新ヴィンテージ登場!醸造家・渋谷英雄氏が、陶器の壺で仕立てるオレンジワイン『壺仕立て オレンジ 甲州 2022』

今年は最高の出来!大好評のうちに完売した、ドメーヌヒデ×wa-syuのコラボレーションワイン『壺仕立て オレンジ 甲州 2021』に新ヴィンテージが登場。"やんちゃな壺"との付き合い方を極めた"ヒデさん"の技が光る逸品が完成!

世界にも類を見ない、釉薬を使った陶器製の"ワインを醸すために作られた壺"を使用。コラボレーションから生まれた、オレンジワインの新しいスタイル。

大好評のうちに完売した『【ドメーヌヒデ×wa-syu】壺仕立て オレンジ 甲州 2021』。入手困難で話題の山梨・南アルプス市に位置する、ブティックワイナリー『ドメーヌヒデ』の、"ヒデさん"こと渋谷英雄(しぶたにひでお)氏とwa-syuがコラボレーションしたオレンジワインは、世界初の"ワインを造るために焼かれた陶器の壺"を使って醸造したものです。100年以上、茶道具を作っている京都・清水焼の老舗『嘉祥窯(かしょうがま)』が、釉薬や土、形まで、ワインの熟成のために吟味して焼き上げたこの壺は、素焼きのアンフォラなどとはまた違った味わいを醸し出します。"呼吸する陶器の壺"を使ったことで、甲州の新しい魅力を引き出すことに成功した、数量限定オレンジワインの新ヴィンテージ、2022年。待望のリリースにあたって、渋谷氏にお話しを伺いました。

【ドメーヌヒデ×wa-syu】壺仕立て オレンジ 甲州 2022/7,920yen

▼「ドメーヌヒデのアイテムリスト」はこちら
▼「オレンジワインのアイテムリスト」はこちら
▼「wa-syu限定ワインのアイテムリスト」はこちら

ご機嫌のよい壺を使って、まろやかさが増した新ヴィンテージ。渋谷氏自ら、飲みたい、買いたいと思う出来映えに。

wa-syu:新しい2022ヴィンテージの造りは、前年度とは変わったのでしょうか?
渋谷英雄氏(以下、渋谷敬称略):少し変わりました。甲州を100%使用しているのですが、ブドウの状態と壺の状態がよかったので、今回は亜硫酸無しで造ることができたのです。2週間のあいだ果皮に浸して醸し発酵させたワインを、壺にいれて3〜4カ月熟成させています。また、少し取り分けておいたワインを樽に入れて、同じく3〜4カ月熟成させました。最後に壺のワインに樽のワインを少しブレンドし、味わいに複雑さを持たせました。今回は実は、機嫌のよい壺だけを厳選して使ったんですよ(笑)。
wa-syu:機嫌のよい壺と悪い壺があるのですね!どのように見分けるのでしょうか?
渋谷:香りと、壺の内側の肌触りで見分けます。面白いことに、スタッフにも聞いてみると、意見が一致するんですよ(笑)。不思議と、壺にそれぞれ個性があるんですね。去年はまだまだ壺との付き合い方は試行錯誤中だったので…。やんちゃな壺はいきなりぐっとワインを飲んでしまったり、急に流血するようにワインが染み出したり。まさに生きている壺で、驚くことだらけでした。今後もどうなるか楽しみです。

【ドメーヌヒデ×wa-syu】壺仕立て オレンジ 甲州 2022/7,920yen

▼「ドメーヌヒデのアイテムリスト」はこちら
▼「オレンジワインのアイテムリスト」はこちら
▼「wa-syu限定ワインのアイテムリスト」はこちら

今年のヴィンテージは最高峰かも。自分でも買って、置いておきたいほど。

wa-syu:味わいの面では、前ヴィンテージと今回の2022は、共通する部分はありますか?
渋谷:やはり壺仕立てならではの、エッジが立った感じと、甲州の心地よい苦み、オレンジワインならではの果皮のニュアンスはそのまま継承しています。今回はさらに樽のまろやかさが加わったので、バランスの良さが感じられて、よりいっそう美味しくなったと思います。柔らかさや、あんずを想わせるアロマが特長的で、また飲みたい、もう一杯飲みたい…と感じさせてくれます。スタッフもみんな、造っているときから飲んでましたね。甲州のオレンジワインとしては、もうこれ以上の出来はないかも?って思うくらい(笑)。自分でも買って、取っておきたい最高峰の一本に仕上がりました。

【ドメーヌヒデ×wa-syu】壺仕立て オレンジ 甲州 2022/7,920yen

▼「ドメーヌヒデのアイテムリスト」はこちら
▼「オレンジワインのアイテムリスト」はこちら
▼「wa-syu限定ワインのアイテムリスト」はこちら

渋谷氏のおすすめペアリングは、香ばしい魚介類。

渋谷:今回甲州ブドウの状態が良かったのは、気候がよかったのと、マセラシオンカルボニックといって、ブドウをほとんど潰さずに、粒のまま発酵させる手法を取っているのですが、それがうまくいったということがあります。なるべく酸素を入れずに、密閉に近い状態で発酵を待つので途中で開けちゃだめなのですが、良い香りがしてきても開けずにちゃんとガマンできました(笑)。
wa-syu:ペアリングの面では、おすすめの食材などありますか?
渋谷:ハマグリや焼きエビなどを合わせたら美味しいと思います。お肉というより、香ばしい魚介類が合いそうです。

【ドメーヌヒデ×wa-syu】壺仕立て オレンジ 甲州 2022/7,920yen

▼「ドメーヌヒデのアイテムリスト」はこちら
▼「オレンジワインのアイテムリスト」はこちら
▼「wa-syu限定ワインのアイテムリスト」はこちら

酵母発酵のイメージを図案化した、アーティスティックなラベルデザイン!

wa-syu:画家の山本ミノさんが描いたラベルも、変わらず目を惹きますね。ヴィンテージの表示は変わりましたが…。
渋谷:そうですね。先生が自らの作品からセレクトしてくれたもので、木彫で表現した力強さは健在です。そういえば、ヘッドシールのワックスは、昨年は真っ白だったのですが、今年は生成り調のものに変わりました。メーカーのほうで変更になってしまったのですが、ワインの雰囲気には合っているかなと思っています。またワインの色としては、今回もしっかりと、にごりのある濃いオレンジ色を楽しんでいただけると思います。

【ドメーヌヒデ×wa-syu】壺仕立て オレンジ 甲州 2022/7,920yen

▼「ドメーヌヒデのアイテムリスト」はこちら
▼「オレンジワインのアイテムリスト」はこちら
▼「wa-syu限定ワインのアイテムリスト」はこちら

最初は冷やして。だんだん味わいが開いてくる、その変化を楽しんで。

wa-syu:こんな時に飲んでもらいたい…といったイメージはありますか?
渋谷:やはり、ちょっと特別な時に開けていただきたいなと思っています。仕事でうまく行った時だとか、デートだとか…。個人的には、最初は冷やしておいて、だんだん常温に変わっていくにつれて味が変化していくのを楽しむのが好きなので、そういった飲み方でゆっくりと味わっていただけると嬉しいです。
wa-syu:『ドメーヌヒデ』として、何かニュースなどはありますか?
渋谷:いま、古民家を改装して、地元の余剰米を再利用して造る米粉の蒸しパンや、ワインが楽しめるカフェ「月晴れる」を造っているところです。隣には干しワインを造るための作業小屋もありますし、月を象った大きなオブジェもあります。願いが叶う、新月の踏み石もあって…。新オープンに向けて頑張っています。そういえば、「壺仕立て オレンジ」の2022年は、縁側で飲むのにもピッタリですよ!

【ドメーヌヒデ×wa-syu】壺仕立て オレンジ 甲州 2022/7,920yen

[INFOMATION]
NEW OPEN!ワインとむしパン「月晴れる」

住所:〒400-0316 山梨県南アルプス市中野316
概要:美しい棚田の米粉を使った蒸しパンで地域創生を目指すため、ドメーヌヒデ・渋谷氏が2022年冬にクラウドファンディングでプロジェクトをスタート。ショップ名は、月齢に従うワイン造りと、晴れの心でお客さまをお迎えしたいという想いから名付けられました。2023年6月4日(日)の満月日にプレオープン予定。2023年6月は土日のみ営業予定。詳しくは、ドメーヌヒデまでお問い合わせください。

▼「オレンジワインのアイテムリスト」はこちら
▼「wa-syu限定ワインのアイテムリスト」はこちら

wa-syuがセレクトした、個性豊かな『ドメーヌヒデ』のワインたち。

野生酵母でじっくりと発酵させた赤ワインやオレンジワインなど、『ドメーヌヒデ』らしい個性的な銘柄が光ります。画家や美術作家が描く美しいラベルや、感性豊かなネーミングにも注目です。

写真左から:
桜の畑 MBA 2020/6,050yen(税込)
【wa-syu限定】にごりMBA 2020/5,500yen(税込)
【wa-syu限定】神の畑 ピノノワール 2021[375ml]/3,850yen(税込)
【ドメーヌヒデ×wa-syu】壺仕立て オレンジ 甲州 2022/7,920yen
ジャポニカ 甲州 アパッシメント 2019/23,100yen(税込)
Vegan 2021/7,700yen(税込)

▼「赤ワインのアイテムリスト」はこちら
▼「オレンジワインのアイテムリスト」はこちら
▼「wa-syu限定ワインのアイテムリスト」はこちら

[PROFILE]
株式会社ショープル/代表取締役
渋谷英雄(しぶたにひでお)

東京都生まれ、大阪府育ち。沖縄・慶良間空港で航空管制官として勤務し、24歳で空港長に就任。沖縄に暮らしたことをきっかけに海洋に興味を持つと、ダイビング専門学校を設立。その後、学生との関わりの中で人の心や思考に興味を持ち、心理学を学ぶために東京大学大学院へ。現在は東洋大学客員教授としてスポーツ心理学を担当しながら、山梨県南アルプス市でワインづくりに情熱をそそぐ。2015年、単身で山梨県南アルプス市に移住。現在、新たなプロジェクトとして、米粉を使った蒸しパンで地域創生を目指すべき、農カフェ「月晴れる」のオープン準備に奮闘中!

▼「ドメーヌヒデのアイテムリスト」はこちら

ドメーヌヒデ
山梨県南アルプス市小笠原

ドメーヌヒデ(Domaine Hide)は、多彩な経歴を持つ醸造家・渋谷英雄(しぶたにひでお)氏が手掛けるブティックワイナリー。南アルプスで潮の満ち引きに従う栽培と醸造をおこなっています。日本固有種のマスカット・ベーリーAの桃花色に心奪われたことをきっかけに、この品種とともに世界を目指すことを決意。ブドウのポテンシャルを見いだし、一つひとつの畑にもこだわって栽培しています。現在は甲州などの栽培にもチャレンジ。野生酵母でじっくりと発酵させた赤ワインをはじめ、『ドメーヌヒデ』らしい個性的な銘柄が光ります。アーティストが描く美しいラベルや、『愛してる』『ラピュータ』『神の畑』などの感性豊かなネーミングにも注目です。
 
 

▼「ドメーヌヒデのアイテムリスト」はこちら

シリーズ・日本ワインが生まれるところ。山梨『ドメーヌヒデ』にインタビュー!

日本ワインは人とブドウのストーリーから生まれます。ますます日本ワインが好きになる、そんな素敵なワイナリーを、wa-syuが独自取材で紹介。Vol.4は、山梨県南アルプス市の『ドメーヌヒデ』。

シリーズ・日本ワインが生まれるところ。山梨『ドメーヌヒデ/醸造編』にインタビュー!

日本ワインは人とブドウのストーリーから生まれます。ますます日本ワインが好きになる、そんな素敵な人と畑とワイナリーを、wa-syuが独自取材で紹介。Vol.9は、山梨県南アルプス市の『ドメーヌヒデ/醸造編』です。

wa-syu限定!ここでしか手に入らない限定醸造ワインやコラボレーションワインをピックアップ!

人気ワイナリーからピックアップした、wa-syuでしか手に入らない数量限定の日本ワイン。アーティストとのコラボレーションや限定醸造、別注ラベルなど、こだわりが凝縮された銘柄が大集合!

RELATED ARTICLE

関連記事

2023.03.01

【若佐慎一氏個展「魚行水濁鳥飛毛落」をレポート!第1弾 アート編】 『ドメーヌヒデ』の自然派ワインが、気鋭の美術作家・若佐慎一氏のアート作品とコラボレーション。wa-syuが個展のレセプションを独自取材!アート×自然派ワインとは?

2022.02.22

【ますます進化する、日本の定番。甲州&マスカット・ベーリーA】 日本固有種、甲州とマスカット・ベーリーAはやっぱり奥深い! "結局はここに戻ってくる定番品種"でありながら、その多彩な表情にも驚かされます

2023.02.07

【ペアリングを楽しむ、コラボラベルの限定ワイン】 山梨『ドメーヌヒデ』と美術作家・若佐慎一氏とのとっておきワインが、アートなラベルで限定リリース。3銘柄をさらに楽しめるペアリングメニューを恵比寿のビストロ・カフェ『SAN TROPEZ』が提案!

TOP