※左から2番目の画像はイメージです。「Collection Vin Petillant 2021 Verdelee」は完売しました。

写真左から:
Collection Superieure 2020 Tercet/SOLD OUT
Collection Vin Petillant 2021 Verdelee/SOLD OUT

▼「ベルウッドヴィンヤードのアイテムリスト」はこちら
▼「山形ワインのアイテムリスト」はこちら

wa-syuセレクトの5本は、いずれも無補糖、無補酸、無濾過。それぞれの味わい、マリアージュは?

※左から2番目の画像はイメージです。「Collection Superieure 2020 Tercet」は完売しました。
※左から3番目の画像はイメージです。「Collection Vin Petillant 2021 Verdelee」は完売しました。
※左から5番目の画像はイメージです。「Collection Superieure 2021 CH et SB」は完売しました。

写真左から:
Collection Vin Petillant 2021 Le Pétale/2,970yen(税込)
山形県上山市産の黒ブドウ(メルロー、マスカット・ベーリーA、ブラック・クイーン)を使用し、スキンコンタクトをおこない皮の旨味を引き出している、"ル・ペタル=花びら"という意味の一本。3種類のブドウによる奥行きのある味わいをお楽しみください。イチゴやラズベリーなどの甘い香りとシャープな酸が特徴の辛口のペティアンです。ガス圧が強いので開栓注意!すぐに澱が混じるので、上澄みのクリアな部分を注ぐにはグラスを用意し、開栓したらすぐに注ぐなどコツが必要です。製造本数839本。おすすめのマリアージュはトマトソースパスタ。
Collection Superieure 2020 Tercet/SOLD OUT
山形県上山市産のメルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フランを使用し、醸し発酵で穏やかに旨味を抽出したのち、約13カ月樽熟成をおこない、まろやかで奥行きのある味わいに仕上げました。赤い果実の香りに、樽由来のトースト香が調和し、きめ細かなタンニンとなめらかな酸味が特徴の滋味深い辛口赤ワインです。製造本数1,180本。おすすめのマリアージュは芋煮、牛ごぼう、山形牛。
Collection Vin Petillant 2021 Verdelee/SOLD OUT
ブドウの味わいを素直に感じられる、ガス圧中程度の微発泡ワインのシリーズです。山形県上山市産のヴェルデレー(セイベル9110)を使用し、スキンコンタクトをおこない、皮の旨味を引き出しています。ラフランスや青りんごなどの爽やかな香りとスッキリした酸が特徴の辛口のペティアンです。飲みはじめはクリアな上澄み部分を味わい、徐々に澱を混ぜながら飲み進めるのがおすすめ。澱の混じり具合によって味わいも変化していきます。製造本数898本。おすすめのマリアージュは山形のだし、山菜の天ぷら。
Collection Vin Petillant 2021 Muscat Bailey A/2,640yen(税込)
山形県上山市細谷地区産のマスカット・ベーリーAを使用し、スキンコンタクトをおこない、皮の旨味を引き出しています。チャーミングな赤い果実の香りにすっきりとした酸が調和した辛口のロゼペティアンです。澱の混じり具合によって、味わいも変化します。ガス圧は中程度、製造本数824本。おすすめのマリアージュはマルゲリータピザ、グラタン。
Collection Superieure 2021 CH et SB/SOLD OUT
山形県上山市産のシャルドネとソーヴィニヨン・ブランを混醸し、短時間のスキンコンタクトと低温発酵で旨味と香りを引き出しております。また、発酵終了後は8カ月間のシュール・リー(澱と接触)をおこない、旨味と複雑味をプラスしました。リンゴ、柑橘、ハーブなどの華やかな香りに、キリっとした酸味と硬質な塩味が冷涼感を感じさせる果実味豊かな辛口白ワインです。製造本数1,140本。おすすめのマリアージュはシーフードマリネ、カニクリームコロッケ。

▼「山形ワインのアイテムリスト」はこちら

ベルウッドヴィンヤード/BELLWOOD VINEYARD

[名称]ベルウッドヴィンヤード/株式会社ベルウッドヴィンヤード
[住所]山形県上山市久保手字久保手4414-1

[概要]栽培醸造家の鈴木智晃(すずきともあき)氏が2020年に山形県上山(かみのやま)市に設立したワイナリー 。山形県朝日町生まれの鈴木氏が、地元のワイナリー「朝日町ワイン」で醸造責任者を務めた後、2017年に独立。山形県上山市久保手地区で新規就農し、ワイナリーの完成までの3年間は委託醸造でワイン製造・販売をおこなってきました。ヴィンヤードのある久保手・裏町地区は上山の西側に位置し、標高は約250m、土壌は石混じりの強めの粘土質が特徴です。ワイナリーに隣接するメインヴィンヤードでは、南向き斜面(カベルネ・ソーヴィニヨン/25a、メルロー/10a)と北向き斜面(ピノ・ノワール/10a、ピノ・グリ/10a、ソーヴィニヨン・ブラン/15a)の小高い丘の上でブドウ栽培をおこなっており、有核デラウェア(10a)の畑は、少し離れた久保手集落の中に位置しています。ヴィンヤードは欧州品種のポテンシャルがあり、デラウェアの産地でもある上山市久保手地区のブドウの魅力を最大限に引き出すワイン造りをおこなっています。

▼「ベルウッドヴィンヤードのアイテムリスト」はこちら

SOLD OUT
SOLD OUT
SOLD OUT
SOLD OUT

日本ワインで、日本をもっと深く知る。
エリア別ワイナリーガイド

日本の感性と職人技を生かした名品が次々と誕生し、国内外の食通を惹きつけながら、進化し続ける日本ワイン。南北に長い日本列島の各地で栽培・収穫されたブドウのみを使用し、日本国内で製造された「日本ワイン」は、その地域の気候や品種によって性質もさまざまで、そのため多様性に富んだ味わいが特徴です。北は北海道、南は九州・沖縄まで。日本全国より、wa-syuが厳選した50以上のワイナリーをエリア別ガイドでご紹介します。

▼「ワイナリーリスト」はこちら
▼「産地リスト」はこちら

RELATED ARTICLE

関連記事

2023.09.05

【知られざるワイン王国!山形県のワイナリー】   ブドウの生産量は全国3位、日本ワインの生産量は全国4位。質の良いブドウの生産地であり、国内随一のポテンシャルを持つと言われる山形県にフォーカス!

2022.08.31

【ニッポンの定番。甲州&マスカット・ベーリーA】 日本ワインの魅力を探求するなら味わい尽くしたい、スタンダードな品種の甲州とマスカット・ベーリーA。多彩な表情と奥深さには発見がいっぱい!

2022.08.10

【クラシックな品種の日本ワイン】 王道だから面白い。定番品種だからこそわかる、造り手の個性と実力。クラシックなブドウ品種を使った日本ワインが、ますます進化を遂げています。驚きの発見があるはず!

TOP