クラシックな品種の日本ワイン Vol.2

今や海外からも一目置かれる日本ワイン。クラシックな欧州系品種のワインも、食通やワイン好きをも驚かせるような、高いレベルのものが登場しています。

正統派のエレガントな造りからモダンなものまで。クラシックな品種を使うことで、日本ワインならではの個性が見えてくる!

日本ワインの立ち位置をはっきりと知ることができるのが、クラシックなブドウ品種のワインたち。「歴史の長い海外のワインには太刀打ちできない」「日本は栽培適地ではない」と言われていたこともありましたが、栽培技術の向上や、なによりも造り手の絶え間ない努力によって、今ではその概念を覆すような、素晴らしい味わいの銘柄が登場。海外のワイン通をも驚かせています。土壌や気候を大切にすることで、現代の食にもマリアージュする、モダンなスタイルのネオ・クラシックワインが誕生しているのも日本ワインならでは。今の日本ワインの立ち位置を知るためにも、ぜひ味わってみてください。

写真左から:
2019 Bijou ピノ・ノワール/7,370yen(税込)
2020 うみがめ(ソーヴィニョン・ブラン)/SOLD OUT
2022 うみがめ(ソーヴィニョン・ブラン)/5,500yen(税込)
ロリアン シャルドネ 2020/3,960yen(税込)
KATAOKA MERLOT 2020 AMERICAN OAK/4,950yen(税込)
Farmer’s Cabernet Sauvignon City Farm 2019/4,620yen(税込)
カベルネ・フラン 2020/16,500yen(税込)

欧州系赤ブドウ品種が、日本の風土に馴染んだ味わいに。メルロー、ピノ・ノワール、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フランの最高峰。

ボルドー系ブドウ品種、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フランは、日本でも栽培を手がける人が増えてきています。欧州に対抗するのではなく、体にすっとなじむような、和食と相性が良い、日本ならではの赤ワインが続々と誕生し、本場とはまた違った魅力が楽しめます。世界的にも栽培が難しいと言われている「ピノ・ノワール」ですが、北海道・東北地方などの冷涼な地域を始めとして、チャレンジする人も増えてきています。まだ数が少ない分、出合ったらぜひ試してみたいもの。ワイナリーの個性が表現された多種多様なピノ・ノワールのワインが生み出されています。

写真左から:
KATAOKA MERLOT 2020 AMERICAN OAK/4,950yen(税込)
2019 Bijou ピノ・ノワール/7,370yen(税込)
Farmer’s Cabernet Sauvignon City Farm 2019/4,620yen(税込)
カベルネ・フラン 2020/16,500yen(税込)

日本を代表する醸造家の一人、味村興成氏が手がけるワイナリー「ドメーヌ・コーセイ」の代表作。

『ドメーヌ・コーセイ』は、信州・桔梗ヶ原ワインバレーの片丘地区に設立された、メルローに特化したワイナリー。フレンチオークで有名なタランソーの米子会社でもあるCANTON(カントン)社のグラン・クリュを使用し、フレンチオークと樽の違いを比較することもできる、エレガントなミディアムボディの赤ワインが『KATAOKA MERLOT 2020 AMERICAN OAK』です。2019のファーストヴィンテージはボルドー酒チャレンジにおいて銀賞を受賞!

KATAOKA MERLOT 2020 AMERICAN OAK/4,950yen(税込)

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日本最高峰のひとつ!まさに「Bijou=宝石」のようなピノ・ノワールの赤ワインはワイナリーの自信作。

『2019 Bijou ピノ・ノワール』は、『カーブドッチ・ワイナリー』の4つある畑の中で最も品質が高いブドウのクローンを主体にしています。樹齢20年を超すピノ・ノワールは豊かな果実味と粘りすら感じる濃密な香りが特徴。熟成が進めば間違いなく最高峰に位置する、ワイナリーの自信作です。より一層の複雑さと厚みが加わり「Bijou(ビジュー)」=「宝石」の名にふさわしい出来栄えのミディアムボディタイプの赤ワインです。

2019 Bijou ピノ・ノワール/7,370yen(税込)

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森の果実味と樽由来のほのかなカラメルのニュアンスが調和!栽培のプロ集団が手がけた完熟カベルネ・ソーヴィニヨンを使用した赤ワイン。

『清澄白河フジマル醸造所』の『Farmer’s Cabernet Sauvignon City Farm 2019』は、20年以上、質の高い醸造用ブドウを造り続けてきた八ヶ岳の裾野、白州のプロフェッショナル集団、『City Farm(シティファーム)』の完熟カベルネ・ソーヴィニヨンを使用。ひと房ひと房袋をかけて虫害や10月の連続台風も乗り切った果実です。100%除梗ののち、自然に発酵が始まるのを待って、プレス後はフレンチオークで10カ月熟成。カシスやドライプルーンの甘い香り、たっぷりとしたタンニンに、冷涼な畑ならではのきれいな酸。森の果実味と樽由来の仄かなカラメルのニュアンスが調和したワインに仕上がりました。

Farmer’s Cabernet Sauvignon City Farm 2019/4,620yen(税込)

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『フェルミエ』で最良の出来となった2020ヴィンテージ!自社畑のカベルネ・フランを樽熟成した、エレガントを極めた赤ワイン。

『カベルネ・フラン 2020』は、『フェルミエ』を代表する赤ワイン!自社畑のカベルネ・フランを樽熟成させた、エレガントを極めたミディアムボディの赤ワインです。日本一の大河・信濃川が注ぐ日本海にほど近い海岸砂丘に位置している新潟ワインコーストの、砂質土壌のテロワールならではの、旨みにあふれた赤ワインです。繊細なベリーの香り、瑞々しい果実味、余韻が長く上品。フレンチオーク樽で熟成させ、さらにエレガントさに磨きがかかりました。

カベルネ・フラン 2020/16,500yen(税込)

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至高の白、香り高いシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランは、造り手の個性を反映させやすいブドウ品種。ワイン造りの背景から選ぶのもおすすめ!

世界で最も有名な白ワイン用ブドウ品種、シャルドネからは、日本でもさまざまなタイプのワインが造られています。またソーヴィニヨン・ブランは、果房が小さく収量が少ないというハンデを克服しようと奮闘する栽培者も増えてきています。これらのブドウは土壌由来の個性に加えて、樽香の有無、ナチュラルな造り方かそうでないか、オレンジワインのように皮に浸しているかなど醸造方法によっても味わいが大きく変わっていきます。好みや料理に合わせて、ワイン造りの背景から選ぶのもおすすめです。

写真左から:
2020 うみがめ(ソーヴィニョン・ブラン)/SOLD OUT
※2020ヴィンテージは完売しました。現在の取り扱いは、2022ヴィンテージです。
2022 うみがめ(ソーヴィニョン・ブラン)/3,960yen(税込)
ロリアン シャルドネ 2020/3,960yen(税込)

醸造家・掛川史人氏のセンスが光る人気銘柄!自社畑のソーヴィニヨン・ブランを使用し、体に染み入る優しいニュアンスを目指して造られた白ワイン。

『カーブドッチ・ワイナリー』の大人気どうぶつシリーズ。『2020 うみがめ(ソーヴィニョン・ブラン)』は、オレンジワインの技法を取り入れた、今までにないソーヴィニヨン・ブランです。醸造方法は極低温で72時間のマセラシオン、プレス、果汁清澄、木樽発酵。熟成も木樽を使用し春先に瓶詰めしています。数カ月醸すオレンジワインとは違い、品種特性も残しながらその上に特徴的な味わいが生まれる造り方。味わいは辛口フルーティーで、抜栓後、1週間後くらいが一番美味しく楽しめるため、冷蔵庫で寝かせるのがおすすめです。
※2020ヴィンテージは完売しました。現在の取り扱いは、2022ヴィンテージです。

2022 うみがめ(ソーヴィニョン・ブラン)/3,960yen(税込)

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限定907本生産!山梨県・勝沼の老舗ワイナリー「白百合醸造」が自社畑で育てたシャルドネをフレンチオークで発酵、熟成させた辛口白ワイン。

柑橘系の芳醇な香りとナッツやバターのような風味、コクのある味わいが魅力の白ワイン『ロリアン シャルドネ 2020』は、「GI Yamanashi」認定のこだわりの逸品。山梨県・勝沼の老舗ワイナリー『白百合醸造』が自社畑で育てたシャルドネをフレンチオークで発酵、熟成させています。コクのある濃厚な味わいは、少し濃いめの料理との相性がよく、シャルドネらしさをより楽しめます。おすすめのペアリングは、カキ、グラタン、ホタテのバター焼き、白身魚など。西洋に負けない美味しさを追究する「L'ORIENT(ロリアン)」ブランドならではの完成度です。

ロリアン シャルドネ 2020/3,960yen(税込)

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品種で選ぶと、日本ワインはもっと楽しい!
ブドウ品種別ガイド

ブドウ品種で選べば、日本ワインがもっと楽しくなる。日本固有種から欧州系品種まで、品種ガイドと、ワインエキスパートおすすめの銘柄を紹介します。

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クラシックな品種の日本ワイン

王道だから面白い。定番品種だからこそわかる、造り手の個性と実力。クラシックなブドウ品種を使った日本ワインが、ますます進化を遂げています。驚きの発見があるはず!。

クラシックな品種で味わう、日本ワインの現在。

メルローやカベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランといったクラシックな品種が、日本ワインで魅せる新たな顔。

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