カーブドッチ・ワイナリー 草野竜征さんが、自社以外でセレクト。いま日本ワインで選ぶなら、この4本

カーブドッチ・ワイナリー 草野竜征さんが、自社以外でセレクト。いま日本ワインで選ぶなら、この4本

新潟県を代表するワイナリー『カーブドッチ・ワイナリー』のクラフトビールブランド「カーブドッチブルーイング」の醸造責任者として活躍し、今年(2024年)ワインの醸造責任者にも就任した草野竜征(くさのりゅうせい)さん。若手ながら醸造家としても飲み手としても経験豊富な草野さんが選ぶ、日本ワイン4本をご紹介!

『カーブドッチ・ワイナリー』の新しい時代を担う気鋭の醸造家、草野竜征さん

今回、自社以外の日本ワインおすすめを4本選んでいただいた草野さんは、若手ながらも『カーブドッチワイナリー』、『カーブドッチブルーイング』の醸造責任者を担っており、カーブドッチのワイン統括・掛川史人(かけがわふみと)氏が認める、醸造家として次世代の日本ワイン界を牽引する存在となっています。
そんな草野さんが選ぶおすすめワインはどんなものだろう?と私たちも楽しみにしていました。
是非ワイン選びの参考にしてみてください!

▼「カーブドッチ・ワイナリーのアイテムリスト」はこちら

醸造のプロフェッショナル・草野氏が選ぶ、飲むべき日本ワインとは?

「日本らしさが詰まっていると思うワインをセレクトしました」と草野さん。様々な観点から「日本らしさ」をキーワードにセレクトされたラインアップは、草野さんのセンスが溢れています。草野さんの想いが詰まったコメントともに、1本ずつご紹介!きっとワインがより美味しく感じられるはずです。

写真左から:
都農ワイン/プライベートリザーブ ピノ・ノワール 2022
ココ・ファーム・ワイナリー/2021 ぴのろぜ (こことあるシリーズ)
SHINDO WINES/Égalité 2021
木谷ワイン/デラウェア 2023

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都農ワイン / プライベートリザーブ ピノ・ノワール 2022

「九州南部、宮崎からハイクオリティのワインを届けてくれる都農ワインさん。僕自身鹿児島で生まれ育ったのでぶどうの成熟〜収穫期に何度も台風が通る九州南部の気候条件の過酷さを知っているのですが、それでもこんなにも美味しいワインがつくれるんだ…!と感動した1本です。南国らしく酸は短いですが暖かみのある豊かなフルーツが口の中に広がり、宮崎のテロワールを堪能できます。このワインもまた日本らしいワインだなあと思います!」

 

 

ココ・ファーム・ワイナリー/2021 ぴのろぜ (こことあるシリーズ)

「こことあるシリーズの「ぴのろぜ」は僕がワイン造りを志すきっかけになったワインの1つ。軟水のミネラルのような旨味がじんわりと沁みわたる、海外の土地の力強さとは異なる日本らしい魅力を持った素晴らしい一本です。ワインを飲み始めたエントリーの人にもワインを飲み慣れたワインラバーにもお勧めできる、この飲み口のわかりやすさと奥深さには脱帽します。
ワイン単体でも素晴らしく飲み手を楽しませてくれますが、食事と合わせてもポテンシャルを十二分に発揮してくれます。日本人の食事に合う、まさしく日本のワインです!」

 

 

Égalité 2021

SHINDO WINES/Égalité 2021

「福岡から食用ぶどうでグビグビ系のワインを造る阪本さん。このワインは福岡県産の巨峰でつくられたオレンジワインです。糖度以外の要素が少ない巨峰でワインを造るというのは通常のワイン葡萄に比べるとかなり難易度が高く、僕も一度触ったことがありますがこのぶどうで美味しいワインを作れる人は天才だなと思った記憶があります。日本酒の蔵人というバックボーンと海外での醸造経験をもつ阪本さんだからこそ造れるワインだと思います。同じワインメイカーとしても興味深く、そして食用ぶどうの世界を広げてくれる1本です!」

SHINDO WINES/Égalité 2021/3,300yen(税込)

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木谷ワイン/デラウェア 2023

 

「奈良からデラウェアで世界と戦えるワインを造ろうと奮闘している木谷さん。新世代の造り手のなかでも何歩も先にいるなあと思っている造り手です。木谷さんのデラウェアは、デラウェアってこんなにも高貴なぶどうだったっけ?と思えるほど。樹齢や、畑の個性、栽培方法、醸造方法、など数多くのファクターそれぞれを細かく探究する木谷さんの個性が表れているワインです!」

木谷ワイン/デラウェア 2023/3,080yen(税込)

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カーブドッチ・ワイナリー
新潟県新潟市西蒲区角田浜:(株)カーブドッチ

カーブドッチ・ワイナリー(CAVE D'OCCI/かーぶどっちわいなりー)は、1992年に設立されたレストラン、スパ、オーベルジュを併設する、新潟を代表する滞在型ワイナリー。海と砂に囲まれた、日本ワインの新たな銘醸地「新潟ワインコースト」の歴史は、ここから始まりました。国産生ブドウかつ欧州系のワイン専用種のワインを造ることを目標に掲げ、ワイン未開の地でスタート。砂浜のような砂質土壌の適性品種を求めて、創業からこれまで40種類以上の品種を植えてきました。現在も約20種類のブドウを栽培しています。目の前にはのびやかに横たわる角田山。広大なブドウ畑に囲まれた一帯に設立されたカーブドッチ・ワイナリーは、訪れた人々がワイン造りの現場に触れ、ワインやお料理を愉しみ、「ワイン」「食べる」「買う」「泊まる」の豊かな時間を過ごしていただけるような空間やサービスを揃えています。

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