生産地の個性も味わって楽しむ。リンゴのお酒、シードル

日本ワインのワイナリーが発信する、リンゴのお酒「シードル」は、近年ますますバリエーションが増えています。地域ごとに飲み比べてみる楽しみも◎!

西洋では古くから愛されてきたリンゴのお酒。日本でもブームになりつつあるカテゴリー。

リンゴを発酵させて造るお酒「シードル」は、ヨーロッパでは古くから愛されてきた飲み物です。フランスのブルターニュ地方やノルマンディー地方のものが特に有名で、ブドウのワインに勝るとも劣らない人気を誇ります。日本ではもともとリンゴの栽培が盛んだったこともあり、シードルの原料であるリンゴは比較的手に入りやすい環境。また新規就農・酒造免許取得したワイナリーが、ブドウを植え付けて収穫を迎えるまでの3年間に、買い入れたリンゴなどによるシードル造りを手がけるケースが多いことなどもあり、この数年間で銘柄は非常にふえており、個性的な味わいも出てくるようになっています。

写真上左から:
サンサン サイダー ヴァンヴェール 2019/2,200yen(税込)
シードル ミニ 2020/990yen(税込)
シードル[200ml]/880yen(税込)
シードル 赤来/2,530yen(税込)
シードル 2021/1,980yen(税込)

写真下左から:
シードル 2021/1,980yen(税込)
シードル ミニ 2020/990yen(税込)

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リンゴ栽培が盛んな地域はもちろんのこと、シードル専用品種を栽培し、本格的な味わいを追求する地域も。今回は8つの地域からセレクト。

今回wa-syuがセレクトしたのは、北海道、岩手、山形、富山、東京、山梨、長野、島根の8エリアのシードル。もともとリンゴの名産地である、岩手や山形、長野はもちろんのこと、買い入れた果実で新しい挑戦を続ける東京のワイナリーなども登場します。また、シードル醸造用の品種を新たに栽培し始めたワイナリーなどもあり、"リンゴの産地=シードルの産地"とは言えなくなりはじめているのも面白いところ。ブドウのワインを飲んで、造られた土地のテロワールを感じるように、ぜひいろいろな地域のシードルを比べて、生産者の思いも一緒に味わってみてください。

写真左から:
シードル 2021/1,980yen(税込)
多田シードル 辛口[360ml]/990yen(税込)
りんご屋まち子のアップルシードル[375ml]/1,540yen(税込)
Apple Republic 2021[330ml]/800yen(税込)

北海道・多田ワイナリー/多田シードル 辛口

北海道・上富良野発、360mlのミニボトルがちょうどいい!瓶内二次発酵させ無濾過で仕上げた、心地よい泡と爽やかな味わいが魅力の本格辛口シードルです。ピクニックやブランチなど幅広いシーンで活躍する360mlボトルサイズ。多田ワイナリーを運営する「多田農園」の3代目であり、造り手である多田繁夫(ただしげお)氏が、ワイナリー設立前にシードルの本場、フランスのノルマンディー地方のオーベルジュで飲んだ自家製シードルの感動がシードル造りのインスピレーション源です。

多田シードル 辛口[360ml]/990yen(税込)

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岩手・THREE PEAKS/りんご屋まち子のアップルシードル

岩手県大船渡市の家族経営ワイナリー「THREE PEAKS(スリーピークス)」が手がける辛口フルーティーな味わいのシードル。岩手県で最も古い130年以上の歴史があるリンゴの産地、「陸前高田市の米崎リンゴを守りたい」という想いから誕生。リンゴを低温で時間をかけて発酵させ、澱引き・ろ過の後、瓶内二次発酵。すっきり辛口の味わいは、魚介とも相性が抜群です。アルコール度数8%のためワインより気軽に楽しめるのも魅力です。「りんご屋まち子のアップルシードル」の名称は、ワイナリーの代表・及川氏のお母さまであり、リンゴ園を一手に引き受ける「まち子」さんが由来。「まち子」さんを主役にしたリンゴ園のイメージをデザインしたラベルも魅力です。

りんご屋まち子のアップルシードル/2,530yen(税込)
りんご屋まち子のアップルシードル[375ml]/1,540yen(税込)

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山形・GRAPE REPUBLIC/Apple Republic 2021

山形県オリジナルのリンゴ品種「秋陽」を中心に、シナノスイート、王林、紅玉、アルプス乙女の5種類のリンゴ品種を使用した辛口フルーティーなシードルです。果実は丁寧に選果し、手作業にて圧搾。アルコール発酵終了後、取り置いていたジュースを瓶詰前に戻し入れ糖度を調整、瓶内にて再発酵させました。もちろん酸化防止剤は無添加です。切りたてのリンゴを思わせるフレッシュな香り、豊かな果実味と穏やかな酸味が心地いい、スムーズな飲み口のドライシードルです。まるでリンゴをかじっているようなフレッシュな果実感と穏やかな酸味が心地良く、お料理との相性も抜群。『GRAPE REPUBLIC(グレープリパブリック)』初の、ぐびぐび直接飲めるスタイニーボトル(330mlのビール瓶)なので、お風呂上がりやリラックスタイムなど幅広いシーンで気軽に楽しめます!

Apple Republic 2021[330ml]/800yen(税込)

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富山・SAYS FARM/シードル

ブルターニュ地方の製法にならって造られた、スモークのニュアンスも感じられる、富山『SAYS FARM(セイズファーム)』の辛口微発泡シードルです。仕込みが始まるのは、外気温が氷点下になる12月の終わり頃。低温状態で一次発酵が始まるため、2カ月半ほどかけてゆっくりと発酵が進みます。その時々の温度を活かし、大切に仕込むことで氷見の気候を表現。きめ細やかな天然ガスに仕上げるため、二次発酵も3カ月以上かけています。穏やかな酸味の後に残る、焼き菓子のようなほろ苦さ、芳醇な香りと優しい飲み口が、幅広いシーンでお楽しみいただけます。気軽に楽しめる375mlのミニボトルです。

シードル/1,980yen(税込)
シードル[375ml]/1,430yen(税込)
シードル[200ml]/880yen(税込)

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東京・BookRoad ~葡蔵人~/シードル ミニ 2020

2017年、東京台東区で設立された都市型ワイナリー『BookRoad(ブックロード) ~葡蔵人~』が発信!ポップなラベルは、ワインだけでなくシードルにも。長野県安曇野市産のシナノゴールドとふじを使用した、瓶内二次発酵の本格シードルです。改良を重ね、ふじの良い香りとシナノゴールドの果実感、それぞれの良いところを生かすように工夫して造られました。辛口タイプで料理との相性もよく、ピクニックやブランチなど、幅広いシーンで活躍する250mlのミニボトルです。グラス要らずでそのまま気軽に楽しめるのも魅力。

シードル ミニ 2020/990yen(税込)

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山梨・ルミエールワイナリー/シードル 2021

ワイン県の中でもとりわけ歴史の古い、代々続く老舗。大正時代には宮内庁御用達となった由緒あるワイナリー『ルミエールワイナリー』が発信するシードルは、エレガントで美しい一本。山梨県産のリンゴを使い瓶内で発酵させ、果実本来の風味を味わっていただくため「無ろ過」で仕上げた辛口シャープなタイプです。アルコール度数8%なので、休日の朝やランチに気軽に楽しめるのも魅力!おうち飲みのおともに、ぜひ常備しておきたいシードルで、リンゴのポテンシャルの高さを感じさせてくれます。

シードル 2021/1,980yen(税込)

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長野・サンサンワイナリー/サンサン サイダー ヴァンヴェール 2019

「ヴァンヴェール=緑の風」という名の通り、新緑の爽快感をイメージした爽やかな仕上がりに!『サンサンワイナリー』の塩尻産「グラニースミス(Granny Smith)」と「紅玉(こうぎょく)」の豊かな酸味が心地良い、フルーティーな辛口シードルです。フレッシュさを生かすために、炭酸ガスを吹き込んだカーボネーション方式で醸造。フランス語で「緑の風」という意味の「ヴァンヴェール(Vent Vert)」という名の通り、新緑の爽快感をイメージした、酸がキリッとしたフレッシュ感のある爽やかな仕上がりです。アルコール度数9%のため、休日のブランチやアウトドアなど、幅広いシーンで気軽に楽しめるのも魅力!

サンサン サイダー ヴァンヴェール 2019/2,200 yen(税込)

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島根・出雲葡萄園/シードル 赤来

『奥出雲葡萄園』は、山陰地方を代表するワイナリー。島根県飯石郡南町の赤来高原産のリンゴを使って、瓶内二次発酵で造ったやや辛口のシードルです。ほのかなリンゴの風味と爽やかな酸味、溌剌とした喉越しは、合わせる料理を選ばず、さまざまなシーンで楽しめる味わいです。話題の低アルコールタイプなので、ランチやブランチのシーンにもおすすめです。おすすめのペアリングは白カビタイプのチーズ、鮎の天ぷら、サンマの塩焼き、山菜料理など。

シードル 赤来/2,530yen(税込)

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日本ワインで、日本をもっと深く知る。
エリア別ワイナリーガイド

日本の感性と職人技を生かした名品が次々と誕生し、国内外の食通を惹きつけながら、進化し続ける日本ワイン。南北に長い日本列島の各地で栽培・収穫されたブドウのみを使用し、日本国内で製造された「日本ワイン」は、その地域の気候や品種によって性質もさまざまで、そのため多様性に富んだ味わいが特徴です。北は北海道、南は九州・沖縄まで。日本全国より、wa-syuが厳選した40以上のワイナリーをエリア別ガイドでご紹介します。

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