初入荷!勝沼の老舗が発信。
西洋に負けない美味しさを追究!白百合醸造『L'ORIENT』

山梨県勝沼発!西洋に負けない、日本ならでは・勝沼ならではの美味しさを追究した『L'ORIENT(ロリアン)』。老舗ワイナリーが発信する、伝統に裏打ちされた革新とは?

ワイン王国・山梨県勝沼地区でも有数の老舗『白百合醸造』。L'ORIENT(ロリアン)ワインは地元で愛され、世界に羽ばたく注目のブランド。

80年を超える歴史を誇るワイナリー『白百合醸造』。現在の社長、3代目・内田多加夫(うちだたかお)さんは今から50年以上前に、それまで日本人が訪れることのなかった南フランスへ初めて渡り、本場のワイン醸造技術を吸収。その当時、世界の片隅から来た東洋人だと珍しがられたことや、西洋のワインの美味しさと奥深さを実感したことから、"西洋に負けない、東洋のワインを造りたい"と考えて、帰国後は自ワイナリーのワインに『L'ORIENT(ロリアン=東洋の意)』というブランド名を冠しました。その後、2021年には日本固有種である甲州を使った辛口の白ワイン「L'ORIENT 勝沼甲州 2019」が、イギリスのワイン雑誌『Decanter(デキャンター)』が主宰する「Decanter World Wine Awards(DWWA/デキャンター・ワールド・ワイン・アワード) 2021」で、最高賞のプラチナを受賞!最も厳正で信頼されていると言われるこの世界最大のコンクールで、日本最高得点での受賞を果たし、名実ともに西洋のワインと肩を並べる東洋のワインを完成させました。

※左から7番目の画像はイメージです。「ロリアン 内田葡萄焼酒 樽熟成 樽甲州[200ml](箱入り)」は完売しました。

写真左から:
ロリアン さくらんぼのワイン[490ml]/1,760yen(税込)
ロリアン さくらのワイン[500ml]/1,980yen(税込)
ロリアン 三重奏(トリオ) 2019/3,740yen(税込)
ロリアン 勝沼甲州 2021/2,530yen(税込)
ロリアン シャルドネ 2020/3,960yen(税込)
ロリアン 内田葡萄焼酒 甲州[200ml](箱入り)/2,530yen(税込)
ロリアン 内田葡萄焼酒 樽熟成 樽甲州[200ml](箱入り)/SOLD OUT

▼「白百合醸造のアイテムリスト」はこちら
▼「受賞ワインのアイテムリスト」はこちら

ワイナリーの歴史が示す、栽培農家との深いつながり。最高のブドウがここに集まるのには、理由があった。

現在の代表取締役社長に続く4代目・内田圭哉(うちだけいや)さん(以下圭哉さん)は、日本ワイン界でも一目置かれている気鋭の若手醸造家。東京農業大学醸造科学科を卒業したのち渡仏、コロナの影響で緊急帰国するまで、3年ほど現地でワイン造りを学びました。現在は常務取締役として、自社畑の栽培や醸造などに携わっています。「『白百合醸造』はもともとは近隣のブドウ栽培農家と共に始めた「白百合葡萄酒共同醸造組合」がはじまり。みんなでブドウを持ち寄ってみんなで飲もう!というところからのスタートなんです(笑)。酒税法が厳しくなったので組合をちゃんと作ったのが創業年の1938年なんですが、実際はもっと前から活動していました(圭哉さん)」。今でも組合のスタイルが残っているため、近隣の農家との関係性は、老舗ならではの特別なものだそう。「栽培農家の皆さんは、うちにブドウを持ってきて自分たちのワインを造る、という感覚で取り組んでくださるんです。だからこそ、ここには特別によいブドウが集まりますし、がんばって美味しいワインを造らないといけないと思っています(圭哉さん)」。ちなみに白百合という名は、創業者である先々代の奥さまが好きだった花に由来しているそうです。「先々代はいろいろ苦労して新しい工場を建てたり、事業を推し進めたりしていったんですが、それを支えている妻に苦労をかけたということで、彼女の好きな花をワイナリーの名前にしたそうです(圭哉さん)」。

写真下段左から:
常務取締役/内田圭哉(うちだけいや)さん
代表取締役社長/内田多加夫(うちだたかお)さん
専務取締役/内田由美子(うちだゆみこ)さん

▼「白百合醸造のアイテムリスト」はこちら
▼「受賞ワインのアイテムリスト」はこちら

酵母菌の研究から土壌の分析まで、自社畑で繰り広げられる、さまざまな実験。

常務取締役の圭哉さんは、フランスから帰国したのち、畑の生産性の見直しなど、さまざまな取り組みを通して品質の向上に努めています。「学生時代は酵母菌を専門に研究していたので、畑やワイナリーに存在している野生の酵母菌や、ワイン用に添加する酵母菌についても詳しい分析をしています。また畑の土壌についても、大学の研究室との共同でフィールドワークを続けています。あの畑の整備をしたり、品種を集約して畑として使いやすいような形にしたり、実が付きやすい剪定方法を検討したり。自社で栽培しているのは、甲州とマスカット・ベーリーA中心で、欧州系のブドウはシャルドネ、次がメルロー。デラウェアとアジロンダック、プティ・ヴェルド、シラー、カベルネ・ソーヴィニヨンも少し栽培しています。今後やはり温暖化が進むことも視野に入れながら、新しい品種も実験畑で積極的に様子を見ているところです。ビジュノワール(Bijou Noir)という山梨で生まれた品種や、まだ名前が付いてない品種、山幸なども試しています。うちの周りは歴史的に非常に水害が多い地域で、何度も洪水で流されています。近年では明治40年(1907年)に大水害があったのですが、それによって土壌が非常に変化に富んでいて、隣り合ってる畑でも全然土壌の質が違う。基本的には砂地が多くて水はけがいい土地なのですが、少し粒の細かい砂がある畑があったり、石がごろごろしている畑があったり。だからウチの回りでは、狭い範囲でも非常に個性豊かなブドウを収穫することができるのです(圭哉さん)」。

▼「白百合醸造のアイテムリスト」はこちら
▼「受賞ワインのアイテムリスト」はこちら

最高のブドウとこだわりの醸造、高い技術によるブレンドや熟成。SDGsへの取り組みも、以前から実行!

老舗でありながら、革新的な事業につぎつぎとチャレンジしてきた『白百合醸造』の内田家。「南仏に初めて渡った日本人だというのもそうなのですが、山梨で初めてブドウ以外のワインにチャレンジしたのも現社長。"規格外だから"とはじかれてしまった桃の果実をワインにして発売、今でもいろいろな果実や様様な甘味果実酒に挑戦しています。また、大切に育てたブドウの果実を余すところなく活用したいと、ワインを造ったあとのブドウの絞りかすの再利用もいち早く研究。こうして生まれた"グラッパ"のようなブランデーも、SDGsが提唱されるずっと前から取り組んでいたものなのです(圭哉さん)」。もちろん、クラシックで美味しいワイン造りにも、変わらず情熱を注いでいます。「昔は設備を海外から持ってくるということもできなかったので、うちはいまだに、かつて日本酒で使われていたホーロータンクも使っています。うちの醸造家は、ホーロータンクで発酵させるとまろやかさや深みが出てくるものもあると、うまく使い分けています。また樽に関しても、うちには日本でも数少ない樽職人がいるんです。新樽に関してはシャルドネに使って、次は甲州に使い、さらに職人が中を削って焼き直してブランデーの熟成に使ったり。また、7年間フランスで勉強していた醸造家がいるんですが、彼のブレンド技術が非常に高く、数パーセント単位で味わいのバランスを調整したワインを生み出してくれるんです(圭哉さん)」。老舗としてのアドバンテージと、絶え間ない努力、そしてチームの力が、世界で通用するワインを生み出しているようです。

▼「受賞ワインのアイテムリスト」はこちら
▼「山梨ワインのアイテムリスト」はこちら

『白百合醸造』からwa-syuがセレクト。世界に認められた甲州や、高いブレンド技術を味わえるワイン4選!

写真左から:
ロリアン 三重奏(トリオ) 2019/3,740yen(税込)
「3つのブドウ品種をブレンドしているワインで、ヴィンテージごとに使用品種を変えています。ただし、マスカット・ベーリーAを必ず入れることと、残り2つは欧州系品種を入れることは決まっていて、2019年は、マスカット・ベーリーAとプティ・ヴェルドとメルローをブレンドしています。毎年その年にできたおいしいワインを樽熟成。香り自体にはしっかりマスカット・ベーリーAを感じるんですが、他の品種をブレンドすることによって味わいに広がりが出て、合わせる料理の幅も広がります。ウチのブレンド技術がいちばんよく表れているワインだと思います(圭哉さん)」。
ロリアン 勝沼甲州 2021/2,530yen(税込)
「昔からずっと造っている、シュール・リー製法の辛口甲州で、うちのフラッグシップ的な存在。2019年のヴィンテージが『デキャンター・ワイン・ワールド・アワード』で、日本最高得点でプラチナ賞をいただいたものです。勝沼には昔からワイナリーズクラブがあり、数社で集まって試飲会などをやることで、品質の底上げをしていこうという取り組みをしてきました。その中で評価されてきたワインが世界でも評価されたので、勝沼全体のクオリティが認められたようなもので、非常にうれしく思っています。シュール・リーにより、深みがしっかり出ていて、香りには甲州の特徴的な、ゆずのような和柑橘の香りがあって。舌では感じられない程度の微量な残糖により、スッキリした酸に広がりを持たせています(圭哉さん)」。
ロリアン マスカット・ベーリーA 樽熟成 2020/SOLD OUT
「赤ワインは皮と実と種を一緒に醸して仕込むのですが、醸す際に液抜き(セニエ)をして、液体に対して皮と実と種の割合を多くすることにより、抽出をすすめ、より濃厚な仕上がりとなり、よりよい樽とのバランスが生まれます。通常、他のワインではフランス・ブルゴーニュのフレンチオーク樽を使用するのですが、マスカット・ベーリーAのイチゴの香り(フラネオール)に合わせて、キャメル香のするアメリカンオーク樽で熟成したものをブレンドしています。樽使いとブレンドの技が光るバランスの取れたワインです(圭哉さん)」。
ロリアン シャルドネ 2020/3,960yen(税込)
「自社畑のシャルドネを100%使用。いろいろな土壌があるので、棚栽培か垣根栽培かなど仕立て方を変えていくことで、面白いキャラクターのシャルドネが出てきています。100%フレンチオーク樽を、焼き加減はミディアムで使っているので、香りもしっかり楽しめます。いい樽の香りが適度に楽しめます。シャルドネは、白身魚やクリーム系の料理など、甲州よりも少し味が濃い料理にも合います(圭哉さん)」。

※左から3番目の画像はイメージです。「ロリアン マスカット・ベーリーA 樽熟成 2020」は完売しました。

▼「白百合醸造のアイテムリスト」はこちら
▼「山梨ワインのアイテムリスト」はこちら
▼「受賞ワインのアイテムリスト」はこちら

美しいボトルもコレクションしたくなる、ブドウの絞りかすを活用したブランデー。

写真左から:
ロリアン 内田葡萄焼酒樽熟成 樽甲州/SOLD OUT
ロリアン 内田葡萄焼酒 甲州/2,530yen(税込)
「実はうちでは、50年くらい前からブランデーを造っているんです。イタリアではグラッパと呼ばれる、絞りかすを再利用したタイプのブランデーを"焼酒"とネーミングして造っていますが、これは農家さんががんばって育てたブドウを余すことなく使いたいという発想から生まれたものです。甲州ブドウで白ワインを造ると搾りかすが出てくるので、それを発酵させるために、さらに甲州の果実を入れてオレンジワインのように醸しで仕込みをします。そうしてできたワインを、本場イタリアから仕入れた減圧蒸留器で蒸留しています。樽も、ワイン造りで使い終わったものを再利用。職人が中を削って、焼き直しをして使っています。おすすめは、冷凍庫に入れて冷やしておく飲み方。アルコール度数が高いので、凍ることがないので、このビンのままでも大丈夫です。中身がトロリとして、口の中に入った瞬間にふわっと香りが広がります。また、安いアイスクリームにちょっと垂らすと、高級アイスクリームに変わります(笑)。ストレートでくっと飲みたいときには、ブドウの果実味がダイレクトに感じられる透明のほう、ゆっくり飲みたい時にはまろやかな樽の方、というふうに飲み分けるのもいいかもしれません(圭哉さん)」。

※左から1番目の画像はイメージです。「ロリアン 内田葡萄焼酒樽熟成 樽甲州」は完売しました。

▼「白百合醸造のアイテムリスト」はこちら
▼「山梨ワインのアイテムリスト」はこちら
▼「ブランデーのアイテムリスト」はこちら

桜やサクランボを使った変わり種。花や実を取り出してグラスに浮かべて! お祝いごとやプレゼントにも最適。

写真左から:
ロリアン さくらのワイン[500ml]/1,980yen(税込)
ロリアン さくらんぼのワイン[490ml]/1,760yen(税込)
「山梨県で始めてフルーツワインを造ったワイナリーだという歴史もあるので、いろいろと工夫を重ねています。桜とサクランボのワインに関しては、海外に向けて展開していく中で、日本のイメージを思いっきりこうPRできるものを、と考案。小田原産の八重の桜や、サクランボの果実を実際に入れて楽しんでもらえるようにしています。ベースはブドウから造ったワインで、マスカット・ベーリーAや甲州、デラウェアをブレンド。そこに桜やサクランボの香りを抽出して加えています。アルコールを飲み慣れない人や初心者でも楽しめるように飲み口を優しく、アルコール度数を低くしているので、軽い食前酒として乾杯の時に桜の花を浮かべていただいたり…。あとは食後のデザートワインとして、サクランボも食べて楽しんでいただけるとうれしいですね(圭哉さん)」。

▼「白百合醸造のアイテムリスト」はこちら
▼「山梨ワインのアイテムリスト」はこちら
▼「その他ワインのアイテムリスト」はこちら

白百合醸造

[名称]白百合醸造/白百合醸造株式会社
[住所]山梨県甲州市勝沼町等々力878-2

[概要]山梨県の勝沼町で1938年(昭和13年)創業の80年以上続く老舗ワイナリー。現在3代目となる内田多加夫(うちだたかお)氏が経営する、情熱に溢れたファミリーワイナリーです。ワイナリーの愛称である「L'ORIENT(ロリアン )」は「東洋」を意味するフランス語で、ヨーロッパに劣らぬ高水準のワイン造りを目指し名づけられました。「ワイン造りはシンプルだからこそ原料となるブドウの良否が大切」という考えのもと、原料となるブドウの栽培からワイン造りまで一貫して取り組んでいます。また、白百合醸造では、四季折々で表情を変える勝沼の土地を体感できる、農作業体験やワインラベル作り、生ワインのボトル詰めなど、さまざまなアクティビティが用意されています。

▼「白百合醸造のアイテムリスト」はこちら

RELATED ARTICLE

関連記事

2022.09.27

人気急上昇中!発見・日本ブランデー】 日本ウイスキー、日本ジンに続く注目ジャンルとして、日本のブドウから造られる日本ブランデーに注目が集まり始めています。手に入れるなら今!

2022.08.31

【ニッポンの定番。甲州&マスカット・ベーリーA】 日本ワインの魅力を探求するなら味わい尽くしたい、スタンダードな品種の甲州とマスカット・ベーリーA。多彩な表情と奥深さには発見がいっぱい!

2022.08.10

【クラシックな品種の日本ワイン】 王道だから面白い。定番品種だからこそわかる、造り手の個性と実力。クラシックなブドウ品種を使った日本ワインが、ますます進化を遂げています。驚きの発見があるはず!

TOP