2023.05.24
#日本ワイン #ピノグリ #白ワイン #ロゼワイン #スパークリングワイン
- その魅力と味わい -
大きな可能性を秘めた、グリ系ブドウの代表格。ピノ・グリ
"グリ=灰色"の名の通り、独特のピンクがかったグレーの色調が特徴のピノ・グリ。実はピノ・ノワールからの突然変異種!世界的にも人気急上昇中の白ワイン品種とは?
あのピノ・ノワールから色素が減少した、突然変異体がピノ・グリ。イタリアではピノ・グリージョとも呼ばれるほか、世界的な人気急上昇品種に。
ブルゴーニュ系品種の代表格、ピノ・ノワールの突然変異種として生まれたピノ・グリ (Pinot gris) 。グリ(=灰色)系ブドウとも呼ばれる、独特のピングがかったグレー〜青紫系の色調が特長です。ピノとは"松かさ"を意味し、松かさのように実がつくところから名付けられています。イタリアではピノ・グリージョ(Pinot grigio)とも呼ばれ、さらにドイツではルーレンダー((Ruländer/甘口)またはグラウブルグンダー(Grauburgunder/辛口)の別名も。スイス、ハンガリー、スロヴェニア、ロシア、モルドヴァ、カナダなどでもピノ・グリのワインは造られており、世界的に人気が急上昇していることが伺えます。味わいは比較的酸味が穏やかで、まろやかかつコクがある白ワインになるほか、幅広い解釈でさまざまなバリエーションが。ピノ・グリを使ったオレンジワインも登場しています。
ピノ・グリは日本でも少しずつ浸透。北海道や東北地方など、冷涼な地域での栽培例が。
ピノ・ノワールと同様に、比較的酸が落ちやすい傾向があるピノ・グリ。日本ではまだ決して栽培面積の多い品種ではありませんが、北海道や東北地方など、冷涼な気候での栽培の成功例が多く見られます。また、単一品種だけではなく、ブレンドに使用することも。新潟ワインコーストに位置する『フェルミエ』のロゼは、ピノ・ノワールとピノ・グリのブレンドでロゼワインを造っている珍しい例です。さまざまな可能性を秘めたこのピノ・グリは、魚介類だけでなく、豚肉や鶏肉の料理にもマッチ。出会ったらぜひ、味わってみてください。
※左から3番目の画像はイメージです。『2020 ぴのぐり (こことあるシリーズ)』は完売しました。
写真左から:
リースリング 2020 古樽熟成/4,510yen(税込)
【wa-syu限定】ピノグリ 2022/4,400yen(税込)
2020 ぴのぐり (こことあるシリーズ)/SOLD OUT
REGALO 2022 ピノ・グリ/3,520yen(税込)
▼「品種リスト」はこちら
品種で選ぶと、日本ワインはもっと楽しい!
ブドウ品種別ガイド
ブドウ品種で選べば、日本ワインがもっと楽しくなる。日本固有種から欧州系品種まで、品種ガイドと、ワインエキスパートおすすめの銘柄を紹介します。
▼「品種リスト」はこちら
日本ワインで、日本をもっと深く知る。
エリア別ワイナリーガイド
RELATED ARTICLE
関連記事
2023.09.05
【初入荷!日本酒の感性を、日本ワインに。HOCCA WINERY】 杜氏が手がける新感覚の果実酒。山形県鶴岡市発・日本酒の造り手が担う、次世代のワイン造りとは?老舗の酒蔵が手がける新機軸『HOCCA WINERY(ホッカワイナリー)』
2023.08.23
【シリーズ・日本ワインが生まれるところ。Vol.18】 ますます日本ワインが好きになる、素敵なワイナリーをご紹介。感性と数字データの判断も必要なワイン造り。山梨の銘醸地・勝沼地区で日本ワインと向き合い続ける『シャトージュン』に独占取材!