「SALON BUTCHER & WINE」ソムリエが提案!オレンジワインとその楽しみ方。

横浜「SALON BUTCHER & WINE(サロン ブッチャーアンドワイン)」気鋭のソムリエ・松下恵介(まつしたけいすけ)さんが、オレンジワインの味わいと楽しみ方について語ります。いま推しの銘柄もピックアップ!

時代を越えた、太古からの贈り物。オレンジワインは、唯一無二の存在。

「オレンジワインは『時代を越えた太古からの贈り物』だと思っています。なぜなら、オレンジワインが「ワインの起源」であり、現代でも飲み続けられている最古のワインだからです。たとえば『ワイン発祥の地』であるジョージアでは、紀元前6000年頃にはすでにワインが造られていました。クヴェブリという粘土で作った壺を使った製法は、当時から現代に至るまで、伝統的に続けられています。ここまで絶えることなく、太古と変わらない方法で造られたワインは、唯一無二の存在なのです(ソムリエ・松下さん)」。

▼「オレンジワインのアイテムリスト」はこちら

ソムリエが教える、オレンジワインの味わいと、その特徽とは。

「白ブドウを使って、赤ワインと同じ造り方で醸造するのがオレンジワインです。そのため果実感がありつつ、酸味や渋みも強めに感じられることが特徽です。私が初めてオレンジワインを飲んだのは、今から3年ほど前。ワインペアリングについて勉強し姶めたころでした。そのとき飲んだのは、伝統的な製法で造られている、ジョージアのオレンジワイン。酸味に加え強めの渋みが合わさり、また土っぽい香りが口に広がって、このようなワインと食事は合うのだろうか…と困惑したのを覚えています。日本ワインのオレンジタイプは、日本固有品種である『甲州』を使って造られることが多いのですが、甲州のオレンジワインは海外のものと比べると、よりフルーティーさがあり、酸味や渋みは控えめな印象です。まさに、和食のような淡い味わいに寄り添うようなワインが、日本のオレンジワインなのです(ソムリエ・松下さん)」。

wa-syu限定ラベルの『ドメーヌレゾン×wa-syu オレンジワイン 2019』。バランスの整った厚みと奥ゆかしさは、甲州の魅力を余さず表現。

「北海道発『ドメーヌレゾン』は、畑でヤギを飼うことで、自然な除草と施肥をしているという農法でも有名。この『ドメーヌレゾン』のオレンジワインは、受賞歴もある人気の銘柄ですが、wa-syuとのコラボラベル版は、wa-syu OFFICIAL ONLINE SHOPと、その他数店舗でしか入手できないレアなもの。wa-syuのイメージカラーである和の"憧れ葛"という色と、ヤギのキュートなイラストが可愛いので、ギフトにもおすすめです。このオレンジワインは、すごくバランスが整ったワインだな、と感じました。フルーティーさのある『甲州』を使うことで、豊かな果実味と、爽やかな酸味が余韻に残ります。また、ピノ・グリやピノ・ブランのちょっとしたスパイシーなニュアンスもあります。スキンコンタクトさせたことで、酸味や渋みが加わり、厚みと奥ゆかしさが現れています(ソムリエ・松下さん)」。

※画像はイメージです。2019ヴィンテージは完売しました。現在の取り扱いは、2022ヴィンテージ(甲州100%)です。

【ドメーヌレゾン×wa-syu】オレンジワイン 2019/SOLD OUT
【ドメーヌレゾン×wa-syu】オレンジワイン 2022/2,530yen(税込)

▼「オレンジワインのアイテムリスト」はこちら
▼「ドメーヌレゾンのアイテムリスト」はこちら

料理人でもあるソムリエが提案する、オレンジワインのマリアージュ。

「wa-syu限定ラベルの『ドメーヌレゾン×wa-syu オレンジワイン 2019』は、もともと5味(甘味、塩味、酸味、苦味、旨味)のうち、塩味以外のバランスが整ってる印象。なので、あっさりと塩でいただく白身魚の天ぷらや、カリッと香ばしい揚げ物との相性がとても良いと感じました。たとえば、鶏の唐揚げやアジフライなど、淡泊な食材の揚げ物とこのワインを合わせることで、味わいを同調させることができます。オレンジワインの渋みのニュアンスに加え、揚げ物と相性のよいレモンのような酸味が、二口目へと箸を伸ばさせます。また香り高い料理を合わせたときも、存在感をしっかりと示しつつ、邪魔をすることなく口中をさっぱりとさせてくれます。また、『SALON BUTCHER & BEER』と『SALON BUTCHER & WINE』では、このオレンジワインと前菜5種盛り合わせのペアリングを楽しめるセットメニューを期間限定で味わえます。さまざま味とのマッチングを試せるので、ぜひ足を運んでみてください(ソムリエ・松下さん)」。

※画像はイメージです。2019ヴィンテージは完売しました。現在の取り扱いは、2022ヴィンテージ(甲州100%)です。

【ドメーヌレゾン×wa-syu】オレンジワイン 2019/SOLD OUT
【ドメーヌレゾン×wa-syu】オレンジワイン 2022/2,530yen(税込)

▼「オレンジワインのアイテムリスト」はこちら
▼「ドメーヌレゾンのアイテムリスト」はこちら

甲州以外にも、さまざまな品種が楽しめる日本のオレンジワイン。今おすすめの銘柄とは?

「オレンジワインには、白ワインにはあまりない渋みが味わえるのが醍醐味。家庭でのマリアージュを考えるとしたら、"レモンの代わりという感覚"を持つのが面白いかな、と思います。先ほども挙げた鶏の唐揚げや天ぷら、チキンの香草パン粉焼き、魚のフリットなど、レモンを搾りたくなるあたたかい料理はおすすめですし、スモークサーモンやアジの南蛮漬けなどの冷製にもぴったりです。また、ソムリエとして勤務しているお店『SALON BUTCHER & WINE』でペアリングについて聞かれたときなどは、料理に使っている食材とワインに使われているブドウの産地についても意識してお答えしています。同じ土地で育った食材とワインを合わせることで、その土地の個性を存分に楽しめるからです。たとえば、北海道産の牛と長野県産の牛では、脂身と赤身のバランスやお肉の締りぐあいまで違います。ワインも同じで、同じブドウ品種でも、育った環境によって味わいは異なります。食とワイン、この2つを同じ産地で合わせることで、もっと楽しみが広がっていくのです。今回挙げた銘柄も、ブドウの銘柄だけでなく、産地やラベル、色で選ぶのも楽しいもの。ぜひいろいろな楽しみ方で味わってみてください(ソムリエ・松下さん)」。

※画像はイメージです。2019ヴィンテージは完売しました。現在の取り扱いは、2022ヴィンテージ(甲州100%)です。

【ドメーヌレゾン×wa-syu】オレンジワイン 2019/SOLD OUT
【ドメーヌレゾン×wa-syu】オレンジワイン 2022/2,530yen(税込)

▼「ドメーヌレゾンのアイテムリスト」はこちら

ソムリエ・松下さん&wa-syuおすすめのオレンジワイン① ドメーヌヒデ/【ドメーヌヒデ×wa-syu】壺仕立て オレンジ 甲州 2021

『ドメーヌヒデ』は、元プロダイバーなど多彩な経歴を持つ醸造家・渋谷英雄(しぶたにひでお)氏が手掛けるブティックワイナリー。南アルプスで潮の満ち引きに従う栽培と醸造をおこなっています。wa-syuとのコラボレーションワインは、渋谷氏が京都の老舗窯元『嘉祥窯』と開発した日本初の「呼吸する陶器の壺」で仕立てたオレンジワイン。甲州100%とは思えない複雑な旨み、いつまでも続く余韻の長さに驚く極上のワイン!南アルプスで育った味わい深い甲州ブドウが、壺との呼吸によってより力強く変化しています。新たな発見に満ちた、日本ならではの辛口オレンジワインです。飲み頃温度は、8〜10度。

※画像はイメージです。2021ヴィンテージは完売しました。現在の取り扱いは、2022ヴィンテージです。

【ドメーヌヒデ×wa-syu】壺仕立て オレンジ 甲州 2021/SOLD OUT
【ドメーヌヒデ×wa-syu】壺仕立て オレンジ こうしゅう 2022/7,920yen(税込)

▼「ドメーヌヒデのアイテムリスト」はこちら

ソムリエ・松下さん&wa-syuおすすめのオレンジワイン② BookRoad ~葡蔵人~/オレンジ デラウェア 2021

食とのペアリングを表す個性的なラベルとが特長の『BookRoad(ブックロード) ~葡蔵人~』。東京・上野御徒町に位置する、都市型のワイナリーです。醸造家・須合美智子(すごうみちこ)氏が、山梨県などからブドウを運び、一本ずつ丁寧に作っています。『オレンジ デラウェア 2021』は、山梨県勝沼町産デラウェア100%。吸い込まれるようなサーモンピンクのオレンジワイン。桃のような香りとグアバのような味わいが2021ヴィンテージの特徴で、酸味は穏やかながら、5日間の醸し発酵でうまみが加わっています。ラベルもサーモンの切り身なのが、ウィットに富んでいます。

オレンジ デラウェア 2021/SOLD OUT

▼「BookRoad ~葡蔵人~のアイテムリスト」はこちら

ソムリエ・松下さん&wa-syuおすすめのオレンジワイン③ GRAPE REPUBLIC/Arancione 2020

山形県南陽市産のデラウェアを、アンフォラ(陶器の壺)で仕込んだものなど、3通りの手法で醸造しブレンドした『Arancione(アランチョーネ) 2020』。旨味と渋み、果実味のバランスがいい、辛口フルーティーなオレンジワインです。原料はデラウェア100%、全て山形県南陽市産。デラウェアは3つに分けて醸造しました。ひとつは全て除梗し4日間皮と醸したもの。もうひとつは全房発酵させ8日間皮と醸したもの(いずれもステンレスタンク使用)。そして全房発酵でアンフォラにて9日間皮と醸したもの。それら3つを2021年3月にブレンドしたことで、醸造、旨味と渋み、そして果実味のバランスがいいオレンジワインに。このワインのラベルは、山形県の県鳥でもあり、雌雄仲むつまじい事でも知られる"オシドリ"のモチーフで、お祝いのシーンにもぴったりです。

Arancione 2020/SOLD OUT

▼「GRAPE REPUBLICのアイテムリスト」はこちら

ソムリエ・松下さん&wa-syuおすすめのオレンジワイン④ イエローマジックワイナリー/ASHID DELA 2021

『ASHID DELA(アシッドデラ) 』は、農薬無散布(ボルドー、硫黄合剤も無散布)で栽培したデラウェアを収穫後、タンクの中で足踏みして仕込んだオレンジワイン!「Acid Techno」の「変調」のように造り手の踏み方によって生まれる、房のままと潰れたブドウの絶妙なバランスが楽しめる「Ashid」シリーズ。イエローマジックワイナリーならではの人気銘柄です。プラムや梅のニュアンスが楽しめる辛口コクありのワインに仕上がっています。南陽市金山地区にて農薬無散布(ボルドー、硫黄合剤も無散布)で栽培したデラウェア100%で造りました。

ASHID DELA 2021/SOLD OUT

▼「イエローマジックワイナリーのアイテムリスト」はこちら

ソムリエ・松下さん&wa-syuおすすめのオレンジワイン⑤ カーブドッチ・ワイナリー/2020 いっかく (アッサンブラージュ)

"どうぶつシリーズ"は、カーブドッチ・ワイナリーの醸造家・掛川(かけがわふみと)氏が「趣味にはしった」と称するワインたち。そのため通常のカーブドッチワインとは味わいが少し異なっており、優しく体に染み入るようなワインを目指して造られています。『2020 いっかく (アッサンブラージュ)』の2020年はケルナーとソーヴィニヨン・ブランを使用、ケルナーのトロリとしたようなマスカット香とソーヴィニヨン・ブランの生姜っぽいニュアンスが交じり合った爽やかかつ怪しげな雰囲気をまとっています。

2020 いっかく (アッサンブラージュ)/SOLD OUT

▼「カーブドッチ・ワイナリーのアイテムリスト」はこちら

ソムリエ・松下さん&wa-syuおすすめのオレンジワイン⑥ ドメーヌヒデ/ジャポニカ 甲州 アパッシメント

生産数は、わずか151本。干し柿を作るようにブドウを乾燥させた、驚きのオレンジワイン『ジャポニカ 甲州 アパッシメント』!醸造家・渋谷英雄氏によると「これまでにない日本葡萄の香ばしさと、後をひく旨味が特徴です。干した洋ナシの旨味。クルミやシイタケの香りそして、骨格のある酸味が広がります。ラベルは、円覚寺修造作品から、横浜駅直結「アソビル」の壁画までと幅広く活躍する若佐慎一(わかさしんいち)画伯の作品」。熱烈なファンが多く、海外からも高い評価を得ている一本です。

ジャポニカ 甲州 アパッシメント 2018/23,100 yen(税込)

▼「ドメーヌヒデのアイテムリスト」はこちら

ソムリエ・松下さん&wa-syuおすすめのオレンジワイン⑦ ドメーヌレゾン/【ドメーヌレゾン×wa-syu】オレンジワイン 2019

『wa-syu』のオープンを記念した別注ラベル!「ジャパン・ワイン・チャレンジ2020」で金賞受賞のオレンジワインです。オレンジワイン初心者から飲み慣れた方まで楽しめる味わい。果皮を4日間スキンコンタクトした後に発酵させています。甲州種由来の柑橘系の香りと味、ピノ・グリのスパイシーな香りがバランスよく調和した、シャープな辛口オレンジワインです。北海道海道富良野エリアに40ヘクタールの自社圃場をもつ「サスティナブル」をモットーにしたワイナリーであり、人間と自然がともに共存できる環境を目指し、ヤギたちを圃場で自由気ままに走り回らせています。圃場でヤギが草を食べ、走り回り、土を耕し、排泄物が土の肥料となる。その畑で育ったブドウを原料とし、ワインづくりをおこなっています。

※画像はイメージです。2019ヴィンテージは完売しました。現在の取り扱いは、2022ヴィンテージ(甲州100%)です。

【ドメーヌレゾン×wa-syu】オレンジワイン 2019/SOLD OUT
【ドメーヌレゾン×wa-syu】オレンジワイン 2022/2,530yen(税込)

▼「ドメーヌレゾンのアイテムリスト」はこちら

 

松下流・日本ワインの味わい方&楽しみ方を、日々実践!

「実は、僕はあまりお酒が飲めません。でも料理やワインについて、もっとたくさんのことをお客様に伝えたい思って、ソムリエ資格を取りました。最初は海外のワインしか飲んでいませんでしたが、だんだん日本ワインの魅力を知るようになり、山梨や山形、北海道、宮城などの日本のワイナリーを巡るように。日本ワインは、果実味が豊かで、フルーティー。味わいが淡く軽やかなので、食事と一緒に楽しむのももちろんよいのですが、寝る前の一人の落ち着いた時間にゆっくりと味わうのもいいもの。優しく染み渡るような味わいは、その後の睡眠の妨げにならず、気持ちよくリラックスさせてくれるのが嬉しいです(ソムリエ・松下さん)」。

SALON BUTHER & WINE (サロン ブッチャーアンドワイン)

挽きたてのフレッシュな国産牛100%のミンチ肉で、自分だけのカスタマイズハンバーグが味わえる、大人のためのビストロ。好みの大きさ・ミックス素材・ソースを選べます。その日の気分に合わせてワインとのマリアージュも愉しめます。

[住所]神奈川県横浜市西区南幸1丁目1-1 NEWoMan横浜8階
[営業時間]11:00~23:00(22:00ラストオーダー)  
[TEL] 045-534-5690

▼「INFORMATION」はこちら

※定休日は、館の定休日に準じます。
※営業時間は、今後も国や都道府県の要請にともない予告なしで変更になる可能性がございます。あらかじめご了承ください。
※詳しくは、ショップスタッフまでお問い合わせください。

松下恵介(まつしたけいすけ)/「SALON BUTCHER & WINE」ソムリエ

フランスや東京の星付きレストランで研鑽を積む。野菜ソムリエ、日本化粧品検定2級も取得。「こんなに日本ワインに特化したオンラインショップは「wa-syu」しかありません。日本ワインはまだまだ発展途上かもしれませんが、世界に匹敵するポテンシャルを持っているのは確か。これからの進化の過程を一緒に感じながら楽しむのも魅力のひとつだと思います!ぜひ、お気に入りを見つけてみませんか?」

「SALON BUTCHER & WINE」公式インスタグラム(@salon_butcherandwine)では、日本ワインの情報も配信中!

SOLD OUT
SOLD OUT
SOLD OUT
SOLD OUT
SOLD OUT
SOLD OUT
SOLD OUT
SOLD OUT
SOLD OUT
SOLD OUT
SOLD OUT
SOLD OUT
SOLD OUT
SOLD OUT
SOLD OUT
SOLD OUT
SOLD OUT
SOLD OUT
SOLD OUT
SOLD OUT
SOLD OUT
SOLD OUT
SOLD OUT
SOLD OUT

RELATED ARTICLE

関連記事

2022.04.13

【wa-syu限定ワイン】 wa-syuだけで味わえる、特別な日本ワイン。人気ワイナリーとの限定醸造やコラボレーション、オリジナルラベルなど、醸造家さんとこだわって造りました。新生活やお祝いシーンにもおすすめ!

2022.04.05

【特別対談!ドメーヌヒデ×wa-syu コラボレーションワインができるまで。】 茶道にも通ずる、道具としての美学。世界でも類を見ない「呼吸する陶器の壺」が生まれるまで。そのバックストーリーを独占取材!

2022.02.09

【日本固有品種、甲州 】 日本を代表するブドウ品種、甲州の豊かなバリエーションを味わい尽くす!国際的にも評価が高まっているこの甲州種は、実は非常に多彩な味わいを生み出します。その奥深い魅力にフォーカス

TOP