雨にも強い日本ワイン界のホープ プティ・マンサン

日本でブドウ栽培を手がける人々から注目を集めている品種、プティ・マンサン。美味しくて日本の気候にも馴染む、期待の白ブドウ品種にフォーカス!

日本中の生産者が注目の醸造用品種。雨や病気に強い「プティ・マンサン」は、その味わいも魅力!

「プティ・マンサン」はフランス南西部、ピレネー山脈の麓で栽培されてきた品種。小粒で房も小さく、果皮が厚いため収量は少なめですが、雨による病気に強いという利点があり、日本の風土に合った品種として注目されています。糖度が高く、生き生きとした酸味が特長で、ワインにすることでトロピカルフルーツのニュアンスが感じられるものも。2023年には、JVA(一般社団法人 日本ワインブドウ栽培協会)が開催した品種ウェビナーもプティ・マンサンにフォーカスするなど、ワイン生産者の関心の高さが伺えます。

日本での「プティ・マンサン」栽培の草分けは『ココ・ファーム・ワイナリー』。全国に広がり、個性あふれる銘柄が誕生!

栃木県・足利の暑い夏や気候変動に負けないブドウ品種を探して、『ココ・ファーム・ワイナリー』がフランスで出会ったのがこの「プティ・マンサン」。2006年から日本での栽培をスタートさせたところ、猛暑の中でも美味しい酸を残し、美味しく熟した果実を収穫できるようになりました。その後、日本各地で栽培を手がけるところも少しずつ増え、『ココ・ファーム・ワイナリー』の「山のカンタータ 2019」はJAL国際線ファーストクラスで採用されるなど、高い評価を得ています。また、山形県・上山市の『ウッディーファーム&ワイナリー』などでも、風土に合った品種として特に力を入れるようになり、「プティ・マンサン モアルー 2019」など、数々の名品が誕生しています。

山のカンタータ 2020/4,400yen(税込)
山のペティアン 2021 (こころみシリーズ)/4,730yen(税込)
プティ・マンサン・スパークリング 2018 (こころみシリーズ)/7,480yen(税込)
プティ・マンサン モアルー 2019/SOLD OUT

品種で選ぶと、日本ワインはもっと楽しい!
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ブドウ品種で選べば、日本ワインがもっと楽しくなる。日本固有種から欧州系品種まで、品種ガイドと、ワインエキスパートおすすめの銘柄を紹介します。

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日本の感性と職人技を生かした名品が次々と誕生し、国内外の食通を惹きつけながら、進化し続ける日本ワイン。南北に長い日本列島の各地で栽培・収穫されたブドウのみを使用し、日本国内で製造された「日本ワイン」は、その地域の気候や品種によって性質もさまざまで、そのため多様性に富んだ味わいが特徴です。北は北海道、南は九州・沖縄まで。日本全国より、wa-syuが厳選したワイナリーをエリア別ガイドでご紹介します。

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