耕作放棄地を、吉を呼ぶ宝の畑に。大阪・カタシモワイナリー『泡オレンジ 宝吉畑 デラウェア 2021』
日本屈指の老舗、大阪『カタシモワイナリー』がwa-syuのために限定醸造。大阪ならでは、デラウェアをオレンジワインの製法で仕立てた極上のスパークリングワイン『泡オレンジ 宝吉畑 デラウェア 2021』が登場！
歴史ある銘醸地、大阪で一番の老舗。新しいチャレンジでも常に話題の『カタシモワイナリー』から到着、wa-syuでしか手に入らない限定醸造『泡オレンジ 宝吉畑 デラウェア 2021』！
『カタシモワイナリー』は大阪の中心地から少し離れた郊外、柏原(かしわら)市に位置します。創業は1914年(大正3年)で、100年を超える西日本最古のワイナリーとしても知られています。訪れる人が「本当にここがワイナリー？!」と驚くような、板塀に囲まれた和風建築、併設されているワイン博物館、登録有形文化財の貯蔵庫などで構成された風情ある醸造所、そして背面の山に広がる美しいブドウ畑…。これらの風景は、ワイナリーの4代目社長・高井利洋(たかいとしひろ)さんによって守られてきました。現在は5代目である高井麻記子(たかいまきこ)さんも加わり、伝統を守りながら醸造やブドウ栽培を手がけています。しかも『カタシモワイナリー』は伝統を守っているだけではありません。日本ワイン界で最初のブドウのかすを絞って造った"ジャパニーズブランデー"や、たこ焼きに合う本気の瓶内二次発酵スパークリングワイン"たこシャン"など、次々に革新的なチャレンジをし続けることでも注目されているのです。今回、『カタシモワイナリー』の協力のもと、数量限定で『wa-syu』限定醸造の新作ワインをリリースしました。
「放棄地(ほうきち)」を、吉を呼ぶ宝の畑「宝吉(ほうきち)畑」へ。地域の抱える問題と取り組む『カタシモワイナリー』の想いを、美味しいワインで応援。
地場産業の衰退や高齢化による耕作放棄地の急増など、『カタシモワイナリー』の抱える問題は、他の地方都市とも共通している悩みです。しかし高井さんたちは、「放棄地(ほうきち)」をおめでたい「宝吉(ほうきち)」と呼び、「吉を呼ぶ宝の畑＝宝吉畑(ほうきちばたけ)」として活用する取り組みを進めています。今回wa-syu限定醸造として販売される『泡オレンジ 宝吉畑 デラウェア 2021』は、この畑で生まれたデラウェアを100％使用。種なしにするためのジベレリン処理などもおこなわず、もちろん除草剤なども使わずにのびのびと育った果実が、華やかな果実の香りを放ちます。オレンジワインの醸しの技が、鮮やかなオレンジ色と心地よい苦みをもたらし、より余韻の長い味わいを生み出しています。
写真右：
左）カタシモワイナリー4代目：高井利洋さん
右）カタシモワイナリー5代目：高井麻記子さん
写真左から：
ジャパニーズブランデー 葡萄華 35度 デラウェア 樽熟［500ml］(箱入り)/4,290yen(税込)
たこシャン 2021/3,410yen(税込)
K.S.合名山 北畑 デラウェア スパークリング 2019/3,960yen(税込)
【wa-syu限定】泡オレンジ 宝吉畑 デラウェア 2021/4,400yen(税込)
合名山 メルロ/3,960yen(税込)
合名山 シャルドネ 木樽熟成/3,960yen(税込)
たこシャン マグナム 2018 ［1500ml］/8,250yen(税込)
予想を超えた古木との遭遇と急坂を超えて。『カタシモワイナリー』の自社畑を経て、wa-syu限定醸造ワイン"泡オレンジ 宝吉畑 デラウェア 2021"が誕生した「宝吉畑」へ！
もともと大正時代から昭和の初期にかけて、現在の柏原地区を中心として大阪府は日本一のブドウ生産地だったそう。ブドウ農家もたくさんあり、斜面を開墾したブドウ畑が一面に広がり、収穫期にはブドウ直売所もたくさん出て賑わっていたといいます。栽培の歴史も長く、現在日本に現存する樹齢100年超えの甲州ブドウはわずか5本と言われていますが、そのうちの4本は『カタシモワイナリー』の自社圃場にあるほど。「昔は甲州ブドウとは呼ばれていなくて、こっちではただ"ブドウ"とか"本ブドウ"とか呼んでたなぁ」と語るのは4代目の現社長・高井利洋さん。「この地域に宅地化の波が押し寄せた1976年ごろに、ブドウ畑がどんどん消滅してマンションになっていくのを目の当たりにして。この風景を絶やしてはいけないと、サラリーマンを辞めて、会社を継いだんです」。そして今、4代目と同じように、務めていた仕事を辞めてワイナリーに戻ってきた娘さん、高井麻記子さんが醸造などを担当するようになっています。5代目を継ぐ立場として活動する麻記子さんは「入ってすぐは失敗ばかり。父は"自分の時も失敗して覚えたから"と、あまり教えてくれなくて。ちっとは教えろやー!！って。ケンカばっかりしてました」と笑いますが、今では主戦力として大活躍。今回のwa-syu限定醸造『泡オレンジ 宝吉畑 デラウェア 2021』も、麻記子さんが初めての試みとして手がけた、デラウェアのオレンジ仕立ての瓶内二次発酵スパークリングワイン。4代目である現社長も「これはよく出来てる、美味いで！」と大絶賛の味わいです。
そんな麻記子さんが案内してくれる自社圃場は、登るだけで息が上がるような、かなりの急斜面。ワイナリーの裏山といった風情で、古くから『カタシモワイナリー』が代々大切に維持してきた園です。「ブドウ栽培に関しては、ひいおじいさんの代、明治以前から工夫がなされてきました。特にデラウェアは、大阪は現在でも全国第3位の生産量を誇るほど栽培がさかん。シャルドネやメルロー、甲州など、主要なブドウを10種類栽培しています。また、その他のブドウ品種を合わせると自社畑では50種類ほどのブドウを栽培しています(麻記子さん)」。
転げ落ちそうな急斜面をすいすいと登っていく麻記子さんが、畑の中で教えてくれたのは、全国を探しても5本しかないという、樹齢100年を超える甲州ブドウです。古い幹が歴史を物語る樹はまだしっかりと生きており、秋には実をつけているそう。「本ブドウ(甲州ブドウ)は、もともと関西を経由して日本に入ってきたという説もあります。証明する文献こそないですが、この地で少なくとも130年の栽培の歴史があることは確かですし、大正の終わりから昭和の初めまでは、大阪が日本一の甲州ブドウ産地でした(麻記子さん)」。DNA解析により、海外にルーツがあることが判明している甲州ブドウ。どのように国内に入ってきたのか、今後の研究が楽しみです。
耕作放棄地だった"宝吉畑"に到着！ 『カタシモワイナリー』の、地域活性化の精神に触れて。
『カタシモワイナリー』の自社畑を抜けて、ついに"宝吉畑"に到着。ここで収穫されたデラウェアが、wa-syu限定ワインとして醸造されたとあって、感慨ひとしおです。「耕作放棄地は年々増えていて、私たちもこの状況をなんとかしたいと考え続けています。耕作放棄地を借り受けて栽培を継続し、荒れ地や宅地にしないようにすることは、地域の景観を守り、柏原地区のワインの価値を上げることにも繋がります(麻記子さん)」。SDGｓが叫ばれるずっと前から、こうした持続可能な取り組みを続けていた『カタシモワイナリー』。地域社会のさらなる発展を求めて、西日本を中心とするワイナリー協会を立ち上げ、ワイナリー同士の情報共有につなげる中心的役割を担っています。また地元小学校の見学を受け入れたり、企業の協賛を募って研修に使ってもらうなど、ひらかれたワイナリーとして積極的な活動を続けています。
wa-syu限定醸造！『泡オレンジ 宝吉畑 デラウェア 2021』は、大阪ならではのデラウエアのオレンジワインを、使い勝手のよいスパークリング仕立てに。
さまざまな想いの詰まった畑で大切に育てられたデラウェアを、オレンジワインの製法で仕込み、丁寧に瓶内二次発酵させた、にごりタイプのスパークリングワインがwa-syu限定醸造の『泡オレンジ 宝吉畑 デラウェア 2021』。製造数わずか269本の、超限定品です。鮮やかなオレンジ色、デラウェアの華やかな果実の香り、心地よい苦み、余韻の長さなど、さまざまな表情をもっており、和食はもちろん、洋食や中華まで使い勝手も抜群。『カタシモワイナリー』を代表するデラウェアのスパークリングワイン『たこシャン』の高級版のような感覚で、大阪名物の"粉もん"から、餃子や唐揚げ、割烹料理、肉料理まで、幅広い料理と合わせて楽しめます。
ジュングループのビストロでも楽しめる！カタシモワイナリー『泡オレンジ 宝吉畑 デラウェア 2021』。初夏のペアリング提案
大阪『カタシモワイナリー』発、縁起のいい"宝吉畑(ほうきちばたけ)"のデラウェアから造られたオレンジワイン仕立てのスパークリングワイン。人気のビストロ、新宿「SALON BUTCHER & BEER」、横浜「SALON BUTCHER & WINE」、恵比寿「SAN TROPEZ」で3つのペアリングメニューを体験！
▼「カタシモワイナリーのアイテムリスト」はこちら
カタシモワイナリー
大阪府柏原市太平寺：カタシモワインフード(株)
かつて日本一のブドウ生産量を誇った大阪で1914年から続く由緒あるワイナリー。日本酒の醸造技術を利用してワイン造りをスタートしました。戦後までは、杜氏がワインの醸造に参加していたそう。ワイン造りでこだわっていることは、健康なブドウを育てることと、蔵内の衛生管理を大切にすること。通常、ワイン用ブドウは30年前後で更新しますが、古い木を大切に、できるだけ長く生きてもらえるように手入れをしており、100年を超える木も健在。日本のワイナリーには珍しい、ブドウの絞りかすを使った「ジャパニーズブランデー」をいち早く取り入れたり、たこ焼きに合うスパークリングワイン「たこシャン」をリリースしたりと、老舗だからこそできる新しい試みが注目されています。ワイナリー敷地内では、国の指定文化財に指定されている貯蔵庫や、柏原市指定有形民俗文化財に指定されているワイン造りの歴史ともいえる明治～大正時代の醸造器具を見学することができます。
▼「カタシモワイナリーのアイテムリスト」はこちら
wa-syu限定！
ここでしか手に入らない、特別な日本ワイン
人気ワイナリーからピックアップした、wa-syu限定販売の日本ワイン。アーティストとのコラボレーションや限定醸造など、こだわりが凝縮された銘柄に注目！
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