世界も注目、定番だからこそ面白い!クラシックな品種の日本ワイン
欧州系の定番ブドウ品種だからこそ、世界水準でのチャレンジが可能!日本の"今"の立ち位置を確認できる、美味しいクラシックな品種のワインをセレクト。
正統派のエレガントな造りからモダンなものまで。クラシックな品種を使うことで、日本ワインならではの個性が見えてくる!
日本ワインといえば「甲州」や「マスカット・ベーリーA」などの日本固有種が代表格。他国にはない独特の味わいが、世界でも評価されています。けれども欧州系のクラシックな品種を使った日本ワインも、今やどんどん進化しています。これらの定番品種を使った日本ワインは、歴史の長い海外のワインと比べるとまだまだ発展途上、と言われていましたが、その進化には目を見張るものがあります。温暖で雨が多い日本の気候では栽培が難しい、と言われるブドウ品種も、ていねいな栽培と技術の向上で驚くような素晴らしい品質のものが収穫できるように。また、その原料のポテンシャルを最大限に引き出す、醸造の技術もどんどん向上しています。その結果、単なる海外の真似ではなく、日本独自の美味しさを追求したクラシックな品種のワインが続々誕生。洋はもちろん、和の食事にも合う、新しい日本ワインを、ぜひ味わってみてください。
写真左から:
ピノ・ノワール 2021/13,860yen(税込)
【ドメーヌ・コーセイ×wa-syu】Velvet Merlot F37 2020 French Oak/7,920yen(税込)
2021 Bijou カベルネ・ソーヴィニヨン/5,940yen(税込)
【wa-syu限定】2021 カベルネ・ジャポネ アッサンブラージュ/7,480yen(税込)
Sauvignon Blanc 2020 Yokomachi Pere et Fils extra brut/4,950yen(税込)
ソーヴィニヨン・ブラン 2020/3,300yen(税込)
【wa-syu限定】carraria Chardonnay petillant 2022/4,950yen(税込)
HOCCA Chardonnay 2021/4,950yen(税込)
▼「カベルネ・ソーヴィニヨンのアイテムリスト」はこちら
▼「カベルネ・フランのアイテムリスト」はこちら
▼「シャルドネのアイテムリスト」はこちら
▼「ソーヴィニヨン・ブランのアイテムリスト」はこちら
▼「ピノ・ノワールのアイテムリスト」はこちら
▼「メルローのアイテムリスト」はこちら
白ワイン用のクラシックな品種、シャルドネやソーヴィニヨン・ブラン。日本ならではの表現や、造り手の個性を反映した、日本ワインの名品が続々登場!
世界で最も有名な白ワイン用ブドウ品種といえば、「シャルドネ」。日本ワインの世界でも、シャルドネを使ったさまざまなタイプのワインが造られています。ワイナリーの個性を知るのに、まずはそこのシャルドネを飲んでみる、と言う人もいるほど定番的な品種であり、ある意味、日本ワインの立ち位置を知る基準点とも言えるかもしれません。また「ソーヴィニヨン・ブラン」は、果房が小さく収量が少ないというハンデを克服しようと奮闘し、結果を出している栽培者も増えてきています。これらのブドウを使ったワインは、樽の香りを利かせたもの、ナチュラルな造りのもの、皮に浸したマセラシオンの期間の長いものなど、バリエーションも豊富。食事や好みに合わせて楽しんでみてください。
写真左から:
【wa-syu限定】carraria Chardonnay petillant 2022/4,950yen(税込)
HOCCA Chardonnay 2021/4,950yen(税込)
ソーヴィニヨン・ブラン 2020/3,300yen(税込)
Sauvignon Blanc 2020 Yokomachi Pere et Fils extra brut/4,950yen(税込)
wa-syu限定販売!長野県産シャルドネを野生酵母で醸造した、ジューシーな果実味と苦味が魅力の『ツイヂラボ』ペティアン。
長野県北佐久郡立科町に位置するヴィンヤード『carraria(カラリア)』の中村大祐(なかむらだいすけ)氏が育てた「シャルドネ」を、同県東御市の『ツイヂラボ』で醸造した、wa-syu限定販売のフルーティーな辛口微発泡ワインです。醸造責任者である須賀貴大(すがたかひろ)氏が野生酵母で瓶内一次発酵させて仕立てたペティアンは、グレープフルーツのようなジューシーな果実味と心地よい酸味、ほろ苦さとまろやかさが混在。複雑な味わいが楽しめます。お刺身からサンドイッチまで、幅広い食と合わせられるのも魅力!ラベルの写真は『ツイヂラボ』の看板犬でフラッグシップワイン『くるみん』でもおなじみの「くるみ」。
【醸造家・須賀貴大氏のコメント】
酸をしっかり残したタイプなので、キリッと冷やした状態でパチっとした酸を楽しんでもらうイメージです。個人的には、秋刀魚に酢橘(すだち)のイメージです!あとやっぱり、旨味がひとつのキーになっていると思います。
「シャルドネ」のふくよかさと爽やかさ、塩味が感じられる味わい!山形県で、日本酒の杜氏が手がける『HOCCA WINERY』の白ワイン。
山形県鶴岡市にある日本酒蔵『奥羽自慢(おううじまん)』が手がける『HOCCA WINERY(ホッカワイナリー)』。日本酒とワインの醸造責任者を務める若手醸造家、阿部龍弥(あべりゅうや)氏が二刀流で造るワインやシードルが注目を集めています。ワイナリーの主力品種、「シャルドネ」を樽発酵で仕立てた辛口の白ワインは、海に近い畑で塩味が感じられるため、塩の焼き鳥と相性抜群!
【ワイナリーのコメント】
ふくよかさと爽やかさの両方を感じる香り、酸味とミネラル感のバランスの取れたクリーンな味わいをもつ辛口白ワインです。
『ウッディファーム&ワイナリー』を代表する銘柄!歴代でも断トツの厚みを感じる、「ソーヴィニヨン・ブラン」と「プティマンサン」をブレンドした、白ワイン。
「歴代でも断トツの厚みを感じる」と『ウッディーファーム&ワイナリー』の醸造家・金原勇人(かなはらゆうと)氏が絶賛する自信作!2018ヴィンテージは「日本ワインコンクール2019」にて、見事銅賞を受賞しています。2020ヴィンテージは、「ソーヴィニヨン・ブラン」に「プティ・マンサン」10%をブレンドした、辛口の白ワインに仕上がっています。
【醸造家・金原勇人氏のコメント】
「ソーヴィニヨン・ブラン」へ10%「プティマンサン」をブレンドしたヴィンテージです。本来は2021ヴィンテージよりも先にリリースするはずでしたが、状態を比べてリリースが前後しております。『ソーヴィニヨン・ブラン 2019』の味わいへエキス感をブレンドした印象に近く、香りは2021ヴィンテージほどではないですが、歴代でも断トツの厚みを感じます。
柑橘系のさわやかさが、レモンを絞るような魚介料理にぴったり!「ソーヴィニヨン・ブラン」を瓶内二次発酵で仕上げた、『福山わいん工房』のスパークリングワイン。
広島県福山市の都市型ワイナリー『福山わいん工房』が発信する、瓶内二次発酵スパークリングワインです。同県三次市の農家「Yokomachi Pere et Fils(ヨコマチ ペール エ フィス)」の「ソーヴィニヨン・ブラン」を使用し、シャープな辛口に仕上げています。柑橘系のさわやかさが、レモンを絞るような魚介料理にぴったりです。
【醸造家・古川和秋(ふるかわかずあき)氏のコメント】
ブドウを除梗破砕後、搾汁し、低温での一次発酵後、瓶詰め、瓶内二次発酵、瓶内熟成15カ月、ルミュアージュ(澱下げのための動瓶)、デゴルジュマン(澱飛ばし)、ドザージュ(補酒)をおこないました。ドザージュには糖分は添加せず、エクストラ ブリュットに仕上げました。「ソーヴィニヨン・ブラン」らしいハーブの香り、グレープフルーツのようなさわやかさ、天候に恵まれた2020年らしいブドウの果実味も感じます。
Sauvignon Blanc 2020 Yokomachi Pere et Fils extra brut/4,950yen(税込)
欧州系赤ブドウ品種が、日本の風土に馴染んだ味わいに。カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、ピノ・ノワール、メルローの日本ワイン。
ボルドー系ブドウ品種、「カベルネ・ソーヴィニヨン」、「カベルネ・フラン」、「メルロー」は、日本でも栽培を手がけ、結果を出しているワイナリーが増えてきています。特に長野県や山形県では良質な果実が生産されていると内外からの評価も高く、和食とも相性が良い、日本ならではの赤ワインが続々と誕生。ただ単に欧州に対抗するのではなく、海外のしっかりとした赤とはまた違った、滋味あふれる魅力を引き出したワインが生産されています。さらに世界的にも栽培が難しいと言われている「ピノ・ノワール」も、北海道を初めとした冷涼な地域でチャレンジする人が増えてきており、高く評価されている成功例も。いずれの品種も、ワイナリーの個性が表現された多種多様な銘柄が生み出されています。体にすっとなじむような、現代の食卓にもぴったり合うこれらの赤ワインを、ぜひ味わって見てください。
写真左から:
2021 Bijou カベルネ・ソーヴィニヨン/5,940yen(税込)
【ドメーヌ・コーセイ×wa-syu】Velvet Merlot F37 2020 French Oak/7,920yen(税込)
【wa-syu限定】2021 カベルネ・ジャポネ アッサンブラージュ/7,480yen(税込)
ピノ・ノワール 2021/13,860yen(税込)
▼「カベルネ・ソーヴィニヨンのアイテムリスト」はこちら
▼「カベルネ・フランのアイテムリスト」はこちら
▼「ピノ・ノワールのアイテムリスト」はこちら
▼「メルローのアイテムリスト」はこちら
天候に恵まれた2021年の「カベルネ・ソーヴィニヨン」を使用した、『カーブドッチ・ワイナリー』の赤ワイン。
『カーブドッチ・ワイナリー』自園の上質な「カベルネ・ソーヴィニヨン」を"Bijou(ビジュー)」=宝石"の名にふさわしい、ミディアムボディの赤ワインに。樽で10カ月間熟成した、樽由来の豊かな味わいと、砂質土壌ならではの香りの華やかさが魅力です。
【醸造家・掛川史人(かけがわふみと)氏のコメント】
樹齢を重ねた砂地のブドウはこの土地の特徴的な味わいをワインに映し込んでくれています。2021年は樽で10カ月間熟成、樽由来の豊かな味わいに砂質土壌ならではの香りの華やかさが加わり、実に魅力的なワインに仕上がりました。トップに香るのは熟したイチジクとスパイス。口に含むとしなやかな果実味、柔らかい酸とタンニンが交じり合った奥深さ感じます。そして喉の奥に向かってサラサラと流れるように入り込む余韻はまさに砂質土壌ならではの味わいです。2021年は非常に良い天候に恵まれたこともあり今後の熟成が楽しみなワインです。
ベルベットのような厚みとなめらかさが心地よい、極上のメルロー!"Mr.メルロ"こと、醸造家・味村興成氏がwa-syuとコラボした、特別な赤ワイン。
日本を代表する醸造家・味村興成(あじむらこうせい)氏が、自身の名を冠して設立したワイナリー『ドメーヌ・コーセイ』と、日本ワインのオンラインショップ『wa-syu』がコラボレーション! 樽で育成中のワインを先行販売する「プリムール」で、wa-syuが樽買いした特別な赤ワインです。国内随一のメルローの栽培地として名高い、「信州桔梗ヶ原ワインバレー」片丘地区に位置する自社畑から産出した「メルロー」のみを使用。「F37」は、フランス・ボルドーの名門樽メーカー、NADALIÉ(ナダリエ)社のフレンチオークの新樽にふられたナンバーです。約11カ月の樽育成を経て無濾過で瓶詰め。ミディアムボディのエレガントな赤ワインは、カシスやブラックベリーの果実の凝縮感、甘いバニラの香り、醤油を想わせる旨みと奥深さ、長く続く余韻に魅了される味わい。喉にひっかかることのないまろやかな味わいは、牛ほほ肉のワイン煮などの肉料理はもちろん、和食など繊細な料理にもしっくり馴染みます。
【ドメーヌ・コーセイ×wa-syu】Velvet Merlot F37 2020 French Oak/7,920yen(税込)
wa-syu限定販売!カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・ドルサ、カベルネ・ミトスをブレンドした珍しい『フェルミエ』の赤ワイン。
エレガントなワインに定評のある新潟の美しいワイナリー『フェルミエ』の代表でもある、栽培醸造家・本多孝(ほんだたかし)氏が手がけるwa-syu限定販売ワイン。新潟産の「カベルネ・ソーヴィニヨン」、北海道産の「カベルネ・ドルサ」と「カベルネ・ミトス」をブレンドした、ミディアムボディの赤ワインです。「カベルネ・ドルサ」はカベルネ・ソーヴィニヨンとドルンフェルダー、「カベルネ・ミトス」はカベルネ・ソーヴィニヨンとレンベルガーを交配させてドイツで生まれた、日本ではまだ珍しいブドウ品種。豊かな果実味と柔らかなタンニンが特長で、ジビエなどメインの肉料理と合わせるのにふさわしいワインです。
【栽培醸造家・本多孝氏のコメント】
ステンレスタンクで発酵後、樽熟成させました。色素がとてもしっかりしており、余韻はそこまで長くはありませんが、肉料理にも合わせやすいしっかりとした味わいに仕上がっています。
2013年に新潟市西蒲区角田浜の畑に複数クローンの苗木を植えてスタート!『フェルミエ』の「ピノ・ノワール」プロジェクトで誕生した赤ワイン。
『フェルミエ』が海と砂のテロワールで育てた「ピノ・ノワール」のミディアムボディ赤ワイン。フランスのディジョン・クローン「115」「667」「777」の「ピノ・ノワール」を使用。今飲んでも美味しいですが、数年寝かせて味わいたいポテンシャルのあるワインです。また同じ「ピノ・ノワール」でも、クローン違い、樽違いで味わいの違いを楽しめる銘柄もあるので、ぜひ飲みくらべてみてください。
【栽培醸造家・本多孝(ほんだたかし)氏のコメント】
「ピノ・ノワール」においてはブルゴーニュやカリフォルニアなど、世界各地の産地でもいろいろな種類のクローンが選択されていますが、他の品種でここまでクローンがクローズアップされることはないという気がします。『フェルミエ』では、ディジョン・クローン(ブルゴーニュのクローン)の中でも果粒が小さいピノファンに分類される、「115」「667」「777」の3種類を植えました。あわせて、ドイツで栽培されていた「ピノ・ノワール」、即ち「シュベートブルグンダー」にもチャレンジしました。これらを同じ造りで醸造し、さらにそれを熟成させる樽を使い分けています。
品種で選ぶと、日本ワインはもっと楽しい!
ブドウ品種別ガイド
ブドウ品種で選べば、日本ワインがもっと楽しくなる。日本固有種から欧州系品種まで、品種ガイドと、ワインエキスパートおすすめの銘柄を紹介します。
▼「品種リスト」はこちら
シリーズ・日本ワインが生まれるところ。
ワイン造りの現場にwa-syuが特別インタビュー!
RELATED ARTICLE
関連記事
2023.09.05
【日本ワインの、さらなる奥深さを体感!ブレンドワイン、混醸ワイン】 単一品種のワインとはまた違った魅力が!技術が光る極上の「ブレンドワイン」や、複数品種を一緒に醸造する「混醸ワイン」の、奥深い世界を体感してみませんか?
2023.08.02
【シリーズ・日本ワインが生まれるところ。Vol.17】 ますます日本ワインが好きになる、素敵なワイナリーをご紹介。長野・東京・オーストラリアと、複数拠点を持つ栽培家と醸造家のストーリー。限定ワインも発売中の、長野『ツイヂラボ』に独占取材!
2023.08.02
【ハレの日を彩る。お祝いワインセレクション】 おめでたい日には、とっておきの日本ワインで乾杯。ランチやディナーなどのシーンで選んだり、幸運を呼ぶラベルで選んだり。大切な人と分かち合って!