シャンパーニュ騎士団シュヴァリエが厳選!実力派ぞろい!日本の瓶内二次発酵スパークリングワイン

本場フランスのシャンパーニュを知り尽くしたwa-syuのバイヤーが、あえて日本の銘柄から選ぶ、瓶内二次発酵のスパークリングワインとは?

海外のスパークリングに引けをとらない美味しさ。独自路線を歩む、日本の瓶内二次発酵ワインから、目が離せない!

近年、ますます美味しさを増し、進化を続けている日本ワイン。瓶内二次発酵のスパークリングワインにチャレンジしているワイナリーも、年々増えてきています。瓶内二次発酵による製法は「シャンパーニュ方式」とも呼ばれ、技術的に難しく大変手間もかかるもの。しかしその自然で心地よい至福の泡は、世界中の食通を魅了してやみません。「シャンパーニュ」は、フランス・シャンパーニュ地方の限られた地域で厳密に定められた手法で造られたスパークリングワインを指すため、日本で造ったものを"シャンパーニュ"と名乗ることはできせん。一方で、甲州ブドウなどの日本固有種や生食用ブドウで造られたスパークリングワインをはじめ、日本独自の美味しさを追求した瓶内二次発酵ワインが続々登場。その動向から目が離せません。今回は『シャンパーニュ騎士団』のシュヴァリエ(騎士)に叙任されているwa-syuのバイヤー・菊地が、シャンパーニュ以上に偏愛している日本のスパークリングワインをセレクト。本場・フランスの味わいを知るシュヴァリエだからこそ激推しする、いま飲むべき旬の日本ワインの実力を味わってみてください。

ドサージュ時に古酒を極少量ブレンド!きめ細かな泡、上品なアロマ、シャープな口当たりのスパークリングワイン。

韮崎市穂坂地区の単一畑から厳選した甲州種を瓶内二次発酵させ、1年間熟成後、1本1本丹念な手作業にて仕上げました。発生した炭酸ガスを瓶内の圧力でワインの中に溶け込ませ、きめの細かい泡を造り、口当たりの良さを出しています。甲州のフレッシュでフルーティーな特徴を生かしつつ、ドサージュ時に古酒をブレンドすることによってまろやかさをプラス。老舗ワイナリー『まるき葡萄酒』ならではの味わいをご堪能ください。おすすめのペアリングは、野菜や白身魚の天ぷら、鮎などの川魚や太刀魚の塩焼き、山菜料理、イカ、エビのフリット、空豆や桃の冷製スープなど。

コリエ・ドゥ・ペルル ブランムスー リュクス 2017/SOLD OUT

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楠わいなりーの自信作!瓶内二次発酵後44カ月熟成、数々の受賞歴もあるロゼスパークリングワイン。

IWC2021、DWWA2021で銅賞受賞!瓶内二次発酵後44カ月熟成させた極上のロゼスパークリングワインは、自社栽培のメルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フランを使用。伝統的製法で瓶内二次発酵後44カ月におよぶ熟成を経て、2021年3月に澱引き。その後、約1年休ませて満を持してリリースされた逸品です。きめ細かい優美な泡、熟成した風味が華やかなシーンにぴったり。ワインのネーミングの由来でもある、『楠ワイナリーが位置する長野県須坂市にある「鎧塚(よろいづか)」から出土したお守り「アミュレット」をモチーフにしたラベルデザインにも注目!

鎧塚スパークリング 2016/11,110yen(税込)

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山形県産の早摘みデラウェアを野生酵母で発酵させた、ヒトミワイナリーならではの個性あふれるスパークリングワイン。

ホーロータンクで約10カ月静置後、瓶内二次発酵。青々しく爽やかな果実感と旨味、早摘みしたブドウとのバランスが楽しい個性的なワインです。辛口シャープで、酸の強いワインが好きな人におすすめ!「2016年に退社した初代醸造長が2015年に仕込んだワインですが、鋭い酸味を感じることに加え、香り、味わい共に強い個性を感じることもあり、瓶詰めから4年半の間倉庫で寝かせていたものです。長い瓶熟成によって個性的な香りも少し控えめになり、鋭い酸も少しは柔らかく落ち着いたように感じます。レモン、瓜(ウリ)、ナッツの香り。強い酸味の後に果実の甘みも感じられると思います。正直なところ、万人ウケするタイプの味わいではないため、贈答用などには不向きなワインだと思いますが、『Rurale Type UB(リュラル タイプ ユービー)』のような酸の強いワインが好きな方で、オフフレーバーに寛容な方でしたらお楽しみいただけるワインかと思います(ヒトミワイナリー)」。

※画像はイメージです。「Lush Delaware 2015」は完売しました。

Lush Delaware 2015/SOLD OUT

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2015VTが「G20大阪サミット2019」で採用!エコ農産園に認定された自社畑「合名山北畑」のデラウェアから誕生。

かつて日本一のブドウ生産量を誇った大阪で1914年から続く、由緒ある『カタシモワイナリー』。健康なブドウを育てることと、蔵内の衛生管理を大切にすることをモットーに、老舗だからこそできる新しい試みを続けています。大阪府よりエコ農産園に認定された自社畑「合名山北畑」のデラウェアを100%使った、瓶内二次発酵スパークリングワインは、やや辛口で、デラウェアの華やかな甘い香り、瓶熟のコクと旨みが広がる深い味わい。2015ヴィンテージが「日本ワインコンクール2017」銅賞受賞、「G20大阪サミット2019」歓迎レセプション・首脳夕食会で採用された、ワイナリーを代表する銘柄です。限定数生産!

K.S.合名山 北畑 デラウェア スパークリング 2019/3,960 yen(税込)

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甲州なのにシャンパーニュのシャルドネみたい?! 和柑橘の爽やかなスパークリングワイン。

山梨県産の甲州で造られた、瓶内二次発酵のスパークリングワインです。おすすめのペアリングは白身魚のカルパッチョ、タコのガリシア風。「除梗破砕はおこなわず、全房でゆっくりじっく搾汁後、低温で長期間の一次発酵後、瓶詰め、短期間(3カ月)の瓶内二次発酵後、ルミュアージュ(澱下げのための動瓶)、デゴルジュマン(澱飛ばし)、ドザージュ(補酒)をおこないました。ドザージュは糖分は添加せず、エクストラブリュットに仕上げました。透き通った色、香りは甲州らしい吟醸香もあり、瓶内二次発酵のため香ばしさもあります。レモン、青みかんのようなキリリとした酸味が印象的で、味わいスッキリ、ドライ(福山わいん工房)」。

※画像はイメージです。「Koshu 2018 extra brut」は完売しました。

Koshu 2018 extra brut/SOLD OUT

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日本ワインで、日本をもっと深く知る。
エリア別ワイナリーガイド

こちら日本の感性と職人技を生かした名品が次々と誕生し、国内外の食通を惹きつけながら、進化し続ける日本ワイン。南北に長い日本列島の各地で栽培・収穫されたブドウのみを使用し、日本国内で製造された「日本ワイン」は、その地域の気候や品種によって性質もさまざまで、そのため多様性に富んだ味わいが特徴です。北は北海道、南は九州・沖縄まで。日本全国より、wa-syuが厳選した50以上のワイナリーをエリア別ガイドでご紹介します。

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