「メルロー」の奥深い香りと味わいの魅力は、世界中で愛される王者の風格。日本での栽培はますます盛んに!
フランスのボルドーでは、「カベルネ・ソーヴィニヨン」とならぶ代表的な品種である"メルロー(メルロ/Merlot)"。ワイン好きならずとも、名前を聞いたことがある…という人も多いことでしょう。タンニンが柔らかで早く熟成し、比較的早く飲み頃になることや、さまざまな気候に適応することから、南北アメリカ、オーストラリアでも広く栽培されるようになっています。やや水分の多い土壌でも完熟しやすいということもあり、日本でも、欧州系品種の中では早く導入され始めた品種です。日本ワインの赤ワイン用ブドウ品種の中では、生産量は「マスカット・ベーリーA」、「コンコード」に次ぐ第3位を占めています。長野県では栽培の歴史も長く、生産量は日本で第一位。そのほか、山梨県や山形県など、各地でも栽培されるようになり、産地や産出量は増え続けています。特に、上質の「メルロー」の栽培に取り組んでいるところでは、フランスの赤にひけをとらない、と評されるような名品も登場。いま、まさに注目しておきたい銘柄です。
酸味やタンニンは柔らかく、芳醇でまろやか。正統派のエレガントな樽香のものからロゼまで、日本ワインの底力を味わってみて。
美しく深く濃い色と、プラムやプルーン、カシスを思わせる、熟した黒い果物の香りが特長の「メルロー」。「カベルネ・ソーヴィニヨン」と比べても酸味やタンニンは柔らかいものが多く、芳醇でまろやかな味わいは、食事と合わせやすいことでも定評があります。『ドメーヌ・コーセイ(長野県)』のように、「メルロー」だけに特化してワインを造るというワイナリーもあるほど、その奥深さは人々を魅了しています。丁寧に栽培された果実を、樽で熟成させてさらに円熟味を持たせたものなどは、海外のワイン通もうなるクオリティ。『wa-syu』では、日本ワインの実力を実感できる名品をセレクト。大きめのグラスで、じっくりと味わうのもおすすめです。
※左から2番目の画像はイメージです。2020ヴィンテージは完売しました。現在の取り扱いは、2022ヴィンテージです。
写真左から:
合名山 メルロ/3,960yen(税込)
MERLOT ROSE 2020 無濾過 極辛口/SOLD OUT
MERLOT ROSE 2022 無濾過 極辛口/3,190yen(税込)
ヴィニュロンズリザーブ メルロー 2018/6,710yen(税込)
Yメルロ 2019/4,180yen(税込)
メルロ 503 塩尻 2020/3,850yen(税込)
▼「品種リスト」はこちら
品種で選ぶと、日本ワインはもっと楽しい!
ブドウ品種別ガイド
ブドウ品種で選べば、日本ワインがもっと楽しくなる。日本固有種から欧州系品種まで、品種ガイドと、ワインエキスパートおすすめの銘柄を紹介します。
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エリア別ワイナリーガイド
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