味わい広がるブレンドワイン、楽しみ深まる混醸ワイン

日本ワインの新たな楽しみ。驚きのテイストを醸し出す、ブレンドワインと混醸ワインをセレクト。単一品種の美味しさとは違う、面白さと深みが魅力!

より高次元の味わいを求めて。アッサンブラージュの技術が光る、極上の『ブレンドワイン』に注目!

一品種ごとの味わいを楽しむのもいいけれど、複数のベースワインをブレンドすることによって、より高い次元の味わいを生み出している日本ワインにも注目が集まっています。いわゆる「アッサンブラージュ」と呼ばれる手法で、単一品種では出せない深みや味わいを新たに創造することに成功したり、気象条件が厳しかったヴィンテージのワインをカバーしたり、その目的とメリットはさまざま。異なったブドウ品種のワインをブレンドするのはもちろんのこと、同じ種類のブドウでも、畑や醸造方法が違うベースワインをブレンドするなどで、新たな味わいを創造することができるのです。無限の可能性を秘めているだけに、ブレンダーの高度な技術が必要になる分野でもあります。

写真左から:
2019 協奏曲R(こころみシリーズ)/4,730yen(税込)
サブル 白/6,270yen(税込)
Rosso 2020/2,970yen(税込)
ラフィーユ トレゾワ リザーブド 甲州/4,290yen(税込)

複数の品種が織りなす、驚きの味わい。果実を混ぜて醸造する『混醸ワイン』が面白い!

混醸ワインとは、複数のブドウ品種を果実の時に混ぜ合わせたのち、同一のタンクで発酵させて造るワインのこと。ブレンドワインは"発酵が終わった複数のベースワインを混ぜ合わせる"ものを指しますが、混醸ワインは"収穫したブドウの実を混ぜ合わせて、一緒に発酵させる"というものです。この混醸ワインは、ワイン造りのもっともプリミティブなスタイルだとも言われており、現代のようにブドウの品種研究や栽培方法が確立されるよりずっと前からおこなわれていたよう。近年では"あえて品種を分けずにいろいろなブドウを植え(混植)、そこで収穫されたすべてのブドウを集めて一緒に発酵させる"手法で、テロワールを表現しようという試みもなされています。混醸ワインには天然酵母を使ったナチュラルなものが多く、収穫の丁寧さや、醸造管理の手間が求められるため、希少な存在になっています。

写真左から:
キュベパピーユ 大阪RED 2019年/4,400yen(税込)
Ohno Field Blend 2020/4,730yen(税込)
2020 島紅 マスカット・ベーリーA シャルドネ/3,410yen(税込)
ぽわぽわポワレ トロワル 2016/2,860yen(税込)

『ココ・ファーム・ワイナリー』の、可能な限りベストなワインを造ろうという新しい「こころみ」をテーマにした「こころみシリーズ」。ノートン、タナ、小公子をブレンドした珍しい赤ワイン。

栃木県を代表する『ココ・ファーム・ワイナリー』。1950年代に開墾された急斜面で育てられているノートン、1982年に開墾された佐野市赤見のタナ、小公子をブレンドした珍しい赤ワインが「2019 協奏曲R(こころみシリーズ)」です。適地適品種の発想のもと、こころみ学園の園生とワイナリースタッフが試行錯誤を重ね、一房一粒を大切に育てた自社畑のブドウを使用。ミディアムボディのエレガントなタイプで、エレガントで香り豊か、それぞれのブドウの持ち味が響き合います。野生酵母、野生乳酸菌によるマロラクティック醗酵をおこない、澱引きし、無清澄・無濾過でビン詰め。純粋に飾り気なく造られています。

2019 協奏曲R(こころみシリーズ)/4,730yen(税込)

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フランス語で「砂」という名の『カーブドッチ』の代表作「サブル」。砂質土壌が特徴の"新潟ワインコースト"のテロワールを、ブレンドで表現。

醸造家・掛川史人(かけがわふみと)氏の造る、『カーブドッチ』のフラッグシップワイン。「単一品種で造るワインはその品種の特徴に大きく傾きますが、これは品種固有の特徴は中和され、土壌や気候の特徴が強く現れるワインが出来上がります(掛川氏)」。砂質土壌のニュアンスを表現するために、複数の品種を厳選してブレンドし、魅惑的な味わいに仕上げています。白のブレンドに選んだのは、アルバリーニョ、リースリング、セミヨン、ヴィオニエの4品種。ベースのアルバリーニョが華やかな香りと果実味を、リースリングが酸を、セミヨンが蜜感と熟成ポテンシャルを、ヴィオニエが果実の厚みをもたらしてくれます。素晴らしいクオリティを見せてくれているアルバリーニョですが、複数品種をアッサンブラージュすることでさらに複雑味と奥行きが増しています。赤のブレンドには、ボルドー系のカベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・ヴェルド、メルロー、 カベルネ・フラン、マルベックを使用。砂を思わせる上質な軽やかさの中に、熟したプルーンや干しいちぢくの濃密な香り、そしてフェンネルのようなハーブ香が立ち昇ってきます。

サブル 白 2019/6,270yen(税込)
サブル 白 2020/6,820yen(税込)

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生食用品種、スチューベン、デラウェア、ナイアガラで仕込んだ、"グレリパ"ならではの赤ワイン! ブレンドと混醸を併用し、可能性を広げた傑作。

『GRAPE REPUBLIC(グレープリパブリック)』の「Rosso 2020」は、フレッシュで華やかな香りと果実味、ほどよい酸味が魅力の赤ワイン。原材料は100%山形県産の、生食用品種のブドウです。スチューベンとナイアガラを除梗し、混醸で8日間のスキンファーメント(果皮と共に発酵させること)したものがメイン。それにスチューベンとデラウェアを除梗後6日間、スキンファーメントしたものをブレンドしています。その後ステンレスタンクにて熟成後、ボトリング。混醸のテクニックとブレンドの技を両方駆使した、ワイナリーを代表する味わいを、ぜひ!

Rosso 2020/2,970yen(税込)

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地下貯蔵庫で長期熟成したワイン。30年~40年、一升瓶に入れて寝かせていた原酒を、状態の良いものだけ5~6種類厳選してブレンド!

『まるき葡萄酒』の「ラフィーユ トレゾワ リザーブド 甲州」は、地下貯蔵庫で30年~40年もの間、一升瓶熟成させた希少な古酒を複数年絶妙にブレンド。保管環境の良い地下セラー(地下水による適度な湿気と年間一定の温度)で長期間寝かせたことにより、酸味・甘味・果実味・香り・アルコールが程良くまろやかに一体化し、優しい口当たりになりました。黄金の輝き、深く濃醇なブーケ、溢れんばかりの凝縮感(旨み)と複雑な味わいが魅力の、熟成酒です。ブドウ品種が甲州のみにもかかわらず、ブレンドによって唯一無二の存在に。極上のデザートワインとしてはもちろん、味噌や麹、中華料理との相性も驚くほどよいのも特長です。

ラフィーユ トレゾワ リザーブド 甲州/4,290yen(税込)

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「サクラアワード2019」銀賞、「ジャパン・ワイン・チャレンジ2019」銅賞受賞!優良年のメルローとカベルネ・フランが溶け合った、シルキーな赤ワイン。

『楠わいなりー』の「ボーリュー 2014」は、優良年のメルローとカベルネ・フランをブレンド。楠わいなりーの特徴である優しさを追求したワインです。色調はやや軽めですが、二つの味わいが互いに溶け合った、ミディアムボディのエレガントな赤ワイン。華やかなベリー系の香りと野性味ある香りが、ジビエやベリーソースの肉料理にぴったり。体にすっとなじむような、シルキーで繊細な味わいで、大きなグラスでワイン単体でも楽しめるワインです。「ボーリュー」は、フランス語で「美しい場所」という意味。醸造家・楠茂幸(くすのきしげゆき)氏のお気に入りの場所である、カベルネ・フランを育てている日滝原斜面から眺める光景をイメージしたそう。

ボーリュー 2014/5,610yen(税込)

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大人気、ネコシリーズ!マスカット・ベーリーAと、メルローを混醸後、さらにメルローをブレンドした、リッチな味わいの赤ワイン。

醸造家の目黒浩敬(めぐろひろたか)氏が、宮城県でスタートさせたワイナリー『Fattoria AL FIORE(ファットリア アルフィオーレ)』の「bucci 2020」。ワイナリーに住む猫とワインの特徴を重ね合わせ、猫の名前をそれぞれのワインにつけている大人気のシリーズがNECO SERIESです。山形県大江町の新規契約農家・田中さんのマスカット・ベーリーAと、目黒氏が尊敬する農家・大野さんのメルローを使っています。開放槽でマスカット・ベーリーAとメルローを混醸で、10日間スキンコンタクトし、優しく短時間でプレスしたのち、オーク樽にて1カ月間熟成。樽出し時に、大野さんの別のメルロー(ワンランク上のラインナップ用に樽熟成しておいたもの)を、誤ってアッサンブラージュしてしまったのだそう。勘違いから生まれたこのワインは、結果的に、深みと果実味に富んだ素晴らしい味わいに仕上がっています。

bucci 2020/4,070yen(税込)

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東北で最大級のアルバリーニョの生産を目指す「ウッディファーム&ワイナリー」が手がける注目の白ワイン!同じく注目品種のプティ・マンサンをブレンド。

『ウッディファーム&ワイナリー』の「アルバリーニョ 2020」は、醸造家・金原勇人(かなはらゆうと)氏のセンスが光る、魅惑的な味わい。注目品種「アルバリーニョ」は、山形県では『ウッディファーム&ワイナリー』が2017年から本格的に植え付けをスタート。東北で最大級のアルバリーニョの生産を目指し、2019のファーストヴィンテージから山形県で初めてアルバリーニョのワインをリリースしました。この2020ヴィンテージは、同じく注目品種のプティ・マンサンをブレンドしています。天候に恵まれた2020年の、まったりとした印象のアルバリーニョと、酸味の強い状態の晩熟タイプの品種、プティ・マンサンは、出会うべくして出会った運命の品種同士。山形県・かみのやまにしか表現できない、辛口フルーティーな風味のある白ワインに仕上がっています。

アルバリーニョ 2020/4,840yen(税込)

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2019年は、フジマルがワインを造り始めてから10回目のヴィンテージ。ラベルもリニューアルした「キュベパピーユ」シリーズ。

『島之内フジマル醸造所』の「キュベパピーユ 大阪RED 2019年」は、フジマル自社畑のメルローとマスカット・ベーリーAを使った赤ワインです。2019年からようやく収穫量が安定したメルローと、2018年の台風で倒壊してしまった棚を立て直し、何とか持ち直してくれたマスカット・ベーリーAを使用。手がかかった分、造り手の思い入れも強いキュベです。メルローを約3週間、セミマセラシオンカルボニックして除梗破砕し、さらに10日間低温で醸し発酵させたものと、マスカット・ベーリーAとメルローを2対1の割合で混醸したものをそれぞれ木樽で約11カ月熟成し、そののちブレンドしたワインです。

キュベパピーユ 大阪RED 2019年/4,400yen(税込)

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アルフィオーレの傑作ワインのブドウを手がける栽培家・大野氏によるメルロー、シャルドネ、デラウェア、⾼尾、レッドミルレンニウムで造る、表情豊かな赤ワイン!

『Fattoria AL FIORE』の「Ohno Field Blend 2020」は、醸造家の目黒浩敬氏が敬愛してやまない、栽培家の大野氏のブドウを使って仕込んでいるもの。ひとりの農家さんが大切に育てたブドウたちを、それぞれの方法で毎年醸しているフィールドブレンドです。アッサンブラージュの割合などはあまり細かく気にせず仕込んでいるにもかかわらず、目黒氏もびっくりするほど、毎回うまくまとまるそう。2020は、完熟したデラウエアを除こうし、アンフォラにて2週間のスキンコンタクト後、手で優しく絞り、バリックにてシュル・リーと熟成。オープンファーメンターにて、12日間スキンコンタクトしたメルローをプレスし、アンフォラにて、2カ月かけて発酵。シャルドネ、高尾、レッドミルレンニュームは混醸。2週間の醸し発酵後に、プレスして、さらにアンフォラにて発酵し、2カ月間シュル・リー。ステンレスタンクにアッサンブラージュし、7カ月間の熟成後にボトリング、さらに7カ月間の瓶内熟成を経てリリースされています。

Ohno Field Blend 2020/4,730yen(税込)

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瀬戸内海に浮かぶ島・大三島内の、契約農家を含む全ての畑のマスカット・ベーリーAとシャルドネを混醸した珍しい赤ワイン。

『大三島みんなのワイナリー』の「2020 島紅 マスカット・ベーリーA シャルドネ」は、大三島内の契約農家を含む、全ての畑のマスカット・ベーリーAとシャルドネを混醸した、ライトボディの旨み系の赤ワインです。アンズや梅のような香りと優しい味わいが魅力。アルコール度数9%で、軽やかに楽しめます。ワイナリーの代表・伊東豊雄(いとうとよお)氏は、数々の受賞歴のある建築家。これからの街や建築のあり方を考えるさまざまな活動をおこなっているなかで、島の魅力を表現する方法のひとつとして、ミカン畑の耕作放棄地の開墾をスタート。2016年にはシャルドネ、マスカット・ベーリーA約400本を植樹。現在では大三島産ブドウを用いたワインの製造が盛んとなっています。

2020 島紅 マスカット・ベーリーA シャルドネ/3,410yen(税込)

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大人気の、洋梨を使ったスパークリングワイン、ポワレ。3種の洋梨を混醸した、新感覚の味わい。

『ウッディファーム&ワイナリー』の「ぽわぽわポワレ トロワル 2016」は、瓶内二次発酵の洋梨スパークリングワイン。山形を代表する洋梨「ラ・フランス」だけでなく、他の美味しい洋梨品種のためにも、魅力が伝わるように醸造をおこなっています。ラ・フランス65%、ドワイエネ・デュ・コミス23%、ゼネラル・レクラーク12%を混醸することで、ラ・フランスだけで仕込むより、香りも味わいもより複雑に。洋梨のコンポートの香りから、口に含んだ時の清涼感溢れる果汁の風味も楽しめ、辛口ながら口当たりも優しいので、炭酸が苦手な方も楽しめます。熟成期間が長いほど、澱からくる旨みや香りがポワレに溶け込むようです。

ぽわぽわポワレ トロワル 2016/2,860yen(税込)

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果実味、酸味、皮と醸したことによるわずかな渋みのバランスが心地よい、オレンジタイプの微発泡ワイン。

『GRAPE REPUBLIC』の「Ambra Frizzante 2019」は、混醸によるアンバーフリッツァンテ(オレンジワインの微発泡ワイン)。山形県南陽市新田産のデラウェア、スチューベン、ナイアガラを12時間スキンコンタクト(果皮と果汁を一定時間接触させておく工程)し、優しく圧搾。そのままステンレスタンクで混醸したものに、新田産の5日間皮と共に醸したデラウェアをブレンド。瓶詰前にデラウェアのジュースを戻し入れ糖度を調整、瓶内にて再発酵しました。こだわりの製法や味わいに加え、美しいラベルも人気です。

Ambra Frizzante 2019/2,970yen(税込)

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