醸造家の肖像。愛媛・大三島みんなのワイナリー、川田佑輔さんが語る、ワインとのつながり

『大三島みんなのワイナリー』で栽培と醸造を手がける醸造家・川田佑輔(かわたゆうすけ)さんにインタビュー。「名前のとおり、みんなの力が集結した手作りのワイナリー。大三島の雰囲気をワインで発信してゆきたい」。瀬戸内海に浮かぶ島、大三島での暮らしも聞きました。

ソムリエから造り手へ、そして島への移住。この地に惚れ込んだ人々が集まって、みんなで造るワイン。

wa-syu:まず、ワイナリー創業のお話と、参加のきっかけを教えてください。
川田佑輔さん(以下、川田敬称略):まずこの『大三島みんなのワイナリー』は、建築家の伊東豊雄(いとうとよお)が代表を務めています。実は伊東も、もともと大三島とは関わりがなかったのですが、2011年に今治市が『伊東豊雄建築ミュージアム』をオープンさせました。それがきっかけで、伊東が大三島へ足を運ぶ事が増えたんですが、ここの素晴らしい環境にすっかり惚れ込んでしまって。それと同時に、少子高齢化や耕作放棄地、空き家問題などの地方ならではの問題点もいろいろ見えてきた。そこで、いろいろな活動を通して島を元気にしようという発想で、古民家のリノベーションをしたり、耕作放棄地を使って新しい島の特産を作ろうとプロジェクトを立ち上げました。その中で挙がったのが、柑橘の耕作放棄地を開墾してブドウを植え、ワインを造ろうというアイディアだったのです。
wa-syu:川田さんは、プロジェクトの初期から参加なさっているのですか?
川田:そうなんですよ!僕は実は、2つの大学を中退して、3つめに山梨大学に入って醸造を学んで卒業したんです。最初に大学に入って、次に国立の大学に入りなおしたのですが、どちらも働きながら自分で学費を稼がなくてはならなくて、途中でお金がなくなってしまって中退。せっかく働くなら好きなワインの仕事をしようと、ソムリエ資格を取って都内でサービスマンとして働いていたのですが、お客さまにワインを提供してるうちに、やっぱり自分で造る方向に行きたいなと思うようになってきて。山梨大学に入学しなおしてワインコースを専攻して学び、ちょうど大学4年生の時に、『大三島みんなのワイナリー』のプロジェクトが立ち上がったっていうことを聞いたんです。実は、伊東さんご夫婦とは、最初の大学に入ったときからの知り合いで。伊東さんの奥さまは、すごくワインがお好きで、ワインについていろいろと教えていただく機会があったのですが、ワイナリー立ち上げの話も奥さまから聞いて。それで"大三島でワインを造りたいです!"と話をして。2015年に、それまで縁もゆかりもなかった大三島に移住してきました。すごい不思議なご縁です。

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他には替えがたい美しい景色と心地よい海風。大三島の美しい圃場とめぐり会って。

wa-syu:今日は川田さんの奥さま、祥子(しょうこ)さんにも参加いただいてますが、祥子さんが島に来られたきっかけは?
川田祥子さん(以下、祥子敬称略):私は川田くんとは別のプロジェクトでこの島に移住してきました。伊東豊雄さんが古い建物を改修して「大三島みんなの家」というコミュニティースペースを作ったのですが、ここのカフェスタッフとして2016年から立ち上げに参加したんです。このスペースは島の中心的な存在でもある大山祇(おおやまづみ)神社の参道にあり、地元の人が集えるように、飲食やワークショップもできるような場としてオープンしました。現在は、ワイナリーの販売所兼事務所となっています。
wa-syu:ワイナリーは、ワインの販売所とはまた違う場所にあるのですね?
川田:販売所と畑とワイナリーは、それぞれ車で15分ほど離れた場所です。宗方という地域に「大三島 憩の家」という宿泊施設がありまして、これはもともと小学校だったところを、伊東豊雄が率いる伊東建築塾が中心となってリノベーションし、今治市が宿泊施設として運営してるのですが、その敷地内に隣接してワイナリーがあります。畑は、島の南側の非常に日当たりが良くて景色のいい場所にあるんです。

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wa-syu:瀬戸内海が見えて、すごく美しい場所ですね!
川田:瀬戸内らしく、非常に海に近い場所に畑があるんです。場所によってはもう本当に10mぐらいで海、っていうようなところもあって。僕自身は静岡県の出身で子供のころから海に親しんでいたので、"いつかブドウを栽培するのならやっぱり海の近くがいいな"と考えていました。学生のときから北は北海道から南は九州までいろんなところに行ってみたのですが、瀬戸内に来てみると非常に穏やかな気候だし、海の近くで柑橘栽培は盛んで、ここだったらすごくいいブドウができて環境も景色も素晴らしいな、と思ったんです。ワイナリーの話も、元々はちょっと伊東との雑談みたいなかたちで始まって。大三島や瀬戸内って、オリーブはあるし、柑橘もあるし、ワインがあったら完璧ですよね、っていうのを伊東と話していて。伊東もワイン好きなので、"それいいな!"って盛り上がって。そこから具体的に、じゃあそれをプロジェクトにして…っていう形で、伊東が発案して、僕が現場を進めた、という感じですね。

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wa-syu:モノづくりは川田さんが担当なさって、デザインなどは伊東さんなのですか?
川田:伊東は総監督みたいな感じです。実際にラベルを描くこともありますし、コンセプトを固めたり、みんなの想いをテキストで表現したり。そういった部分を、まとめています。『大三島みんなのワイナリー』というワイナリー名も、伊東の発案です。ワイナリーのロゴは、伊東が一緒に仕事をしたデザイナー、原研哉(はらけんや)さんが大三島を立体的に象って描いてくださったものです。伊東は3.11の震災があったときに、東北で仮設住宅の仮設住宅のプロジェクトに関わっていました。そのときに、コミュニティ内にちゃんと人が集まりたくなるような集会所を作ることの重要性を感じたそうです。それが"みんなの家プロジェクト"としてスタートし、東北だけでなく、熊本の震災でも、そういったみんなが集える場所を作る活動をしていました。それで、その大三島版が、最初にできたコミュニティーカフェ『大三島みんなの家』なんです。その"みんなの"っていう言葉がやっぱりすごくて、"みんなが関わってひとつのものを作っていく"っていうのが美しい。このワイナリーもその名前を継承して、みんなで畑を耕して、みんなでワインを造っていくという想いを込めています。

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温暖な気候、降水量の少なさ、イノシシとの戦い。土作りからのブドウ栽培。

wa-syu:あらためて、大三島の畑の風土や栽培条件を教えてください。
川田:この大三島は花崗岩質(かこうがんしつ)で、それが砕けてできた石まじりの土、真砂土(まさつち)の土壌です。特徴としては非常に水はけがよく、雨が降っても全然地面が濡れてないように見えるくらい、水はけがいい。裏を返してしまうと水持ちが悪く、どうしても土が痩せてしまう性質です。夏場のブドウの成熟には非常に寄与してくれるのですが、やっぱり気候が温暖なので、どうしても酸が落ちやすい傾向はあります。土壌はきちんとまずは有機物を入れて、土作りというものをして、その上で病気を管理して良いものを作っていこうとがんばっています。気候条件としては、年間を通して比較的雨が少ない、いわゆる瀬戸内気候。年間降水量でだいたい1,300㎜〜1,400㎜くらいと言われてるような場所で、特に8月、夏場の雨はすごく少ないです。1カ月ぜんぜん雨が降らないという年もあったり。ブドウの成熟にとっては非常にいい環境です。畑は、もともと柑橘畑だったところが主なんですが、耕作放棄されたところや田んぼだったところもお借りして開墾したり。もう10年以上放置されて、森になってるようなところも結構あって。何が植わっていたのかも判らないくらいで、開墾はやっぱり大変でした。
wa-syu:耕作放棄地はやはりかなり多いですか?
川田:もう、かなり多いですね。1980年代とか90年代の写真を見ると、今は自然林みたいになっている山も、未開墾のところがなくて、全部、柑橘畑なんですよ。畑が全部山に還ってしまっているというのは実感しますし、近所でも年々、止めてしまった畑が荒れてしまったり、ということも結構あって、全国に共通することだとは思いますが、切実な問題だと実感します。耕作放棄地にはどうしてもイノシシが住み着いたりして、イノシシのほうが住民より多いっていうのは、よく笑い話のように話したりするんですが…。電気柵やワイヤーメッシュで対策はしますが、移住後最初の収穫だった2017年も、電気柵で畑の周囲を囲ってたんですが効かなくて、ブドウをたくさん食べられてしまった。あれは、鼻の部分にちょうど電気が当たらないと効かないんです。鼻にビリッとくるとびっくりして逃げるという柵なので、身体の大きさが柵と合っていなかったり、草が生えてしまうと絶縁体になって電気が効かなくなってしまったりで、けっこう管理が難しい。今はワイヤーメッシュで全部囲って、もう物理的に入られないようにするという対策をしています。

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wa-syu:ブドウは何を作っていらっしゃいますか?
川田:ウチは、自社の畑が2.5ha規模ありまして、あとは大三島島内に契約農家さんが5軒あって、それが40aちょっと。ですので、自社と契約農家さんを合わせて3haでやっています。ただし契約農家といっても、もともと島にブドウを育てたことのある人は一人もいなくて、まずはいちから、資材の組み立てや苗木の植え付けまで一緒にやり、意見交換しながら栽培しています。ブドウの白品種が、今メインで育てているのがシャルドネ。ヴィオニエも2015年から栽培を始めています。あとはピノ・グリ、アルバリーニョ、ゲヴェルツトラミネールの3種は、この島の気候に合うのではないかということと、個人的に好きだというのもあって、2021年に植えて収穫を待っています。黒ブドウ品種に関しては、マスカット・ベーリーAとメルロー。カベルネ・ソーヴィニヨンも栽培してるんですけれども、これはまだちょっと収穫できない状態です。あとはキャンベル・アーリーもやっています。これは、実は苗木屋さんにマスカット・ベーリーAを頼んだら、違った品種が来て(笑)。育ててみたらキャンベル・アーリーだったんです。

写真左から:
2021 島紅 マスカットベーリーA100% 樽熟成/4,840yen(税込)
2022 島白 マスカットベーリーA×シャルドネ/3,740yen(税込)
2022 しまヌーヴォー/SOLD OUT
2022 島で醸す デラウェア/3,630yen(税込)
【wa-syu限定】島みかん3種飲み比べセット/5,280yen(税込)
2021 島みかん HANAZAWA NATURE 温州スパークリング[375ml]/1,650yen(税込)

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固定概念にとらわれすぎず、美味しいものを。そんな発想から生まれた、混醸の『島白』や柑橘のお酒『島みかん』。

wa-syu:どんなワイン造りを目指していますか?
川田:まず、近隣にワイナリーというものがないのと、島内にワインを飲む人が少ないということもあるので、まずは固定概念にとらわれずに、きちんと美味しいもの造る、ということを念頭に置いています。例えばウチでは混醸もやっていて。2017年のファーストヴィンテージの頃から、シャルドネとマスカット・ベーリーAを混醸して造っているワインなど、赤と白を混ぜる取り組みもしています。"ワインってこうじゃなきゃいけないんだ"って固定概念はちょっと置いておいて、この島の美味しさ、島の雰囲気っていうのを出せるような、そういった醸造ができればなというのは、普段から心がけています。あとはやっぱり柑橘のワインには力をいれています。柑橘は、果実の糖度自体は12〜13%なので、アルコール度数も高いもので6.5%ぐらいと軽め。酸味もあって、ウチはスパークリングで仕上げているんですが、すっきり飲める感じのお酒です。冷やして外で飲んでもらったり、バーベキューで飲んでもらったり、夏の瀬戸内を感じるのにぴったりのお酒です。『島みかん』っていう商品名で販売してるんですけれども、柑橘のお酒のことをなんて呼んだらいいか、当初は迷っていて(笑)。みかんワインっていうと、ワインはブドウだ、って言われたりするし…。柑橘シードルって言うと、シードルはリンゴだ、ってなるし。オレンジワインとも混同されそうになりますし(笑)。

※画像はイメージです。「2022 島白 マスカットベーリーA×シャルドネ」は完売しました。

2022 島白 マスカットベーリーA×シャルドネ/SOLD OUT

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wa-syu:最近は『島みかん』、柑橘のお酒として定着しつつあるように思います!醸造に関してのこだわりは?
川田:本当にブドウを見て、造り方は判断しています。このブドウであれば、添加酵母も亜硫酸も入れずにナチュラルでいけるな、という形なら使わないですし。必要なら酵母にも頼ります。柑橘のお酒については、そもそもphもそんなに高くないし、酸もちゃんとあるので、亜硫酸を入れる必要もないので、全部ナチュラルに造っています。そのあたりはもう、原料の声を聞きながら、状態を見ながら、本当に必要なものだけを使って"なるべく使わないものは使わない"っていう形でやっています。
wa-syu:これからの計画などがありましたら教えてください。
川田:ワイナリー自体の従業員は今3名。祥子が事務局の責任者。栽培醸造の現場は、僕とあともう1人、計2名で回しているのでカツカツですね(笑)。+αでアルバイトや、将来ワイナリーをやりたいという研修生も来てくれています。生産量は2022年の例で、自社畑の大三島産のブドウでだいたい6,000本ぐらい。委託醸造も受け入れていまして、委託醸造がだいたい1,500本ぐらいなので、ブドウのワインがだいたい7,500本ですね。あとウチは柑橘やイチゴなど、他の果物でもお酒を造っていて。そういったブドウ以外の果実酒がだいたい3,000本ぐらいなので、合計1万本ちょっとなので、ゆくゆくはブドウのワインだけで、年間2万本の生産規模が目標です。

2021 島みかん HANAZAWA NATURE 温州スパークリング[375ml]/1,650yen(税込)
【wa-syu限定】島みかん3種飲み比べセット/5,280yen(税込)

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しまなみ街道唯一のワイナリーとして。みんなの手仕事が見える、大三島を感じ取れるワインを造っていきたい。

wa-syu:ワイナリーの強みとはなんでしょうか?
川田:瀬戸内の島にある、しまなみ海道では唯一のワイナリー、ということでしょうか。大三島という特別な地で、非常に海が近く、穏やかな環境で、畑から海が見える。そういったところは一番の強みかなと思います。また、代表の伊東が世界的に有名な建築家というところで、ラベルデザインやブランディングも特長のひとつだと思っています。あとは、この"みんなのワイナリー"という名前のとおり、手作りで、みんなで造ってきたワイナリーであるということ。醸造所も、伊東が主催する建築研究室の学生さんたちと僕らでセルフビルドで建てたものですし、畑も島のみなさんと、自分たちでいちから作っている。そういった、何か手仕事の形が見えるワイナリーというのは、強みかと思います。
wa-syu:ワインに合わせる、地元の食材でおすすめのものは?
川田:もう鯛とか、贅沢ですがたくさんあります!あと広島にも近いので牡蛎も有名ですし。畑が海に近いので、ワインも銘柄によっては味わいの中に塩味を感じたり、ミネラル感として塩味が残ったりします。なので、海の食材を合わせて、できれば外で海を見ながら飲むと、いっそうおいしく感じます。
祥子:明るい日差しの中で飲むようなワインかな、って思います。やっぱりみんなで、わいわい楽しくいただくようなイメージです。あと、冬は季節限定で販売している、イノシシレモン鍋もおすすめです!
wa-syu:『大三島みんなのワイナリー』のワインを飲む人に向けてメッセージを!
川田:このプロジェクト自体が、大三島という島を知ってもらいたい、ということに端(たん)を発しています。ボトルに詰められたワインを飲むことで、大三島を感じてもらえればうれしいですね。その後にまたぜひ、大三島に足を運んでもらって、もっとワインを美味しく感じてもらえたら幸せです!
wa-syu:本日は、お時間をいただきまして、ありがとうございました。

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大三島の日本ワインを抜栓すれば、風光明媚な瀬戸内の島の風景が目に浮かぶ。wa-syuがセレクトしたワインたち。

初コラボレーションは珍しいみかんのお酒!大三島みんなのワイナリー×wa-syu『島みかん ブラッドオレンジ スパークリング 2022』

愛媛・大三島でとれた柑橘をお酒にした人気シリーズ"島みかん"から、『wa-syu』とコラボレーションした新作のフルーツワイン『島みかん ブラッドオレンジ スパークリング 2022』が登場!

気鋭の醸造家、大三島みんなのワイナリーの川田佑輔さんが、自社以外でセレクト。いま、日本ワインで選ぶならこの4本

風光明媚な愛媛県の島にある『大三島みんなのワイナリー』の醸造家、川田佑輔(かわたゆうすけ)さん。あえて自社以外の銘柄で、おすすめの日本ワイン4本を選んでもらいました。

シリーズ・日本ワインが生まれるところ。愛媛『大三島みんなのワイナリー』にインタビュー!

日本ワインは人とブドウのストーリーから生まれます。ますます日本ワインが好きになる、そんな素敵なワイナリーを、wa-syuが独自取材で紹介。Vol.5は、愛媛県今治市大三島町の『大三島みんなのワイナリー』。

PROFILE
川田佑輔(かわたゆうすけ)/大三島みんなのワイナリー栽培・醸造責任者

1985年生まれ、静岡県出身。ワイン好きが高じてレストランサービスの仕事に就き、ソムリエ資格を取得後、ワイン醸造の魅力に魅かれ、日本唯一のワイン専門機関であるワイン科学研究センターを持つ山梨大学へ進学。在学中には、ワインのコルク臭の原因と改善策についての研究や、非ブドウ栽培適地におけるブドウ栽培について研究する傍ら、日本各地のワイナリー研修に参加。その後、大三島に移住し、2015年に建築家・伊東豊雄(いとうとよお)氏が代表を務める株式会社大三島みんなのワイナリーを有志の協力のもと創立。現在は大三島みんなのワイナリーにて栽培・醸造をおこなう。

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大三島みんなのワイナリー
愛媛県今治市大三島町宮浦:(株)大三島みんなのワイナリー

大三島みんなのワイナリーは、島の魅力を表現する方法のひとつとして2015年11月に設立。えひめ産業振興財団地域密着型ビジネスにも認定されました。ワイナリー代表は、建築家の伊東豊雄(いとうとよお)氏。栽培醸造責任者の川田佑輔(かわたゆうすけ)氏を中心に、2015年に耕作放棄地を開墾しシャルドネ・ヴィオニエを、翌年にはマスカット・ベーリーAを植樹。2017年に大三島産醸造用ブドウを初収穫し、委託製造によるワイン製造をスタート。2019年秋、大三島に自社の醸造所が完成し、今では栽培から醸造までを一貫して島内でおこなっています。大三島を象ったロゴは、日本を代表する著名なグラフィックデザイナー、原研哉(はらけんや)氏がデザイン。

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シリーズ・日本ワインが生まれるところ。ワイン造りの現場にwa-syuが特別インタビュー!

日本ワインは人とブドウのストーリーから生まれます。ますます日本ワインが好きになる、そんな素敵なワイナリーを、wa-syuが独自取材でご紹介!

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日本ワインで、日本をもっと深く知る。
エリア別ワイナリーガイド

日本の感性と職人技を生かした名品が次々と誕生し、国内外の食通を惹きつけながら、進化し続ける日本ワイン。南北に長い日本列島の各地で栽培・収穫されたブドウのみを使用し、日本国内で製造された「日本ワイン」は、その地域の気候や品種によって性質もさまざまで、そのため多様性に富んだ味わいが特徴です。北は北海道、南は九州・沖縄まで。日本全国より、wa-syuが厳選した50以上のワイナリーをエリア別ガイドでご紹介します。

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