リンゴのお酒もエリア別で紹介!日本のシードルも個性で選ぶ時代!

リンゴのお酒、シードルに魅せられた造り手・飲み手が急増中!さまざまなエリアから到着したシードルの個性を飲み比べて、ぜひその奥深さを味わって!

西洋では古くから愛されてきたリンゴのお酒。低アルコールのトレンドと相まって、日本でもすでに大ブーム!

リンゴを発酵させて造るお酒・シードル(仏:cidre/英:cider)は、ヨーロッパでは古くから愛されてきた飲み物です。フランスのブルターニュ地方やノルマンディー地方のものが特に有名で、ブドウのワインに勝るとも劣らない人気を誇ります。日本ではもともとリンゴの栽培が盛んだったこともあり、シードルの原料であるリンゴは比較的手に入りやすい環境。また新規就農・酒造免許取得したワイナリーが、ブドウを植え付けて収穫を迎えるまでの3年間に、買い入れたリンゴなどによるシードル造りを手がけるケースが多いことなどもあり、この数年間で銘柄は非常に増えており、個性的な味わいも出てくるようになっています。今ではシードルだけを造る"シードルリー"も登場しています。また、シードル専用品種で造ったり、リンゴの収穫時期をシードル用に調整したり、フレーバーを加えたりするなど、より美味しいシードルを造るためのノウハウもどんどん進化しています。

写真左から:
多田シードル 辛口[360ml]/990yen(税込)
りんご屋まち子のアップルシードル/2,530yen(税込)
HOCCA Cidre Dry/1,870yen(税込)
2021 ファンピー シードル/3,080yen(税込)
シードル ミニ 2020/990yen(税込)
シードル[200ml]/880yen(税込)
シードル 2021/1,980yen(税込)
山脈 シードル 2019 樽熟成/2,530yen(税込)
シードル 赤来/2,530yen(税込)

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おすすめエリア①東北地方:岩手『THREE PEAKS』、山形『HOCCA WINERY』

写真左から:
[岩手]THREE PEAKS:りんご屋まち子のアップルシードル/2,530yen(税込)
岩手県大船渡市の家族経営ワイナリー『THREE PEAKS(スリーピークス)』が手がける、辛口フルーティーな味わいのシードル。岩手県で最も古い130年以上の歴史があるリンゴの産地、「陸前高田市の米崎リンゴを守りたい」という想いから誕生。リンゴを低温で時間をかけて発酵させ、澱引き・濾過の後、瓶内二次発酵したすっきり辛口の味わいは、魚介とも相性が抜群です。アルコール度数8%で気軽に楽しめるのも魅力。ワイナリーの代表・及川武宏(おいかわたけひろ)氏のお母さまであり、リンゴ園を一手に引き受ける「まち子」さんが銘柄名の由来です。
[山形]HOCCA WINERY:HOCCA Cidre Dry/1,870yen(税込)
山形県鶴岡市にある日本酒蔵『奥羽自慢(おううじまん)』が経営する『HOCCA WINERY』が手がけるシードルは、ふじ、紅玉、早生品種のふじの3種類のリンゴを、バランスを見ながらブレンドしている王道の味わい。ガスボリュームも高めで、すっきりシャープに飲めるのもポイントです。冷やしていると爽やかな口当たりと酸味が楽しめ、時間が経ってやや常温に戻していくと、優しいリンゴらしい甘みが出てきます。2019年の「Fuji Cider Challenge(フジ シードル チャレンジ)」でゴールドを受賞、「JAPAN CIDER AWARDS(ジャパン シードル アワード)」では、テイスト部門「日本ドライ500ml以上の部」星2つ、デザイン部門「ラベルの部」では、最高評価の星3つを獲得しています。

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おすすめエリア②中部:山梨『ルミエールワイナリー』、長野『楠わいなりー』、新潟『カーブドッチ・ワイナリー』、富山『SAYS FARM』

写真左から:
[新潟]カーブドッチ・ワイナリー:2021 ファンピー ホッピー サイダー[330ml]/1,320yen(税込)
シードルにホップを浸した造りで、『カーブドッチ・ワイナリー』初の試み!アメリカ発ハードサイダーの流れを汲んだ、リンゴの発泡酒です。クラフトビール感覚で瓶からそのまま飲むのがおすすめ!特別に集められた完熟小玉の「ふじ」と「シナノゴールド」を主体に、「摘果果(てきかか)」と呼ばれる未成熟なリンゴ品種を使用した、フルーティーな辛口のシードルです。
[山梨]ルミエールワイナリー:シードル 2021/1,980yen(税込)
ワイン県の中でもとりわけ歴史の古い、代々続く老舗わ『ルミエールワイナリー』が発信するシードルは、エレガントで美しい一本。山梨県産のリンゴを使い瓶内で発酵させ、果実本来の風味を活かすため「無濾過」で仕上げた辛口シャープなタイプです。アルコール度数8%なので、休日の朝やランチに気軽に楽しめるのも魅力!リンゴのポテンシャルの高さを感じさせてくれます。
[長野]楠わいなりー:山脈 シードル 2019 樽熟成/2,530yen(税込)
自社栽培のリンゴ品種を複数ブレンド!ふじを主体に紅玉(こうぎょく)、秋映(あきばえ)、シナノスイート、シナノゴールドが使用されています。1年間の樽熟成によるコクが堪能できる、味わい深い辛口が特長です。9%と低めのアルコール度数で、ブランチやリラックスタイムなど、ビール感覚で幅広いシーンで楽しめるのも魅力です。
[新潟]カーブドッチ・ワイナリー:2021 ファンピー シードル/3,080yen(税込)
完熟小玉のふじ、シナノゴールドを主体に、摘果果と呼ばれる未成熟なリンゴを使用。シードル専用酵母で発酵後、瓶内二次発酵したフルーティーな辛口タイプのシードルです。シードル初心者さんも違和感なく楽しめる味わいに仕上がっています。"ファンピー"は、味わいも価格帯も、カジュアルポップにハッピーに楽しめる人気シリーズです。
[富山]SAYS FARM:シードル[200ml]/880yen(税込)
入手困難な大人気ワイナリー『SAYS FARM(セイズファーム)』が手がけるシードルは、ブルターニュ地方の製法にならって造られた、スモークのニュアンスも感じられる、辛口微発泡タイプ。仕込みが始まるのは、外気温が氷点下になる12月の終わり頃。低温状態で一次発酵が始まるため、2カ月半ほどかけてゆっくりと発酵が進みます。その時々の温度を活かし、大切に仕込むことで氷見の気候を表現。きめ細やかな天然ガスに仕上げるため、二次発酵も3カ月以上かけています。穏やかな酸味の後に残る、焼き菓子のようなほろ苦さ、芳醇な香りと優しい飲み口。幅広いシーンで気軽に楽しめる375mlのミニボトルです。

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その他のエリア:北海道『多田ワイナリー』、東京『BookRoad ~葡蔵人~』、島根『奥出雲葡萄園』

写真左から:
[北海道]多田ワイナリー:多田シードル 辛口[360ml]/SOLD OUT
北海道・上富良野発、瓶内二次発酵させ無濾過で仕上げた、心地よい泡と爽やかな味わいが魅力の本格辛口シードルです。ピクニックやブランチなど幅広いシーンで活躍する360mlボトルサイズ。『多田ワイナリー』を運営する『多田農園』の3代目であり、造り手である多田繁夫(ただしげお)氏が、ワイナリー設立前にシードルの本場、フランスのノルマンディー地方のオーベルジュで飲んだ自家製シードルの感動がシードル造りのインスピレーション源です。
[東京]BookRoad ~葡蔵人~:シードル ミニ 2020/990yen(税込)
2017年、東京台東区で設立された都市型ワイナリー『BookRoad(ブックロード) ~葡蔵人~』が発信!ワインでも特長的なポップなラベルが、シードルにも使われています。長野県安曇野市産のシナノゴールドとふじを使用した、瓶内二次発酵の本格派。改良を重ね、ふじの良い香りとシナノゴールドの果実感、それぞれの良いところを生かすように工夫して造られました。辛口タイプで料理との相性もよく、ピクニックやブランチなど、幅広いシーンで活躍する250mlのミニボトルです。グラス要らずでそのまま気軽に楽しめるのも魅力。
[島根]奥出雲葡萄園:シードル 赤来/2,530yen(税込)
山陰地方を代表するワイナリー『奥出雲葡萄園』がリリース。島根県飯石郡南町の赤来高原産のリンゴを使って、瓶内二次発酵で造ったやや辛口のシードルです。ほのかなリンゴの風味と爽やかな酸味、溌剌とした喉越しは、合わせる料理を選ばず、さまざまなシーンで楽しめる味わいです。話題の低アルコールタイプなので、ランチやブランチのシーンにもおすすめ。おすすめのペアリングは白カビタイプのチーズ、鮎の天ぷら、サンマの塩焼き、山菜料理など。

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さまざまな料理ともあわせやすいシードルは、ランチやピクニックでも楽しんで!

低アルコールのシードルは、ディナーだけでなく、ランチやピクニック、BBQなどカジュアルに味わえるのも魅力!エリア別に飲み比べしながら、お気に入りのペアリングを見つめてみるのも楽しみ方のひとつです。

写真左から:
REGALO 2021 青林 シードル/2,310yen(税込)
2021 ファンピー シードル/3,080yen(税込)
サンサン サイダー ヴァンヴェール 2019/2,200yen(税込)

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日本人にとって最も馴染み深いリンゴ品種「ふじ」。そのまま食べても楽しめますが、シードルの原料としての魅力も、ぜひ味わってみてください。

日本ワインで、日本をもっと深く知る。
エリア別ワイナリーガイド

日本の感性と職人技を生かした名品が次々と誕生し、国内外の食通を惹きつけながら、進化し続ける日本ワイン。南北に長い日本列島の各地で栽培・収穫されたブドウのみを使用し、日本国内で製造された「日本ワイン」は、その地域の気候や品種によって性質もさまざまで、そのため多様性に富んだ味わいが特徴です。北は北海道、南は九州・沖縄まで。日本全国より、wa-syuが厳選した50以上のワイナリーをエリア別ガイドでご紹介します。

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ワイン造りの現場にwa-syuが特別インタビュー!
シリーズ・日本ワインが生まれるところ。

日本ワインは人とブドウのストーリーから生まれます。ますます日本ワインが好きになる、そんな素敵なワイナリーを、wa-syuが独自取材でご紹介!

 

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