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話題のワイナリー、シャトー勝沼の今村恒朗さんが、自社以外でセレクト。いま、日本ワインで選ぶならこの4本

wa-syuの限定醸造も手がける、日本有数のワイナリー『シャトー勝沼』。あえて自社以外の銘柄で、おすすめの日本ワインを4本選んでもらいました。

日本最高峰のブドウ栽培好適地・鳥居平に位置する『シャトー勝沼』。銘醸地から見た、日本ワインの潮流とは?

日本でのブドウ栽培の歴史と共に歩んできた『シャトー勝沼』は、創業から140年という老舗。明治初頭から山梨県・勝沼町で葡萄の栽培を手がけていた初代が、『今村葡萄酒醸造場』としてスタートさせたのが礎となっています。甲府盆地の東側に位置する勝沼町は寒暖の変化が大きく、"日本のモンラッシェ"と言われるほどブドウの栽培に適している風土。日本を代表する固有品種"甲州"の栽培も盛んです。中でも『シャトー勝沼』の自社農園がある「鳥居平(とりいびら)」、そして隣接する銘醸地「菱山(ひしやま)」は、世界的に見てもブドウ栽培に適した希有な地理的条件を有するエリア。『シャトー勝沼』は、この土地でブドウの栽培から醸造,販売まで全てを一貫して手作りで手がけているのです。

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シャトー勝沼・今村さんが、今回セレクトしたのはこの4本。

『シャトー勝沼』の常務取締役であり、ブドウの栽培から醸造まですべて現場で手がけている今村恒朗(いまむらつねおさん。『wa-syu』とのコラボで限定銘柄もリリースするなど、その腕と目利きには定評があります。今回は自社以外で感銘を受けた銘柄として、この4本を挙げてくださいました。日本ワインの造り手でありながら、ソムリエでもあり料理人でもある今村さんならではのセレクションは、合わせる食事のイメージも膨らむ、楽しんで飲めるものばかりです。

※左から2番目、4番目の画像はイメージです。2019ヴィンテージは完売しました。現在の取り扱いは、2020ヴィンテージです。
※左から4番目の画像はイメージです。「2018 高畠 シャルドネ樽醗酵 ナイトハーベスト」は完売しました。

写真左から:
ドメーヌ・コーセイ/KATAOKA MERLOT 2019 FRENCH OAK ※SOLD OUT
ドメーヌ・コーセイ/KATAOKA MERLOT 2020 FRENCH OAK
ドメーヌ・コーセイ/KATAOKA MERLOT 2019 AMERICAN OAK ※SOLD OUT
ドメーヌ・コーセイ/KATAOKA MERLOT 2020 AMERICAN OAK
domaine tetta/2018 Blanc de Blancs Effervescent-Ⅰ
高畠ワイナリー/2018 高畠 シャルドネ樽醗酵 ナイトハーベスト ※SOLD OUT

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今村さんおすすめ① 同じメルローを、フレンチオークの樽で熟成。比べてテイスティングしてみたい逸品

1950年代に植えられた歴史あるメルローは、長野県で最も古い貴重な樹。「メルローをフレンチオークで熟成させたものは、アメリカンオークとはまた違った味わい。こちらはすき焼きと一緒に飲みたいと思いました。大阪でレストランを経営していた時代に、この日本ワインを僕に教えてくださり、日本ワインのトリコにした味村さん。これからもいいワインがどんどん造られるのではないでしょうか? また味村さんに会いに、ワイナリーを訪れたいと思いました(今村さん)」。選りすぐった複数のフレンチオーク樽を組み合わせたことで、製樽所それぞれの持つキャラクターが絡み合い、シナジー効果が生まれ、凝縮された味わいに。ドラマチックなトップの香味、甘いバニラ、豊かでまろやかに広がるタンニン、雑味で厚みのある味わい、そして長く続く余韻…。上品で奥深いフィネスとエレガンスが楽しめます。

※画像はイメージです。2019ヴィンテージは完売しました。現在の取り扱いは、2020ヴィンテージです。

ドメーヌ・コーセイ [長野]
KATAOKA MERLOT 2019 FRENCH OAK/SOLD OUT
KATAOKA MERLOT 2020 FRENCH OAK/4,950yen(税込)

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今村さんおすすめ② 日本ワインの虜になったきっかけをくれた、長野のメルロー。樽の違いで味わいの違いを楽しむという贅沢な体験

『ドメーヌ・コーセイ』は、長野県・塩尻の地で、メルローのみでワインを造っているワイナリー。「醸造家・味村さんの素晴らしいワイン造りには、本当に感銘を受けました。昔ながらの造りに、柔らかさや果実味の豊かさ、ふくよかさが加わったメルロー。そして、アメリカンオークとフレンチオークという二つの樽の違いで、異なる香味の加わったメルローの表現をされており、とても面白い試みだなと思いました。こちらは、アメリカンオーク樽で熟成させたもの。このスパイシーさを味わったときは、牛肉の400gぐらいをグリルで食べたいと思いました(今村さん)」。

※画像はイメージです。2019ヴィンテージは完売しました。現在の取り扱いは、2020ヴィンテージです。

ドメーヌ・コーセイ [長野]
KATAOKA MERLOT 2019 AMERICAN OAK/SOLD OUT
KATAOKA MERLOT 2020 AMERICAN OAK/4,950yen(税込)

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今村さんおすすめ③ 気持ちのよい爽やかな泡は、ランチタイムのテラスで、軽いイタリアンと楽しみたい!

「クリーミーな泡に、しっかりとした酵母の香りが香ばしく残り、優しい酸と甘さが特徴のワインでした。やわらかな泡は、口の中をほどよくスッキリさせてくれて、味覚もリフレッシュさせてくれます。香りも爽やかで、新鮮な果実の風味が生き生きと感じられる逸品。気持ちの良いお昼のランチタイムに、シーフードの軽いトマト系のパスタと、ピッツア・マルゲリータと一緒に、テラスで飲みたいワインだな、と感じました(今村さん)」。

domaine tetta [岡山]
2018 Blanc de Blancs Effervescent-Ⅰ/5,060yen(税込)

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今村さんおすすめ④ 日本のシャルドネでここまで素晴らしいワインに出会った事がなかった。ブルゴーニュに匹敵するクオリティ

「とても素晴らしいシャルドネだと思います!! シャルドネはフランス・ブルゴーニュのものが大好きで、色々なシャルドネをテイスティングして来ましたが、日本のシャルドネでここまで素晴らしいワインには出会ったことがなかったです。オマール海老を丸ごと一匹ローストし、アメリケーヌソースに少し生クリームとフレッシュトマトを添えて頂きました。焼き立ての香ばしいフランスパンにソースをつけながら楽しめた一本です。本当に素晴らしいワインだと思います。『高畠ワイナリー』の村上社長にこのようなマリアージュで楽しませていただきましたと伝えたところ、"いいブドウを集めるとどうしても生産量が少なくなってしまいますが、常にいいワインを造る、そういう思いを大切にして完成させたシャルドネです"と熱く語ってくださいました。また村上社長に会いにワイナリーに訪れたいと思いました(今村さん)」。

※画像はイメージです。「2018 高畠 シャルドネ樽醗酵 ナイトハーベスト」は完売しました。

高畠ワイナリー [山形]
2018 高畠 シャルドネ樽醗酵 ナイトハーベスト/SOLD OUT

シャトー勝沼
山梨県甲州市勝沼町:株式会社シャトー勝沼

シャトー勝沼(CHATEAU KATSUNUMA/しゃとーかつぬま/シャトーカツヌマ)は、"日本のモンラッシェ"と言われる「鳥居平(トリイヴィラ/とりいびら)」、そして隣接する銘醸地「菱山(ひしやま)」を中心に山梨県・勝沼で広大な自社畑を所有する、老舗シャトー(ブドウ畑を所有するワイン醸造所)です。明治初頭、勝沼町で葡萄の栽培を手がけていた初代が、「今村葡萄酒醸造場」として設立。勝沼産の良質なブドウを使用した少量生産のこだわりのワインからデイリーで楽しめるお手頃価格のワインまで多彩なワインを醸造しています。

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品種で選ぶと、日本ワインはもっと楽しい!
ブドウ品種別ガイド

ブドウ品種で選べば、日本ワインがもっと楽しくなる。日本固有種から欧州系品種まで、品種ガイドと、ワインエキスパートおすすめの銘柄を紹介します。

▼「品種リスト」はこちら

日本ワインで、日本をもっと深く知る。
エリア別ワイナリーガイド

日本の感性と職人技を生かした名品が次々と誕生し、国内外の食通を惹きつけながら、進化し続ける日本ワイン。南北に長い日本列島の各地で栽培・収穫されたブドウのみを使用し、日本国内で製造された「日本ワイン」は、その地域の気候や品種によって性質もさまざまで、そのため多様性に富んだ味わいが特徴です。北は北海道、南は九州・沖縄まで。日本全国より、wa-syuが厳選した50以上のワイナリーをエリア別ガイドでご紹介します。

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