注目エリア・中国地方のワイナリー

地形の変化に富み、個性的なテロワールを持つ中国地方。新しい世代が牽引する、オリジナリティあふれるワイナリーに、今注目が集まっています。

それぞれの土地の個性を生かした味わいを。中国地方で活性化するワイナリーと地域起こし。

生食用ブドウの出荷量が全国4位であり、果物王国とも呼ばれる岡山県や、温暖な瀬戸内気候の広島県、自然豊かな神話の国・島根県など、さまざまな土地のプロフィールを持つ中国地方。瀬戸内海から日本海、中国山地や湖も擁する、変化に富んだ地形です。このエリアでも近年いくつものワイナリーが誕生し、注目を集めています。それぞれのワイナリーと畑では独自の工夫を重ね、寒冷地とは異なったアプローチによるブドウ栽培を実践。地元に愛されるコミュニティとしての役割も担うようになっています。

写真左から:
福山わいん工房/Koshu 2018 extra brut
奥出雲葡萄園/セイベル スパークリング
domaine tetta/2019 Muscat Bailey A
福山わいん工房/Cuvée Rose 2019 brut

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地域に根ざした小規模なワイナリーで丁寧につくられる日本ワイン。生産者との距離も近い、今どきのスタイル。

もともと中国地方は、日本固有の品種であるマスカット・ベーリーAや生食用ブドウが盛んに栽培されているエリア。ワイン用のブドウを作る試みもなされ、生産者も増えてきています。ただし中国エリアでは、まだまだごく小規模な、新進ワイナリーが点在しているという状況。古くからのワイン醸造場が集積している地域や、大規模農場が発達している寒冷地域と比べると、銘醸地としての知名度も決して高くはありません。けれど、小規模ワイナリーだからこそできる丁寧なブドウ作りやワイン醸造によって、その味わいは高い評価を得るようになってきており、日本中から注目を集めています。レストランやカフェの併設などで、生産者との直接のコミュニケーションが楽しめるワイナリーもあり、ますますファンを増やしています。一本一本大事に生み出された希少な銘柄を、ぜひ一度は味わってみてください。

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wa-syuがセレクトしているのは、人気・実力共にトップクラスの、3つのこだわりワイナリー。

個性豊かなワイナリーの中から、現在wa-syuがセレクトしているのは、岡山県・広島県・島根県にある3つのワイナリー。いずれも品質にこだわった、小規模で丁寧なものづくりを続けている自然派ワイナリーです。ブドウの栽培方法や醸造過程でも工夫を重ねているオリジナリティあふれるワインに、ぜひ注目してみてください。

神話が息づく土地で、美しい自然と共生したものづくり。『奥出雲葡萄園』。

いまだ出雲神話が息づいている土地、奥出雲・雲南市。美しい神秘に満ちた山間の町に『奥出雲葡萄園』は位置します。斐伊川の恵みを受けたこの土地の自然と向き合い、地域と共存していくsymbiosis(共生)が奥出雲葡萄園のワイン造りのポリシーです。生態系を崩さず、自然に対して人間ができるわずかなことを、丁寧に一生懸命に。年間生産量約5万本。小さなワイナリーだからできる1本1本丁寧に妥協しないワインへのこだわり。そんな想いをラベルデザインにも込めて、手作業で貼付しています。木次町産のセイベル9110種を100%使用した、瓶内二次発酵の本格スパークリングワインなど、希少な銘柄にも注目です。

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奥出雲葡萄園

[名称]奥出雲葡萄園/有限会社 奥出雲葡萄園
[住所]島根県雲南市木次町寺領2273-1
[ワイナリー営業時間]10:00~17:00
[カフェ営業時間]10:00〜16:30
※火曜日定休(祝日の場合は翌日)

[概要]山陰地方を代表するワイナリー。雲南市の山間部にある、斐伊川が流れる自然豊かな町に位置し、ここでしかできない自然と共生するワイン造りをしています。年間生産量約5万本の小さなワイナリーだからこそできる、ラベル貼りまで1本1本丁寧にこだわった、妥協のないモノ造りをしています。

自社原料100%のワイン造りをモットーに。一貫した世界観が人々を魅了する『domaine tetta』。

中国山地を背にした、高梁川の上流に位置する岡山県・新見市のワイナリー。domaine tetta(ドメーヌテッタ)の広大な農園には、現在、生食用ブドウとワイン原材料用ブドウの木が約18,000本あります。その土質は、フランスの銘醸地に似た石灰岩土壌(石灰岩と赤土)で水はけは良好。標高も約400mと高いため寒暖差もあり、ブドウ栽培には非常に適した環境で栽培をしています。その自ら栽培したブドウのポテンシャルを最大限引き出すため、人間の手を極力介さないアプローチでワインを醸造しています。
・野生酵母でゆっくり発酵させる
・補糖、補酸をしない
・強制的なポンプは使用せず、グラヴィティフロー(重力移動)でワインを移動させる
・酸化防止剤(亜硫酸塩)は、最小限の量を添加。※全く添加なしのワインもあります
・ワインの個性を維持するため、ろ過は粗目のフィルターで行う
・コルクは天然コルクを使用
というスタイルで、100%自社で栽培した葡萄をワインに醸造。また、この地の資源を活かした石灰岩採掘トンネルを、秘密の坑道ワインカーブとして長期熟成に活用しています。

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domaine tetta

[名称]domaine tetta/tetta(株)
[住所]岡山県新見市哲多町矢戸3136
[カフェ営業時間]11:00~16:00 
※木曜日・金曜日定休
 
[概要]岡山県北西部、新見市哲多町で2016年秋にスタートしたワイナリー。2009年、ドメーヌワイナリーを目指してブドウ畑の開墾、苗植えに着手し、2016年に念願のワイナリーが完成。新見市の土壌組成は日本では希有な石灰岩土質で、古くからブドウ栽培の文化が根付く地域。石灰岩土質から成るブドウ(減農薬・草生栽培)のポテンシャルをワインに表現することをコンセプトに、醸造は自然的なアプローチで醸しています。野生酵母でゆっくり優しく発酵させ、酸化防止剤はほぼ不使用、補糖・補酸はしないのもこだわりです。

新しいタイプの都市型ワイナリー『福山わいん工房』。

福山わいん工房は広島県・福山で最初のワイナリーとしてスタート。もともとフランス料理のシェフをしていたオーナーの古川和秋氏が、シャンパーニュ地方で研修中にシャンパーニュに惹かれ、自分でも造ってみたいという思いを持つように。2016年から夫婦2人で、自然との共存をテーマに、スパークリングワインを中心に醸造を始めています。場所はJR福山駅からすぐの商店街にあり、アクセスしやすいアーバンワイナリーの形態です。もともと地域でさかんだったブドウ栽培の歴史を踏まえて、よりよいブドウを地域と共に育てています。また毎年少しずつ開墾して自分の手でのブドウ栽培にも着手、今後は自社畑での栽培によるブドウを使ったワインもリリースする予定。楽しみに見守りたいワイナリーです。

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福山わいん工房

[名称]福山わいん工房/株式会社自然農園グループ
[住所]広島県福山市霞町1-7-6
[ワイナリー営業時間]予約制

[概要]オーナーであり醸造責任者である古川和秋(ふるかわかずあき)氏が、スパークリングワインを中心に醸造をスタート。場所はJR福山駅からすぐの商店街にあり、アクセスしやすいアーバンワイナリー(都市型ワイナリー)です。古川和秋氏は料理人出身のため、料理と一緒に飲んでもらうことを考えて醸造。また、ブドウのポテンシャルを大事にして、できるだけブドウの特徴が生きるようにと考えています。

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