- その魅力と味わい -
大きな可能性を秘めた、グリ系ブドウの代表格。ピノ・グリ

"グリ=灰色"の名の通り、独特のピンクがかったグレーの色調が特徴のピノ・グリ。実はピノ・ノワールからの突然変異種!世界的にも人気急上昇中の白ワイン品種とは?

あのピノ・ノワールから色素が減少した、突然変異体がピノ・グリ。イタリアではピノ・グリージョとも呼ばれるほか、世界的な人気急上昇品種に。

ブルゴーニュ系品種の代表格、ピノ・ノワールの突然変異種として生まれたピノ・グリ (Pinot gris) 。グリ(=灰色)系ブドウとも呼ばれる、独特のピングがかったグレー〜青紫系の色調が特長です。ピノとは"松かさ"を意味し、松かさのように実がつくところから名付けられています。イタリアではピノ・グリージョ(Pinot grigio)とも呼ばれ、さらにドイツではルーレンダー((Ruländer/甘口)またはグラウブルグンダー(Grauburgunder/辛口)の別名も。スイス、ハンガリー、スロヴェニア、ロシア、モルドヴァ、カナダなどでもピノ・グリのワインは造られており、世界的に人気が急上昇していることが伺えます。味わいは比較的酸味が穏やかで、まろやかかつコクがある白ワインになるほか、幅広い解釈でさまざまなバリエーションが。ピノ・グリを使ったオレンジワインも登場しています。

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ピノ・グリは日本でも少しずつ浸透。北海道や東北地方など、冷涼な地域での栽培例が。

ピノ・ノワールと同様に、比較的酸が落ちやすい傾向があるピノ・グリ。日本ではまだ決して栽培面積の多い品種ではありませんが、北海道や東北地方など、冷涼な気候での栽培の成功例が多く見られます。また、単一品種だけではなく、ブレンドに使用することも。新潟ワインコーストに位置する『フェルミエ』のロゼは、ピノ・ノワールとピノ・グリのブレンドでロゼワインを造っている珍しい例です。さまざまな可能性を秘めたこのピノ・グリは、魚介類だけでなく、豚肉や鶏肉の料理にもマッチ。出会ったらぜひ、味わってみてください。

※左から3番目の画像はイメージです。『2020 ぴのぐり (こことあるシリーズ)』は完売しました。

写真左から:
リースリング 2020 古樽熟成/4,510yen(税込)
【wa-syu限定】ピノグリ 2022/4,400yen(税込)
2020 ぴのぐり (こことあるシリーズ)/SOLD OUT
REGALO 2022 ピノ・グリ/3,520yen(税込)

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品種で選ぶと、日本ワインはもっと楽しい!
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ブドウ品種で選べば、日本ワインがもっと楽しくなる。日本固有種から欧州系品種まで、品種ガイドと、ワインエキスパートおすすめの銘柄を紹介します。

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日本ワインで、日本をもっと深く知る。
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日本の感性と職人技を生かした名品が次々と誕生し、国内外の食通を惹きつけながら、進化し続ける日本ワイン。南北に長い日本列島の各地で栽培・収穫されたブドウのみを使用し、日本国内で製造された「日本ワイン」は、その地域の気候や品種によって性質もさまざまで、そのため多様性に富んだ味わいが特徴です。北は北海道、南は九州・沖縄まで。日本全国より、wa-syuが厳選した50以上のワイナリーをエリア別ガイドでご紹介します。

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