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OPEN一周年を記念して。全国のワイナリーから特別メッセージ Vol.4が到着!

日本ワイン専門のオンラインショップ『wa-syu』は、多くの皆さまに支えられて2021年12月で一周年を迎えました。全国のワイナリーからのレアな手描きメッセージ Vol.4を公開!

大阪の由緒ある、老舗にして都市型の魅力にあふれたワイナリー『カタシモワイナリー』(大阪)。

かつて日本一のブドウ生産量を誇った大阪で、1914年(大正3年)から続く由緒あるワイナリー。大正時代に建てられたワイン貯蔵庫は、国の登録有形文化財に指定されています。明治初期にブドウ畑を開拓しはじめ、日本酒の醸造技術を利用してワイン造りをスタートさせたため、戦後までは杜氏がワインの醸造に参加していたそう。"樹齢が高くなると、ブドウが土地に馴染んでくる"という信念のもと、通常30年前後で更新されるワイン用ブドウの木も、できるだけ長く生きてもらえるように大切に手入れをしています。そのため100年を超える古木も健在。現在は自社農園では除草剤を使用せず減農薬に取り組み、可能な限り有機肥料を使用した栽培を行っています。醸造も担当している高井麻記子(たかいまきこ)さんは5代目で、創業当時より変わらぬワイン造りの精神である「日本人の味覚に合う上質のワインを造りたい。」を原点に、伝統を守りつつさまざまな新しい取り組みも続けています。また大阪市内からのアクセスも良く、気軽に楽しめる都市型ワイナリーとしても貴重な存在です。

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カタシモワイナリー(大阪)

[名称]カタシモワイナリー/カタシモワインフード株式会社
[住所]大阪府柏原市太平寺2丁目9番14号
[概要]ワイン造りでこだわっていることは、健康なブドウを育てることと、蔵内の衛生管理を大切にすること。日本のワイナリーには珍しい、ブドウの絞りかすを使った「ジャパニーズブランデー」をいち早く取り入れたり、たこ焼きに合うスパークリングワイン「たこシャン」をリリースしたりと、老舗だからこそできる新しい試みが注目されています。ワイナリー敷地内では、国の指定文化財に指定されている貯蔵庫や、柏原市指定有形民俗文化財に指定されているワイン造りの歴史ともいえる明治~大正時代の醸造器具を見学することができます。

ブドウ栽培家と醸造家の才が結実。話題のワイナリー『Kisvin Winery(キスヴィンワイナリー)』。

『Kisvin 』(キスヴィン)とは、「ブドウにキスを」という意味で作られた遊び心たっぷりの造語。もともと山梨県甲州市塩山のブドウ農家の3代目で、現代表取締役・荻原康弘(おぎはらやすひろ)氏が家業を継ぎブドウ栽培を始めたのち、2002年頃よりワイン用ブドウ栽培に着目。高品質な醸造用ブドウの栽培に取り組み始めました。2008年には『シャトー酒折』に向けてワイン用ブドウを販売し始めたほか、同ワイナリーより"Kisvin Koshu 2008"を発売。その後、自社醸造施設を建設して、2013年より『Kisvin Winery』としてワイン醸造を開始しました。塩山および勝沼地区にある栽培面積5ヘクタールの圃場で、光合成、植物ホルモン、樹体流、根域/葉面積バランスの保持等を探求。植物生理学に基づいた栽培管理法のもと、ブドウの育成をしています。また科学的な見地に立ち、土壌分析装置での細かい分析をもとに土壌、施肥管理をおこない、草生栽培(土の耕起をおこなわない栽培方法)による圃場管理を実施しています。
醸造責任者は斎藤まゆ(さいとうまゆ)氏。カリフォルニア州立大学でワイン醸造学科卒業後、同校ワイナリーの醸造アシスタントに抜擢され、現地学生の指導にあたっていました。その後は仏・ブルゴーニュなどで研鑽(けんさん)を積み、平成25年よりKisvin Winery醸造責任者に。「高品質のブドウが出来さえすれば、醸造とはシンプルかつ平易なものである」という考えのもと、日常的に畑へ出向き、スタッフと連携しつつ栽培管理に加わっています。特に収穫時期には果実の成分分析を細かく実施、ブドウの適熟期に収穫をおこなうことを第一としています。

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Kisvin Winery(山梨)

[名称]Kisvin Winery/株式会社Kisvin
[住所]山梨県甲州市塩山千野474
[概要]山梨県甲州市にある、栽培面積が5ヘクタールを超えるワイナリー。キスヴィン甲州はANA国際線ファーストクラス、機内搭載ワインに採用されています。ワインの最高の状態とタイミングを見極めた、品質管理を信条とするワイナリーです。特に収穫時期には果実の成分分析を細かく実施、ブドウの適熟期に収穫をおこなうことを第一としています。古きにならい、各国で培った経験を生かし、かつ日々発展する技術や醸造法についての勉強を欠かさず、研鑽を積み続けています。

学園園生によって丁寧に作られたブドウを、野生酵母で美味しいワインに。『ココ・ファーム・ワイナリー』(栃木)。

栃木県・足利市に位置する、『ココ・ファーム・ワイナリー』は、野生酵母発酵の日本ワインの草分け的存在。全ての銘柄を、野生酵母(天然酵母、自生酵母とも呼ばれます)で造り出しています。通常よりも手間のかかる自然発酵で丁寧に造られたワインは、国際線のファーストクラスに採用されたり、首脳会談で各国の要人をもてなす日本ワインとしてセレクトされるなどの実績もあり、その味わいで世界的にも高い評価を得ています。また醸造に関する豊かな経験と知識を蓄積しており、このワイナリーに学んで、醸造家として巣立っていった人も数多く存在します。ここでのワイン造りの礎となっているブドウ畑は、地元公立中学校の特殊学級の生徒たちと、その担任教師・川田昇(かわたのぼる)氏によって、1950年代に開墾されたもの。もとは川田氏のポケットマネーによってスタートした畑に支援の輪が広がり、1969年にはこのブドウ畑のふもとに指定障害者支援施設『こころみ学園』が誕生。学園の園生たちと共に本格的なブドウ造りへのチャレンジがスタートしたのです。1984年には『有限会社ココ・ファーム・ワイナリー』を設立、日本ワインをリリースし始めました。今ではカフェ、ショップも併設した本格的なワイナリーとして、栃木県のワインツーリズムを牽引する存在としても人気を集めています。

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ココ・ファーム・ワイナリー(栃木)

[名称]ココ・ファーム・ワイナリー/有限会社ココ・ファーム・ワイナリー
[所在地]栃木県足利市田島町611
[概要]栃木県を代表するワイナリー。中学の特殊学級の教員だった川田昇氏と特殊学級の子どもたちが、約2年がかりで平均勾配38度の3ヘクタールの畑を開墾。その麓にこころみ学園が設立されました。その後ココ・ファーム・ワイナリーが設立され、醸造の認可が下りワイン造りを開始。急斜面の畑地は葡萄の生育に良いだけでなく、子どもたちの心身を鍛えるためにも重要な役割を果たしました。ワイナリーの敷地内には、こころみ学園栽培の新鮮野菜やハーブ、足利マール牛など、地元の農産物や安全な素材を使った美味しい料理が、自家製ワインとともに楽しめるココ・ファーム・カフェや、ブドウ畑も見渡せるワインショップが併設されています。

栽培家との協力関係を築き、高品質のブドウを高い技術で醸造する『シャトー酒折ワイナリー』(山梨)。

『酒折(さかおり)』は古事記・日本書紀に記された山梨で最も古い地名です。また、明治初期にはワイン用のブドウ栽培がいち早くおこなわれ、ブドウ品種開発の先進地としても知られていました。ブドウの生育期間中に多量の雨に見舞われる日本の環境下で栽培品質を向上させるために、『シャトー酒折』ではワイナリー単独ではなく、果樹王国・山梨に長年培われた栽培経験をもとに活躍している素晴らしい栽培家と協力。醸造家・研究者など、ジャンルを超えて集まった有志による勉強会グループ『Team Kisvin(チーム キスヴィン)』との協力関係も築いており、醸造用ブドウ栽培技術の研究・生産を推進させ、更なる品質の向上に取り組んでいます。甲州やマスカット・ベーリーAを中心に、日々楽しめるコストパフォーマンスの高いワインを醸造しているのは、チーフワインメーカーである井島正義(いしままさよし)氏。世界に発信できるプレミアムワインの品質向上にも取り組んでいます。また、ワイナリー内に設置した最新の設備で梅酒・柚子酒などのリキュールも製造しています。

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シャトー酒折(山梨)

[名称]シャトー酒折ワイナリー/シャトー酒折ワイナリー株式会社
[所在地]山梨県甲府市酒折町1338-203
[概要]1991年5月、日本を代表するワインの産地である山梨県甲府市を一望できる風光明媚な酒折の地に現在のワイナリーを開業。インポーターであり、海外でもワイン製造メーカーを経営する木下インターナショナル株式会社のグループ会社です。海外メーカーとのネットワークにより、常に海外のワイン製造技術に関する最新の情報を得て、各国から導入した設備を使用しています。

日本ワインの歴史をつぶさに見てきた老舗中の老舗ワイナリー。130年以上続く『ルミエールワイナリー』(山梨)。

『ルミエールワイナリー』は、日本におけるワイン造りの黎明期・明治18年(1885年)にスタート。創業当時からずっと同じ場所で、これほど長くワイナリーを営み続けているところは、日本でもほんの数軒です。もともとは『甲州園』というブドウ園で、いわゆる"観光ブドウ園"だったそう。明治初期に殖産興業でワイン造りの気運が高まっていたということもあり、もともと葡萄農家だったというアドバンテージがあった『甲州園』は、早くからワイン造りを手がけ始めたそうです。創業時から「本物のワインを造るには、本物のブドウを育てること」をモットーに、ワイン用ブドウの栽培を続け、自社農園では雑草を生かした「草生栽培」、人工的に耕さない「不耕起栽培」による土づくりをしているのもこだわりの一つです。雑草を増やすことにより多種の生物が共存する環境「生物多様性」が守られ、たくさんの動植物が生命を営んでいます。そのため、地上では虫によるブドウへの食害が減り、地下では水はけのよい柔らかい土壌が作られます。また、革新的な挑戦も続けるルミエール。瓶内ニ次発酵のスパークリングワインへのチャレンジや、国登録有文化財に指定されている石蔵発酵槽を使った新たな銘柄の開発など、歴史と伝統を併せ持つ『ルミエールワイナリー』にしかできない、新しい試みを続けています。5代目社長の木田茂樹(きだしげき)氏は、山梨ワイン海外輸出プロジェクト「Koshu of Japan(KOJ)」委員長や、山梨県ワイン酒造協同組合の理事長を歴任。スロベニア国際ワインコンペティションの常任審査員を務めるなど、海外のワインの動向にも詳しく、"日本ワイン"を世界に紹介する活動にも大きく貢献しています。

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ルミエールワイナリー(山梨)

[名称]ルミエールワイナリー/株式会社ルミエール
[所在地]山梨県笛吹市一宮町南野呂624
[概要]山梨県笛吹市で代々続く老舗で、大正時代には宮内庁御用達となった由緒あるワイナリーです。明治18年(1885年)、降矢徳義(ふりやとくぎ)が、甲州園(現在のルミエール)の前身となる降矢醸造場を創設。その後大正7年に皇室御用達となり、昭和2年には昭和天皇御即位の御大典祝賀用に採用された歴史があります。明治34年(1901年)に"日本のワイン王"と呼ばれた実業家・神谷傳兵衛(かみやでんべえ)氏の指導を受け、扇状地の傾斜を利用した日本初のヨーロッパ型横蔵式地下発酵槽「石蔵発酵槽(いしぐらはっこうそう)」を設置。この石積みで作られた発酵槽は、1998年に国登録有形文化財に、2018年には日本遺産の構成要素に認定され、現在も大切に使用されています。

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日本の感性と職人技を生かした名品が次々と誕生し、国内外の食通を惹きつけながら、進化し続ける日本ワイン。南北に長い日本列島の各地で栽培・収穫されたブドウのみを使用し、日本国内で製造された「日本ワイン」は、その地域の気候や品種によって性質もさまざまで、そのため多様性に富んだ味わいが特徴です。北は北海道、南は九州・沖縄まで。日本全国より、wa-syuが厳選した40以上のワイナリーをエリア別ガイドでご紹介します。

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